GMOクリック証券の弱点はブラウザ重い、外国債券だめ、自動ストップロスだめ
GMOクリック証券の欠点
情報サービスには期待できない
GMOクリック証券は様々な種類の金融商品を取り扱っている総合ネット証券会社です。株式取引、信用取引、先物OP、eワラント、外国債券、などがあり店頭FX以外にも、くりっく365やCFD取引まであります。しかしSBI証券や楽天証券でも同じことが言えるように、多くのサービスがあると1つ1つの質が落ちるという傾向になりがちです。SBI証券や楽天証券のFXやCFDがたいしたことないように、GMOクリック証券も同じようなことになっています。特にマーケット情報は深刻です。ほとんどありません。分析レポートやセミナーは皆無と思っていいでしょう。情報は外為どっとコムやFXプライム byGMOなどの併用が必要です。
枚数制限があるスキャルには痛い!
GMOクリック証券はスピード注文があるためにスキャルトレードに持って来いなのですが、残念ながら1日あたり10,000枚という枚数制限がかせられているために大口のスキャルトレーダーの方には使えなくなってしまいます。ほとんどの方は10000枚に達することはありませんが、1回の枚数が100枚とか200枚で何回もスキャルをするトレーダーには物足りないでしょう。そのスキャルの方はワイジェイFXのほうを使ったほうが良いです。ワイジェイFXは制限が大きく、またキャッシュバックももらえるためにスキャルするならワイジェイFXのほうが合っているのです。
サイトがIEだと重い
GMOクリック証券は1つのログインIDやパスワードで株式取引、信用取引、先物OP、eワラント、外国債券、店頭FX、くりっく365、CFDなどすべての商品が取引できます。その反面、WEBサイトは少々重めになっています。アルゴリズムがよくないIE:インターネットエクスプローラーでは正直キツイかもしれません。まぁこれはPCのスペックにもよりますが、IEで重い方は別のブラウザであるOpera、Firefoxを使ってみましょう。
CFDの自動ストップロスが融通がきかない
GMOクリック証券のCFDには、建玉ごとにロスカットを執行する次世代システム:セーフティバルブシステム(S.V.S)を採用しています。従来のロスカットでは条件を満たすとすべてのポジションが切れてしまいますが、このシステムではそれぞれのポジションごとにロスカット基準が定められており、条件に当たるポジションだけしかロスカットされません。しかしこのロスカット基準はこちらで有効・無効を決められないのです。これは自分でリスク管理が出来る人にとっては融通がきかない余計なシステムでしょう。
外国債券はすべて円決済なので使いにくい
GMOクリック証券は外国債券も取り扱っています。取り扱いには高金利であるオーストラリア、トルコ、ブラジルなどの債券が多いです。これは非常に魅力的なのですがちょっと他のネット証券と比較して使いにくくなっています。GMOクリック証券は外貨を持てないためにすべての債券が円決済されてしまうのです。これに対してSBI証券や楽天証券では外貨決済ができるために、債券の償還時に円高であった場合には外貨で受け取ったり外貨MMFに運用先を変更することができます。しかしGMOクリック証券ではこれはできません。扱っている債券もとりわけ珍しいものではないので、外国債券を利用するべきではないでしょうう。