他人に要求ばかりしている人は他人に好かれないし、相手にされない
相手への要求ばかりしている人には人は応えない
人と人が関係を持つ以上、たとえそこに立場や環境の違いがあれど最低限の敬意や礼儀をもつことが文明社会ならずとも当然のことです。
人は人と付き合うことを選べますから、要求ばかりしてくる人や命令ばかりしてくる人とは付き合いたくないと思うのは当然ですし、実際に付き合いを切ってしまうこともできます。
成功者やシークレットサンタの名言に 「求める前に与えよ」 の精神が有ります。この理念は他人にあれこれ要求する(もらいたがりさん)の人間には人もお金も集まって来ず、他人に優しくしたり与えたりする人間のほうが人望も集まり自然とお金も集まってくる古代中国から言われている人間関係の真理です。
人にはまず与えてからこそ信頼関係が気づかれるのであって、初対面やまだ会ってもいない人に対してあれこれ要求するのは傲慢になります。与える前に求めよ、の精神では人も金もよってきません。傲慢には誰も近づきたくないのです。
下記はそんな 【してくれて当たり前】 と思いあがった人と、それを諭した人のやり取りです。
「頼りにならない現代の男性を信じられない」への回答が素晴らしすぎる
とある質問サイトでのやり取りの引用:
相談
私は男性を信じることができません。怖いというより、嫌い。話をしてもつまらない、頼りにならない、といった感情です。
東日本大震災の影響で不安が募り、若い男女に結婚志願者が増えているといいます。私はそれを聞き、「なぜ?」と思いました。知識を得ていけば、男性に求めなければいけないことなどそれほどないのではないかと思ってしまいました。
昔の日本男児だらけの日本であればそうは思わないと思いますが、現代男性のように打てば崩れる人たちに何かを求めようとは思えなくなってしまいました。現在お付き合いしてくれる方がいますが、全くと言っていいほど普通のコミュニケーションを取ることを自分で制御してしまいます。
頼りにできない人間と結婚という形を取るのか、尼さんになることも手なのかもしれない。この状況を打開できる方法を教えてください。(静岡県 30代女性)
回答
男性に対する期待値が異様に高いため、自縄自爆で苦しんでおられる。それが、文面を拝見しての第一印象です。
男性に対して端的に興味がない人は、わざわざ「嫌い」とも感じませんし、「打てば崩れそうで頼りないからダメ」と、ことさらに否定したくもなりません。
「自分を楽しませられるよう、会話をリードすべきだ!」「頼りがいがあって、ただ一方的に自分を守ってくれる人であるべきだ!」。そうして幼児みたいに庇護されたい欲望を持っておられるがゆえにこそ、それを満たせない現実の異性に嫌悪感を抱かれているのでしょう。
けれども、よくよく考えてみれば、「頼りにできない人間と結婚かあ…」と迷っておられる傲慢さ以外に、いったいご自身は相手に何を差し出しているのでしょうか。
かつての「日本男児」ですら、徹底的な男尊女卑の特権を得ることといわば交換に、女性を庇護していたのです。現代のように男女平準化した時代に、何も差し出さずに「ただ勇ましく庇護してほしいよー」と駄々をこねても、そんな人を心から愛し守ろうと思える聖人君子は、この世にいません。
ご自身の陥っている状況を客観視するには、反対側から考えてみるのが役立つかもしれません。
すなわち、「近頃の女性は、女らしいおしとやかさも、かれんさもないから好きじゃない」とスネている男性に対して、あなたはやさしく、ないしは女らしく振る舞おう、という気になるでしょうか。
「他人の過ちを大げさに取り上げることにより、イカサマ師は自分の過ちを見えなくしてしまう」とは、『法句経』に残る釈迦の言葉です。
「頼りがいのある男性に出会えないのは、自分の性格ゆえでは?」と、視線を180度転回してはいかがでしょうか。
【引用終了】
求める前に与える
もはやこれ以上語ることはないほどの的確な指摘ですね。
これは別に男女間のやり取りに限ったことではありません。
金持ち父さんや著名な人の言葉にも 「求める前に与えよ」、「他人に好かれたいなら他人を好きになれ」、「人間は自分を写す鏡」 との言葉があります。人間というのは人の間と書くように自分がいて相手がいる、相手がいて自分がいるのです。
自分が相手に対してなにかをしてあげれば相手もなにかしてあげたいと ”おかえしの法則” ができますし、自分が相手に対してなにか要求ばかりすれば相手も要求ばかりしかしてくれません。
この回答者も 「「近頃の女性は、女らしいおしとやかさも、かれんさもないから好きじゃない」とスネている男性に対して、あなたはやさしく、ないしは女らしく振る舞おう、という気になるでしょうか?」 と述べているように、要求ばかりしている人には男女問わず誰もなにもしてくれません。