日本でお金持ちになれるのは、親が金持ちな人とビジネスを持っている人だけ

金持ちの象徴”スポーツ選手”と”芸能人”

日本でお金持ちなのは誰なのか?この疑問は誰しも一度は頭に思い浮かべることでしょう。そして多くの人に 「誰がお金持ちだと思う?」 と尋ねると ”スポーツ選手” と ”芸能人 ”というありきたりな回答が返ってきます。では日本のお金持ちの大半は彼らが占めているのでしょうか?

それは全く違います。彼らのような ”スポーツ選手” と ”芸能人” には確かに高額所得者がいます。しかしその絶対数は案外少ないものです。こういった華やかな職業はとても競争が激しく、一度成功しても、また次の若い世代と競争せねばならず、何年も成功し続けている人などほんの一握りです。スポーツ選手で生涯一流として活躍しながら引退できた人は何人いるでしょうか?芸能人として死ぬまで一流としてTVに出演し続けていた人は何人いるでしょうか?ほとんどいないことはみなさんご存知の通りです。岸辺シローや杉田かおるのように何時莫大な借金を抱えてしまうかわからないのですから。では日本でどんな職業の人がお金持ちなのでしょうか?

金持ちの大半は親が金持ち、もしくは企業した人

日本では 「お金のことを考えるのは悪いことだ」 という意味不明な風習があるために、お金について研究しているところはほとんどありません。現在のところ、日本で唯一お金について研究しているのが京都大学の 『日本のお金持ち研究』 だけです。この研究では、年収3000万円以上の人を対象に職業調査を行ってその職業分布を分析しました。そこにはある傾向が表れています。

日本のお金持ちの職業(日本のお金持ち研究より)
企業家(最高経営責任者) 33.3%
トップではない経営幹部 11.6%
医師 15.4%
芸能人・スポーツ選手 2.2%
弁護士 0.4%
その他 38.7%

『日本のお金持ち研究』 の研究結果は上の図のような結果になっています。なんと一般的に認知されている ”スポーツ選手” と ”芸能人” はわずか1%ずつにしか過ぎないことがわかりました。そして企業経営者とその幹部の2つだけで半分を占めているのです。理系の最高峰とも言われる医者は15%程度、文系の最高峰とも言われる弁護士に至っては1%もいませんでした。

【金持ち経営者の大半は創業家】
この結果を見て、お金持ちになるなら大企業で出世が一番と感じる人もいるでしょう。しかしそれは少し違っています。確かに企業経営者とその幹部はお金持ちです。ただし、その多くは大企業の創業者の一族なのです。一族であるために先代から大量の自社株や土地などの資産を受け継いだために金持ちなのです。逆に創業一族ではなく、生え抜きで出世した人:雇われ社長などはあまり高額な資産をもっていません。仕事や責任は重いのですが、それに見合った報酬を得ることができないケースが非常に多くなっているのです。一昔前には常識だった ”いい会社に入って出世こそが幸せの法則” といった話はもはや終焉しているのです。

医者は親が開業医でないと金持ちになれない

文系と理系の職業の最高峰とも呼ばれる 「医者」 と 「弁護士」 ですが、弁護士になって金持ちになれた人は思いのほか少ないことがわかりました。では医者はどうでしょうか?昔からお医者様と呼ばれて、特に開業医の人は年収3000万円にも到達する勢いがありました。しかし最近はそれも変わってきています。

【金持ちしか医大へいけない】
ご存知の通り、医者になるには高額の学費がかかる医大を卒業して国家試験に合格しなければいけません。この学費は医大が6年であることもあって総額で2000万円、帝京大などは6000万円もかかってしまいます。この途方も無い金額はお金持ちの家庭で無ければとても捻出できません。必然的に金持ちしか医大に行けないことになります。

