日本は子供に全くお金をかけてくれない教育の最貧国

他の国では貧乏でもいい教育が受けられる

現在の日本の教育現場は、”ゆとり教育” で教育内容はスカスカであり、”でもしか先生” のように教育に熱心でない、無能な教師がのざばっているのが日本の教育の現状です。そのためバカをばっかりを生み出す教育崩壊を起こしています。しかし、お金持ちだけが通えるような一部の有名私立学校では、しっかりとした教育を起こっています。その結果、貧乏人はバカ学校へ行かなければならず、金持ちだけが優秀な学校にいけない教育格差を起こしています。

しかし学生の中には 『お金もちだけがいい教育を受けられるのは普通じゃない?』 と考えてしまっているかもしれません。実はこれは違うのです。他の国と日本を比較してみると、教育の先進国であるヨーロッパのほうでは、大学までほとんど教育費がかからないところがたくさんあります。お金がないから良い教育を受けられないといったことは先進国では稀なことなのです。日本は教育に使っている税金が非常に少ない ”子どもに優しくない国” なのです。

では、教育に関する世界とのデータをみて
日本がどれだけ ”こどもに優しくない国”
かどうかを見ていきましょう。

日本は教育にお金使わない教育貧国である

世界各国のGDPにおける教育関連の支出割合

上の図は世界各国のGDPにおける教育関連の支出割合を表したものです。要は、国のお金をどのくらい教育へ使っているかということですね。図を見れば一目瞭然のように日本の教育支出の割合は世界最低レベルにあります。日本は、あんなにたくさん税金を取っているのに、そのお金を全然教育に使ってくれないのです!デンマークやスウェーデンなどの北欧諸国との差は倍以上にもなり、教育先進国北欧と教育貧国である日本との差が確実に表れています。

また、その図で注目すべきなのは ”自己責任” をどこまでもつらぬいている格差社会の先進国アメリカですら、日本よりもはるかに教育に対する姿勢が強いということです。日本より下にいるのは、のんびり生活が好きで世界遺産の観光などで成り立っているギリシャだけです。そのギリシャは怠惰が過ぎて国家が崩壊してしまいました。公務員大量リストラ、年金没収!日本もこうなりかねません。お金をかければ必ず成績があがるというものでもありませんが、この姿勢は日本が教育に関心が無い教育最貧国ということを物語っています!

最近は、消費税など増税が叫ばれていますが、
増税されても教育にお金を使わないのは明白です
むしろ景気がさらに悪くなって
そのしわ寄せを弱者の若者に押し付けることは確実です

日本は教育に政府が全然協力してくれない教育貧国

さらにショッキングなデータがあります

世界各国の高等教育(大学や専門学校など)に対する公費の負担率

上の図は世界各国の高等教育(大学や専門学校)に対する公費の負担率を表したものです。公費の負担率とは、授業料などの教育にかかるお金を、政府がどれだけ負担してくれるかの割合のことです。例えば大学の授業料が100万円だとしたら、負担率80%のスウェーデンなら80万を政府が出してくれるので、家庭の支出は20万円で済みます。これが日本だと、13%しか政府が出してくれないので、残りの87万円が自己負担になってしまうのです。そう、日本の高等教育に対する公費負担は世界最低なのです。

スウェーデンなどの北欧の国はすごいですね。北欧諸国は教育にとても厚い保障が整っているので、子供が望めば大学までほとんどお金をかけずに行くことができるのです。日本とは、まさに天国と地獄ほどの差がついてしまっているのです。こんな状態で、日本は教育最貧国でないと誰が否定できますか?比較対象としてもう一度述べますが、 ”自己責任” をどこまでもつらぬいている格差社会の先進国アメリカですら、日本よりもはるかに高い20%の負担率を誇っています。

日本の大学は学が身につかないのに大金がかかる最低の環境

次に学生さんに一番身近な
”大学” のデータをみてみましょう。

日本の大学というと、上から順に東大、京大、旧帝国大学、早慶上理、MARCH、日東駒専などが挙げられます。こうしてみると日本の大学というのは非常に私立大学が多いですね。そう、日本ではかなりの私立大学があることになります。この数は少子化の時代でもどんどん増えていって、なんと日本の大学の70%以上が私立大学なのです。しかし私立大学が国公立大学よりも多い国って、ほとんどないことを知っていますか?

