大証2部の金ETF(金価格連動型上場投資信託)

大証2部の金ETF(金価格連動型上場投資信託)

金ETFというのは 「金価格」 という指数に連動する上場した投資信託 ということであり、現物口座を持っていればどこの証券会社でも買うことができます。しかも信用口座があれば、「信用買い」も「カラ売り」もできるのです。その金ETFですが、日本の市場には2種類あり、それぞれ東証と大証に上場しています。

大証に上場しているのが銘柄コード1328金価格連動型上場投資信託です。

この大証の金ETFは2007年8月に上場し、話題を集めました。しかしこの金ETFの連動指数は原資産の金の現物ではなく、金の業務を行っている海外の銀行が発行した債券を対象にしていることから、厳密には金ETFとは言えず 「金リンク債」 とも言われます。この債券というのは、金現物価格の標準となるロンドンの値決め価格(Fixing)に連動します。それを組み入れ対象とすることで金価格との連動を確保する仕組みになっているので、直接連動していないとはいえ、金価格と巨大な乖離が出るわけではありません。しかし金そのものに関連しているわけではありませんので金との交換はできず、あくまで金に連動するだけのETFになります。

この金ETFの最大の利点は取引単価が安いことにあります。基本価格が約3,000円(2008年)ぐらいで単元数が10口なので実質3万円程度で投資することができます。東証の金ETF:SPDRゴールド・シェアの取引単位が約45万円にもなることを考えますと、こちらのほうがはるかに投資しやすいことがわかります。

比較 東証の金ETF 大証の金ETF
正式名称 SPDRゴールド・シェア  金価格連動型上場投資信託
運用会社 ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー 野村アセットマネジメント
銘柄コード 1326 1328
連動指数 ロンドン金値決め(London gold fixing) 金関連業務の海外銀行の債券
金の裏づけ ×
金との交換 △※ ×
取引値 9,000 3,000
単元数 50 10
最低投資金額 9000×50 = 45万円 3000×10 = 3万円

※金現物との交換は日本ではやっておらず、アメリカでしかできない。しかも交換の最低単位は10万口とハードルがものすごく高く設定されている。

 

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