トラリピでレンジが強いMXNペアを追加してみる

トラリピの運用を始めてから早1年半ほど。豪ドルとNZドルに設定したことで2019年の前半は含み損に苦しみましたが、結果的にあれほどの相場下落でもレバレッジの面で安全であることを再確認できました。

正直なところ、最近の低ボラ相場では少々リスクを取らなすぎであることも感じていたので、ここで1つ通貨ペアを追加しようと思います。

どんな通貨ペアがいいのか?・・・トラリピは同じ価格をいったりきたりするレンジ相場が一番おいしい相場になります。となると下記のような一定幅のいったりきたりする通貨ペアが最適です。

これ、実はMXNJPYのチャートです。

高金利通貨として有名なMXNJPYが意外とトラリピ向きなのです。

記事の内容

  • トラリピにMXNJPYペアを追加
  • トルコリラや南アランドより、なぜメキシコペソか?

高金利通貨としてのメキシコペソ

管理人の個人的考察になります
投資は自己責任で 

超長期では下落トレンドだが、短期は理想的なレンジ

メキシコペソは過去にはデノミも行ったことがあるなど、歴史的にはそれほど信用があった通貨ではありません。

主にアメリカの影響を強く受けるメキシコ経済の不安定さもあって、通貨価値は安定せず長期トレンドではずっと下落トレンドを形成しています。高金利ということは、インフレが高い国の通貨なのですから通貨価値が減っていくのは当然のことです。

下図:MXNJPY月足チャート

しかしここ数年の短期的チャートに注目すると、驚くほどきれいなレンジ相場となっているのです。

特に2017年からは見事なレンジ相場を形成しており、上値は6.4000ほど、下値は5.0000がきれいにサポートされています。

下図:MXNJPY週足チャート

知っての通りトラリピは同じ価格帯をいったりきたりする相場が一番”おいしい”わけです。

トラリピは一定のレンジ幅を何度もリピート(繰り返し)して注文する機能です。下記のように同じような相場が続いているときにこそ最大の効果を発揮します。

このようにずっとレンジ相場が続くことはあまりなく、非常にチャンスであるわけです。

もちろんいずれかの時点でどちらかにブレイクアウトする可能性も除外することはできません。

 

買いで向かえば高いスワップももらえる

またメキシコペソは高金利通貨でもあります。

2019年末時点で政策金利は7.25%と先進国の金利1~2%と比較しても数倍の水準にあります。

仮に「買い」方面でトラリピを展開していけば、売買差益がなかなか取れない状況が続いたとしてもスワップポイントが積み重なることになり、両方で収益のチャンスが増えます。以前、金利が高かった頃の豪ドルやNZドルでも同じことが言えました。

とはいってもマネースクエアは数あるFX会社の中でもスワップポイントは低いFX業者。

ホームページで公開されているスワップ履歴を見てもプラススワップが+5円に対して、マイナススワップが-115円と2桁も違うとんでもないスワップ・スプレッドがある業者です。

スワップはあくまでおまけ程度と考えるべきでしょうね。

 

トルコ、南アフリカと比べてのメキシコペソ

 

チャート的にトルコも南アフリカも適さない

高金利通貨といえば、メキシコペソの他にトルコリラや南アフリカランドもあります。

ではペソ以外の通貨はトラリピにはどうなのか?

はっきりに言って両方ともトラリピには適していないと判断しています。

理由はランドやリラのような新興国通貨はインフレの強い国のため長期的に通貨が下落していくことがほぼほぼ決まっているからです。その下落というのは2018年のトルコリラ暴落でも痛いほど分かっている方も多いでしょう。

ZARJPYの月足をみるとずっと下落していることがわかります。

下図:ZARJPY月足チャート

トルコがそうであったように新興国は何時通貨が暴落しないとも限りません。特に南アフリカもインフレが収まっておらず、トルコのような資金還流に巻き込まれたり、外交問題が起きたりすればあっという間です。なにより長期下落トレンドで買いを仕掛けるのはハイリスクでしかありません。

あくまで今回のメキシコペソは相場が比較的安定しつつ、レンジ相場が続いているという限定的な条件下でのみ行える取引とするつもりです。

 

MXNJPYにトラリピを設定する

MXNJPYにトラリピを仕掛けるにあたって前提条件を決めておきます。

  • 高金利通貨のトラリピは基本しないが今回は例外
  • 例外の理由は週足での「レンジ相場」故
  • つまり上記レンジ相場が崩壊した時点でトラリピは止める

上記のようにトラリピに適した ”レンジ相場” が続くことを前提としたトラリピにするつもりです。

南アフリカランドを長年見てきて、高金利通貨は確かに一時的にレンジ相場になることもありました。しかし一度下方向にブレイクすると一気にレンジがきり下がっていくパターンを見たことがあります。

MXNが将来そうなると言い切れるわけではないものの、長期的には下落する高金利通貨がレンジ崩壊した場合は長く保有していく理由はないと考えています。

トラリピの設定を考える

トラリピを設定する値幅はもちろんレンジ幅の「4.8000-6.4000」の間。

また高値づかみをしないためにも上限を5.8000に設定しました。

トラップ幅は0.05刻みで、利益確定幅も500円。トレール設定はしません。

また上述したようにレンジ崩壊した場合は潔く撤退するためにストップロスも設定。

実際に設定した画面がこちらです。

改めて見るとちょっと下方向に入れ過ぎかもしれませんね。

 

今後のMXN運用方針

あとは状況を少し見ながら、トラップ幅を狭くするか、注文枚数を増やすことを考えています。

基本、高値づかみはしないよう注文価格帯を高くすることはせず、1~2ヶ月運用して注文が少ない場合は枚数を増やすことを検討しつる放置に入ろうと思います。

 

最初に設定すれば自動的に運用され
チャートを見続ける必要はありません

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実際に運用して順調に運用できています。

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