FXは高金利をもらえるって本当?

そもそも日本の低金利が異常だ

今、日本の政策金利は依然として1.0%以下です。そしてデフレ基調が直らず今後も金利があがる可能性はかなり低いままでしょう。銀行の普通預金はただでさえ低い金利から銀行にピンハネされ、結果的に預金者に入ってくるのはすずめの涙程度の額です。しかし、世界を見てみると先進国の金利というのはちゃんとした状態なら3~4%あるのが普通です。アメリカやヨーロッパなどの金利はほとんど3~5%の範囲で推移しています。しかし日本は一桁どころか、小数点の単位です。これは人類史上例を見ない異常な事態です。

理由はいろいろありますが、一番の理由は借金の額ですね。1,000兆にもなる借金があるのに金利を上げたら借金の利息が数倍に膨れ上がってしまうのですからしょうがありません。こちらのサイトでリアルタイムの借金を確認できますよ。1,000兆円を超える借金が現在進行形で増えていくのが実感できます。これを見て危機感を感じないと相当ヤバイですよ。 

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FXで高金利の通貨を買う

みなさんそんな金利に我慢がならないでしょう。そこにFXが出てきます。FXは海外のお金を買うのですから買ったお金にはその国の金利が適用されます。高金利の国お金を買えばそれだけ高金利を受け取ることができます。この金利がもらえることをスワップ金利といい初心者編で説明します。

高金利のパワー

みなさん高金利がいいのがわかっているでしょうが、実際にどれくらいの差がつくのかを計算してみましょう。計算はカンタンなものでやってみます。100万円を日本の金利0.5%を5年間預けるのと、15%のトルコやアイスランドで5年間預けた場合を比較してみます。


(1年目) 100万円 × 1.005 = 100.5万円
(2年目) 100.5万円 × 1.005 = 101.0025万円
(3年目) 101.0025万円 × 1.005 = 101.5075万円
(4年目) 101.5075万円 × 1.005 = 102.0150万円
(5年目) 102.0150万円 × 1.005 = 102.5251万円
(結果) だいたい 102万 と 5200円 になりました。


(1年目) 100万円 × 1.15 = 115万円
(2年目) 115万円 × 1.15 = 132.25万円
(3年目) 132.25万円 × 1.15 = 152.08万円
(4年目) 152.08万円 × 1.15 = 174.90万円
(5年目) 174.90万円 × 1.15 = 201.13万円
(結果) 201万 と 1300円 ・・・最初の100万の倍以上になってしまいました。

複利の力では金利差がこうも如実に現れるものです。トルコやアイスランドのような高金利で運用すればたった5年間で元手を倍にすることができるです。ちなみに0.5%の日本の金利で元手を倍にするには・・・とても計算式を書く気にはなれないので 「72のプリンシプル」 を使って計算すると・・・144年になります!今から144年前だとちょうと1860年代の明治維新のころですね。幕末の志士たちが律儀に0.5%の預金をしてに21世紀の今、やっと倍になるのです。気の遠くなるような話になってしまいます。

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