TATERUの運用終了報告、資金は戻ってくるのか
TATERUを含めソーシャルレンディング業者の不正が相次いだ2018
2018年はソーシャルレンディング業界にとって受難の年になりました。
みんなのクレジットの97%毀損確定
ラッキーバンクの行政処分と全案件停止 → 66%の損失確定
MANEO行政処分と償還遅延
グリーンインフラレンディングの問題発生
ガイアファンディングの問題発生
本当に今まで隠してきたあくどい業者の悪い部分が次から次へと出てきて、「皆やってるから俺も」といった感じで次から次へと、もう悪ることやってない業者なんていないんじゃないの?と思わせるくらい酷いことが続きました。
TATERUの問題も発生
中でもTATERUの問題はかなり恐怖感が有りました。TATERUには実際に原宿のTATERU本社に行って投資の話を聞いたこともあって、匿名組合投資ではなく、不動産型クラウドファンディングの情報の透明さに非常に感激しました。その納得感もあってTATERU fundingに資金を投入、アパート経営のほうにも興味があったくらいでした。
しかし去年話題になったスルガ銀行と同様の書類改ざんを行っていたことが発覚、大騒ぎとなりました。特にスルガ銀行の件ではシェアハウス「かぼちゃの馬車」で億単位の損失を出した投資家がおり、自殺までしてしまった人もいることからTATERUも同様になるのではないかと危惧したものです。
このTATERUについても続報が出て「実に数十人の社員が不正に関わっている」事実が露見し、株価は大暴落継続、上場廃止すら話に乗るくらい酷い惨状です。
建設資金の借り入れ希望者の預金残高を水増しするなどの改ざんが350件見つかったと発表した。約30人の社員が、銀行から多くの融資を引き出すために書類の改ざんに関与していた。スルガ銀行で表面化した投資用不動産向け融資(アパート融資)での書類改ざんが業界全体で横行している可能性がある。
TATERU Fundingからの運用終了の報告
そんな危険な香りがかなりするTATERUですが、投資していた案件の運用終了報告がありました。
3ヶ月の短期案件のため、もう資金返還の時期
この案件は2018年8月に募集があり、9月1日から運用開始して12月31日には終了するという3ヶ月の短期案件でした。利回りも4%で物件の場所も自分で確認できています。
それぞれ東京圏、名古屋圏、大阪圏のそこそこのベッドタウンで駅チカ物件ということもあり投資対象として決断したものです。
1月1日は運用終了報告があり、今月の15日前後には投資資金が返還される予定になっています。
TATERUは腐っても ”まだ” 上場企業であり、監視の目もM社やL社より厳しいことから資金の返還をしないという可能性は低いと考えています。しかし不正をした企業を最後まで信用するというのは難しいため、実際に資金が返還されたことを確認してはじめて安心できるでしょう。15日に実際にどうなるか、果たして・・・。