年俸総額200億円、資産300億、イチローの資産

イチロー選手は2019年3月21日。東京ドームにおける開幕戦に出場したのを最後に、MLB引退を発表しました。イチロー選手お疲れ様でした!

NPB 951試合 打率353 安打1278 HR118 盗塁199
MLB 2653試合 打率311 安打3089 HR117 盗塁509 

>>MLB公式サイトより発表

イチローがもらった年俸の推移

日本どころか、今や世界のイチローとなった鈴木一郎選手。松井やダルビッシュのような派手さはなくても40歳を超えてもなお現役でいつづけ、2008年には5年で9000万ドルという破格契約を結ぶなどイチロー選手のお金についてはだれでも気になってしまうところです。日本時代から多額の年俸をもらっていたイチローは大リーグに渡り、大きな怪我もブランクもなく安定的に40歳を超えても現役で居続けました。年俸の推移は次のとおりです。

<オリックス・ブルーウェーブ時代>
1992年 430万円(契約金4000万円)
1993年 800万円
1994年 800万円
1995年 8000万円
1996年 1億6000万円
1997年 2億6000万円
1998年 4億3000万円
1999年 5億円
2000年 5億3000万円
<マリナーズ時代>
2001年 約5億6666万円($5,666,667)
2002年 約3億6960万円($3,696,000)
2003年 約4億6666万円($4,666,667)
2004年 約6億5000万円($6,500,000)
2005年 約12億5000万円($12,500,000)
2006年 約12億5000万円($12,500,000)
2007年 約12億5000万円($12,500,000)
2008年 約18億円($18,000,000)
2009年 約18億円($18,000,000)
2010年 約18億円($18,000,000)
2011年 約18億円($18,000,000)
2012年 約18億円($18,000,000) 
<ヤンキース時代>
2013年 約6億5000万円($6,500,000)
2014年 約6億5000万円($6,500,000)

総資産300億円は資産管理会社で妻が管理

イチローの総資産は300億円超え

年俸の総額だけでも180億円は下りません。実際は円安円高の違いで円安になっている現在では200億円は超えているでしょう。ドル資産だけでも1億6000万ドル以上あります。

無論これは年俸だけの情報であり、2012年などはスポンサー収入などで約700万ドル(約5億6700円)の収入があると言われ、2012年などは20億円を軽く超えていたと言われています。

ユンケルなど、イチローは成績が安定しているためCMにも安定して起用され続けています。ちなみに 「ユンケルも毎日、飲んでますよ。これは16年、一日も欠かしたことはありません」 と語っています。

その資産は資産管理会社(IYIコーポレーション)を設立し会社を妻に任せているみたいです。奥さんは元・TBSアナウンサーの福島弓子で、会社を通じて不動産や事業など多角経営をしているみたいです。

セレブ御用達となっている「eN Salon」というエステサロンのオーナーにもなっており、資産規模は日本円で200億円は超えて300億円を超えているという話です。

イチロー夫人「300億円財テク」と「大リーグ奥様会君臨」の凄腕

節税も一流?

日本もアメリカも億を稼ぐ人の税金は半分と言われています。

実際日本は50%(55%)、アメリカは連邦税約40%+州税で約50%取られることから間違ってはいません。

200億円超えと言われるイチローの年俸も税金で取られる分を考えれば、100億円超えしか残らないのかもしれません、しかし法人にすると日本もアメリカも圧縮することができます。

それ故アメリカでは資産管理会社を作る金持ちは多いです。特にトランプ減税によって法人税が大きく引き下げられたので、法人での資産管理をしている人にとってはトランプ様様になっています。

しかも日本とは違いアメリカでは州によって税率が違います。一番高いカリフォルニア州では州税が高く13.3%にもなり、連邦税と合わせると53%とかなり高くなります(個人の場合。

しかしワシントン、ネバダ、テキサス、フロリダといった州ではなんと州税が0%になります。こういった州に引っ越したり会社を設立することで実際はもっと節税することができます。

税金でかなり取られていてもこういった節税や事業の多角化により、税金で取られた分以上を回収している可能性は高いでしょう。

よって税金分を考えてもそれ以上にIYIが稼いでいるので、資産200億以上はかなり可能性が高いです。

大リーグどころか世界でもトップクラスの資産家アスリート

マリナーズから一生年金がもらえる契約

ちなみにマリナーズ時代の5年間9000万ドルの契約は6000万ドルは5年間の年俸で、残りの3000万ドルは2013年から20年間で分割払いにされる契約になっています。

しかも5.5%の利子をつける契約で年金のようなものも作っているのがすごいところです。

単純に3000万ドルを30億円とすれば1年で1億5000万円ですが、5.5%複利ですと利子だけで毎年の分割払いの金額を補える計算になります。

引退が決まったことで年金支給も開始

イチローは惜しまれながら2019年3月21日に引退しました。

これによりマリナーズにあずけていた資金の支給も始まります。

経済誌フォーブスが取り上げた記事によると、イチローは5年9000万ドルの契約をマリナーズと結んだ時に、毎年500万ドルを後払いする契約であることもハッキリしました。

