ラッキーバンクの元本返還と問題続発maneo組
2018年はソーシャルレンディング受難の年と思っていましたが、2019年はそれを超えるさらなる災厄の年となりそうです。ラッキーバンクの問題が損失確定で終焉したのと同時に、maneoファミリーと呼ばれるmaneo子会社で次々に問題が起こっています。
ラッキーバンクの毀損した元本が戻ってきた
去年の年末にサービサーに債権を売却したことで投資元本を大幅に割り込むことが確定したラッキーバンクですが、本日1月8日付でその毀損した元本の振込がありました。ひとまず、元本全額を持ち逃げする可能性は否定されました。
当サイト管理人も被弾しており、投資元本が大幅に減った金額が今日振り込まれていました。
私が投資した案件は一部欠損率が低く6割くらい戻ってきたものがあったため、被害率は投資金額に対して55%ほどでした。当初の計算では50億円のうち16億くらいしか回収できず66%ほど被害を受けるものと予想していたため、多少はマシな結果となりました。
しかしラッキーバンクのやっていることは「身内への融資」「ずさんな審査」「虚偽の情報掲載」と詐欺と判断されてもおかしくないものです。すでに動きている法律事務所もあり、集団訴訟も集まり始めています。
maneoファミリーがヤバイことになっている
それよりもまずいことになっているのはmaneoの子会社です。
maneo子会社は10社ほどがあり、maneoと資本関係があるソーシャルレンディング事業者です。どこも中小企業融資特化や太陽光事業融資特化など、それぞれPRポイントを持った事業者でなかなかおもしろかった業者です。それが問題だらけです。
キャッシュフローファイナンスでも期失が発生
この事業者の1つ「キャッシュフローファイナンス」でも期失が発生中です。【利回り8%】東京都葛飾区 不動産ローンファンド(4~8号)において元金の返済遅延が発生、maneoは回収に動いていますが一連の流れを受けた期失のため悪い傾向になりかねません。
【延滞発生に関するご報告】
クラウドリースでも期失が発生
同じくmaneoファミリーの1つ「クラウドリース」でもさらに大量の案件で期失が発生しています。情報は他ブログの方や「レンダーダウン」というソーシャルレンディングの掲示板などで出ていますが、まだHP上では出ていません。
おそらく近いうちに掲載されるはずですが、被害を受けたファンドの投資者だけに直接メールを送っているようです。情報の開示が遅く、他maneoファミリー同様に信用を疑う行為です。
maneoファミリーのまとめ
maneoファミリーと言うべきmaneo子会社10社がありますが、そのうちすでに4社において問題が起こっており親会社のmaneo自体もローン返済の遅延を連発しています。とにかく問題が連鎖的に発生しており、これではラッキーバンクやみんなのクレジット同様、会社同士で資金を融通しあっていたのではないかと疑いの目を向けても当然の行為です。
maneoファミリー | 特徴 | 起こした問題 |
---|
プレリートファンド | 不動産融資 | |
アップルバンク | 中小事業融資 | |
キャッシュフローファイナンス | 事業や不動産融資 | 大量案件で期失 →一部回収 |
さくらソーシャルレンディング | 地方創生事業融資 | |
グリーンインフラレンディング | 太陽光融資 | 全案件募集停止 詳細不明 |
アメリカンファンディング | アメリカ不動産特化 | |
スマートレンド | 優良事業融資 | |
クラウドリース | ベンチャー企業融資 | 大量案件で期失 →全案件で期失!? |
ガイアファンディング | 海外不動産特化 | 全案件募集停止 詳細不明 |
LCレンディング | 不動産特化 | |
ソシャレン業者選び
✓信頼できる業者はどこか 上場企業や大手業者グループ きちんと信頼できる仕事をしている
SL業者を選び直しましょう
ソシャレンの匿名性の問題を解決した
透明性の高い不動産型CF
関連記事