【減額する診療報酬】
医者が儲かるといわれるのは高額の診療報酬があります。普段は医療保険のおかげでそれほどお金がかかっていないように感じますが、保険なしで診療を受けるととんでもない額を請求されることがあるでしょう。ちょっと診察するだけでも1万円以上もかかるのです。こんなにかかっているのだから儲かって当然でした。しかし医療保険制度のぐらつきによって診療報酬も減額されてきました。つまり、あまり診察でお金を取ることができなくなったために、儲からなくなってきてしまったのです。

【雇われ医者は低賃金】
親が開業医でもやっていない限り、医大を卒業した医者の卵たちは病院などの医療関係の職場に雇われ医師として就職します。しかしTV番組でも取り上げられるように、その勤務は過酷です。呼び出しがあればすぐに出勤せねばならず、週に何時間も眠れません。そんな過酷な状況になる雇われ医師ですが、実は非常に低賃金で、年収は500万円から800万円ぐらいにしかなりません。それでも高いと思いきや勤務時間が長いので、時給換算すると普通のサラリーマンとたいして変わらない賃金水準なのです。これは診療報酬の減額で病院経営が圧迫されているからです。

【お金が無くて開業できない】
過酷な労働環境にある勤務医ですがたいしてお金を稼ぐことはできませんでした。こんなことでは何時まで経っても診療所を開業して、儲かる開業医をすることはできません。仮に無理して開業したとしても医療設備には莫大な資金がかかるために、人生の半分近くをローンの返済に費やさなければいけなくなります。さらに医療事務を行う事務員の人件費も捻出しなければいけません。しかし親が開業医をやっていれば、それを継ぐだけなので全く資金がかかりません。

このように親が開業医でもやっていて金持ちで無い限り、普通の人が医者になって金持ちになれるというケースはかなり少なくなりました。医者になれば金持ちになれるといった話も、終焉しているのです

経営者や医者に属さない本当の金持ち

上記のようにほとんどの金持ちは親の資産を受け継いで金持ちになった上流階級の人たちばかりです。では親が金持ちでないと、絶対にお金持ちにはなれないのでしょうか?

実はそうではありません。親が経営者や医者で金持ちであっても、頭の悪い子が継ぐと没落してきています。では逆にどんなところがお金持ちになっていると思いますか。実は個人的に投資を行っている個人投資家やサラリーマン投資家たちなのです。分類的には ”その他” に入るのですが職業がバラバラなのでわかりにくかったのです。一部のそういった個人投資を行っている人たちは自分で働いて稼ぐのではなく ”お金を働かせて” お金持ちになりました。具体的には株式投資FX投資信託や不動産投資などです。こういった投資は実は勝ち残っている経営者や医者も積極的に行っています。こういった投資こそが現代の社会を生き残る最良の手段であることを彼らも認識しているのです。

日本ではそういったいわゆる ”お金を働かせて” 稼ぐことは今まで公にはされませんでした。一部の勝ち組だけが行っていたのです。しかしグローバル化の波が日本にも押し寄せたことによって欧米的な ”お金を働かせる” といった投資が流入してきました。いまや日本も欧米的な金持ちが主流になり、 ”お金を働かせる” 人こそがお金持ちになって勝ち組として君臨するようになってきたのです。

『日本のお金持ち研究』 でも日本の高額所得者は、優秀な頭脳を持って一流の大学を卒業するというよりも、心身ともに強靱で、かつ正直で勤勉であることが重要、と指摘しています。いま、日本で親が金持ちでない人が金持ちになるには、一流の会社で出世を狙うよりも、日々勉強して投資をすることが金持ちになれる方法なのです。

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没落職業:IT技術とグローバル化で没落した職業 奴隷若者:時代に見捨てられた若年層ワーキングプア
絶望する人々:自殺者は一向に減らない 奴隷中年:時代に順応できない中高年ワーキングプア
貧困層ビジネス:貧乏人が増えれば儲かる儲かる 無賃労働:時間という財産まで搾取されるサービス残業
新ホームレス:住所をもてないネットカフェ難民 過剰労働:命まで搾取されて過労死する人たち
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