くりっく365業者を行政処分で比較しよう

くりっく365業者を行政処分で比較しよう

くりっく365業者はスプレッドや手数料といった点において、共通部分と異なる部分があります。主にシステム関係である通貨ペア、取引通貨単位、使用システム、携帯対応、スプレッド、レバレッジ、スワップ金利、資産管理、両建て、スワップ金利の扱い、などは全てのくりっく365対応業者において共通になります。これらの点でくりっく365業者を比較しようとしても、全ての業者が同じために比較になりませんね。

そのためくりっく365業者を比較する際には業者の安全面とサービス性を比較することが必要です。具体的には、株主や出資者、自己資本規制比率、取引ツール、手数料、キャンペーン、行政処分の前科、くりっく365のシェアなどが挙げられます。これらの点が各業者によって各々異なるために、この点を重視して比較することが重要なのです。特に行政処分の点は重視していきましょう。くりっく365業者は資産30億円以上などの厳しい条件を満たした業者だけですが、それと誠意ある業者であるとは別問題なのです。行政処分の前科を見て、その業者が信頼できるかどうかを判断しましょう。

では行政処分の前科で
くりっく365業者を比較していきましょう。

エース交易とリテラ・クレア証券は注意

FXの行政処分と聞くと、非常に不愉快な犯罪行為をした会社を思い浮かべますね。最近ではFX札幌やアルファFXなど、信じられない犯罪をする業者が後を断ちませんから身構えてしまいます。しかしくりっく365業者というのは金融商品取引法の業者登録基準に合格することに加えて、純資産30億円以上の条件をクリアしなければならなくなっています。したがって、とんでもない犯罪行為をする業者はいません。・・・いないはずです。金融庁がしっかり仕事をしていれば。それでは、各業者の行政処分の内容を見ていきましょう。

エース交易はいいかげんにしろ！

エース交易は何度も処分を受けています。その処分内容は禁止されている電話勧誘のことです。これは一回だけなら　『次からもうしません』　と反省すればまだ再起する可能性を信じても良い軽い処分ですが・・・その後も何度も懲りずにまだ勧誘行為をやっていたことで何度も処分をくらっています。つまり全く改善されていないのです。勧誘行為をしてはいけないことを社員に徹底するのは会社の義務なのですが、全く教育が行き渡っていないのがわかります。経営が危なくて無理にでも資金を集めなくてはいけないかもしれないし、ただ社員の教育ができてないだけかもしれません。いずれにしても500万円もの懲罰金を払っても懲りずに勧誘を続けているみたいですので、とても信用できる業者ではありません。

リテラ・クレア証券は許してもいいかも？

リテラ・クレア証券の行政処分の内容は、ダイレクトメールやネット広告などのメディアにおいて、金融先物取引法によって表示すべきことが義務づけられている項目を表示していなかったことです。確かに自社を宣伝するにあたって、自社に不利になるような項目を明示したくないのはわかりますが、それをやられてしまったら顧客は困りますね。ただし、この処分は一回だけで終わっており、その後は改善されているために、単なる間違いだったのかもしれません。この処分は再起する可能性を信じてもよい軽い処分といえますね。