2019年時点でマリナーズには2500万ドルを預けており、5.5%の利子が付いた状態で運用されていました。この資金が毎年500万ドルずつ支払われます。

野球選手でも超一流であったイチローですが、仰木監督を酔わせて大リーグ移籍のために口説き落としたり、マリナーズにこのような契約を呑ませたりと、野球・財テク・交渉術においても比類なき才能を発揮しまくっていますね。

総額2500万ドル(約27億5000万円)に、5.5パーセントという利子を乗せた金額をマリナーズに預けている状況で、受け取りは引退翌年の来年1月からスタートする

引用:https://full-count.jp/2019/03/24/post327225/2/

大リーグでもトップクラスの資産家

フォーブス社の発表したスポーツ長者番付2013ではイチローは約19億円(1960万ドル)と世界77位にランクインしています。

スポーツ長者番付をみるとわかりますが、実は野球はそれほど年俸が高い種類ではなく、ゴルフ、テニス、サッカー、アメフトに次ぐくらいの位置です。

それで100位以内ですからイチローは大リーグの中でもトップクラスに資産を持っています。2012年の1800万ドルを受け取っていたときは年俸でも大リーグで4位でした。

2013年版・世界のスポーツ選手年収トップ10+α
順位名前国籍スポーツ推定年収
1タイガー・ウッズアメリカゴルフ7810万ドル
2ロジャー・フェデラースイステニス7150万ドル
3コービー・ブライアントアメリカバスケットボール6190万ドル
4レブロン・ジェームズアメリカバスケットボール5980万ドル
5ドリュー・ブリーズアメリカアメフト5100万ドル
6アーロン・ロジャースアメリカアメフト4900万ドル
7フィル・ミケルソンアメリカゴルフ4870万ドル
8デビッド・ベッカムイギリスサッカー4720万ドル
9クリスティアーノ・ロナウドポルトガルサッカー4400万ドル
10リオネル・メッシアルゼンチンサッカー4130万ドル
トップ10以下の有名スポーツ選手
14フロイド・メイウェザー・ジュニアアメリカボクシング3400万ドル
16マヘンドラ・シン・ドーニインドクリケット3150万ドル
18アレックス・ロドリゲスアメリカベースボール3030万ドル
19フェルナンド・アロンソスペインF13000万ドル
22マリア・シャラポアロシアテニス2900万ドル
40ウサイン・ボルトジャマイカ陸上2420万ドル
77イチロー(鈴木一朗)日本ベースボール1960万ドル

業界の重鎮からも嫉妬されるほどの存在感

上記のように野球選手の枠を超えるような資産と存在感をはなつイチローですが、その大きすぎる存在感から一部野球の先輩からは疎まれることもありました。

例えば「ベンチがアホ」 など問題発言が多い元プロ野球選手の江本孟紀氏は先輩である自分らに挨拶しなかったイチローがとても気に食わなかったために、イチローに対して「カネで人が変わった」という趣旨の発言をしていました。

江本孟紀氏からカネで人が変わったと揶揄される

野球評論家の江本孟紀氏は、米大リーグが「常識外れのアホみたいなカネを払っている」ことに起因して、最近の選手は売り時に稼げればいいと思っていると指 摘している。この場合の「アホ」というのは、関西で親しみと温かさを込めて使われる言葉で、江本氏いわく「変われば良くなる」という期待を込めたもの。そ の「アホみたいなカネ」をもらったことで、人が変わったと思わせるイチローの様子について、江本氏が語った。

 * * *
 カネは人を変える、という出来事が最近もありました。
 
 先日、“大魔神”佐々木主浩の野球殿堂入りのパーティがあって、壇上の佐々木にイチローが花束を贈呈するシーンがあったでしょう。

 イチローは舞台の袖から出てきて、会場にいる我々のほうを見向きもせずにスタスタ佐々木のところへ歩いて行き、花を渡すとそのまま袖にスッと消えた。後は一切姿を見せなかった。

 忙しいのかもしれないけど、普通なら少しは会場に降りてきて球界の大先輩たちと親睦を深めるのが礼儀でしょう。今は公の場に出たくないだろうあの清原和博でさえ、会場で関係者と話をしていたのに(笑い)。

 昔、サンフランシスコのデパートでたまたま会った時はイチローも愛想が良かったんだけど……。

 原因はやっぱり巨額のカネでしょうね。オレの十分の一も稼げないでエラそうに評論するな、という顔だもの。だから平民のところへは降りてこなかったのかな。こっちもスミマセンね、という気持ちになるけど(笑い)。

※週刊ポスト2014年12月26日号

上記は、このニュースが掲載されたときのYahoo!コメントの上位です。

もう説明するまでもなく、江本氏に対する器の小ささに呆れるものばかりの内容ばかりでした。確かにイチロー自体あまり積極的にコミュニケーションを取るタイプではないのかもしれません。

しかしイチローの影響力やその舞台の主役が佐々木であったこと、江本氏自体が尊敬できない対象であったことを踏まえれば至極真っ当な反応と言えそうです。むしろこんな反応をしている江本氏は、イチローの成功に対して嫉妬と劣等感を抱えて卑屈になっていると思われても仕方ありません。

彼は 「金は人を変える」 とわざわざ名言びいた言葉を引用していましたが、この状況で金が人を変えるのではなく、嫉妬心や劣等感が人を変えるということを説明してしまったかのようです。

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