世界の大学における私立と国公立の割合別:日本は私立が圧倒的に占めており、国がいかに公費をいれていないかが如実に現れている

上の図はOECD加盟国の国公立・私立大学の割合をあらわしたものです。なんと私立大学が国公立を超えているのは世界的にも日本と韓国だけなのです。他の国では私立大学というのは少数派であり、国公立が普通なのです。オーストラリアやデンマークなどでは100%が国公立になっています。

これは日本がどれだけ公費を大学へ投入せずに
教育を民間に丸投げしている証拠なのです

国名国旗国公立(%)私立(%)授業料(ドル換算)
アメリカ69.230.84,587$
オーストラリア99.90.103,781$
日本24.975.13,747$
韓国22.377.73,623$
ニュージーランド98.11.902,538$
スイス95.05.001,132$
イタリア93.76.30983$
ポルトガル72.127.9868$
スペイン87.412.6801$
オーストリア90.010.0800$
フランス90.010.0462$
ハンガリー88.311.7351$
チェコ95.02.00無料
デンマーク99.70.30無料
フィンランド87.013.0無料
アイスランド87.013.0無料
ノルウェー88.012.0無料
スロバキア99.30.70無料
スウェーデン93.36.70無料

また日本の大学は授業料も際立って高い数値を出しています。ご存知のとおり今の日本の大学というのは、少子化による大学全入学時代をむかえたことで ”分数ができない大学生” ”イラクがわからない大学生” などといった、とてつもないバカを量産している学が身につかない機関です。それなのに、授業料は世界TOPレベルなのです。こんな教育機関には行く価値がほとんど無いのですが、現実は学歴社会を色濃く残しているために、学歴を得るために大学に通わなければいけません。

日本の大学は、堕落した機関でありながら
”学歴” という買い物をするためだけに
行かざるを得ない最低の教育機関なのです。

その結果、一部大学ではAランクから数えて6番目くらい・・・Fランクの大学「Fラン」には分数ができない大学生まで出る始末です。

教育崩壊によって分数ができないバカは想像以上に増えている

日本教育は世界最低レベルであり、これからもバカが量産される

上記のように日本の教育というのは世界的に見ても、政府が教育に全く強力もせず、また教育費も負担してくれない最低の状況ということができます。そう、日本の教育とは完全に民間まるなげなのです。政府による援助がないのですから、結果的に教育にかかるお金は親たちが負担しなければいけません。すると、金持ちほどいい教育が受けられ、貧乏人はいい教育を受けられない教育格差がさらに広がるのです。また、最近は私立大学への助成金を引き下げたりしてますので今後もさらに悪化するでしょう。

このまま世界最低の状況が続いていけば日本にはどんどんバカが量産されていきます。 『バカは1人いれば賢者100人分の愚行を行ってくれる』 といわれるようにバカが多くなれば、それだけ日本の国力は低下します。その結果日本は貧しくなって、あなたたち10代の方が大人になる頃には、さらにひどい状況になってしまうでしょう。

しかし、多くの企業はバカが増えると ”安い金でコキ使える労働力が増える” と喜んでいる始末です。企業にとっては労働基準法も理解できず偽装請負も見抜けないようなバカは、いくらでも賃金をごまかすことができる最高においしい労働力です。このままの教育環境が続いていけば、日本にはバカが量産されて、ずる賢い企業に搾取される学の無い貧困層がどんどん増えていくでしょう。バカが増えれば増えるほど、貧乏人が増えてしまい、格差社会に拍車がかかるのです。

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