歴然たる合格率の差をたたき出し、ブランド力が増す私立教育

私立学校は金に見合う結果がある

金持ちが躍起になって子供を入れようとする有名中高一貫私立校。この学校には、それだけ高い教育費をかけても入れる価値があるのかどうか?それを確認してみよう。

私立と公立校の有名大学合格率一覧

上の図は、公立校、私立校の生徒がどれだけ有名大学(帝大、早慶上理、MARCH)に合格しているかの割合を示したものです。ご覧のように公立校と私立校との合格率の差は歴然たるものがあります。一部の学校が100%を超えているのは優秀な学生が1人で何校も合格しているために重複しているのですが、それを考慮しても歴然たる差があることに変わりありません。

公立校ではせいぜい半数近くほどしか合格しないのですが、有名私立校では大半の学生が合格しているのです。もちろん一部の生徒が複数の大学に合格していて、100%全員が合格しているというわけではありませんが、歴然たる差があることに変わりありません。

歴然たる合格率の差の理由

これほどまで差がでるのは私立と公立では、カリキュラムや授業内容、学校生活にも歴然たる差が存在し、それが大学合格実績の差になって表れているといえます。

私立の授業は、質、量ともに充実しているだけでなく、6年一貫教育によって「先取り学習」「習熟度別授業」などを取り入れ、大学受験に必要な学力を効果的、計画的に高めているのです。また、周りには優秀な生徒が多く、お互いに刺激し合って、競争による相乗効果も要因のひとつとなりえます。高校受験が無いために、余計な時間をとられることもなく、カリキュラムを6年スパンで構成できる教育は、3年の公立の比ではありません。

また 「ドラゴン桜」 でもありましたが、こういった学校では先輩たちが合格しているのを見て、後輩たちもおのずと触発されて勉学に励むという効果もあるのです。

有名中学のブランド名

そして、近年になって有名大学のブランドに加えて ”有名中学” のブランド影響力も増しているのもひとつの要因です。大学名がその後の生活に大きく影響をあたるように、有名中学名もひとつのブランドとして勝ち組の間ではブランド化しているのです。一部の企業では、大学歴による学閥だけでなく、出身中学による中学閥まであるのです。

上記の理由のために、有名中高一貫私立校へ高い教育費を払っても子供を行かせるというのは、充分すぎるアドバンテージを手に入れることができる子供への良質な投資であることがハッキリわかります。そのことを認知しているからこそ、勝ち組の親は大金をかけてもわが子を有名中学へと入学されようとします。また一部の賢い中流層の親も必死になって子供を入学させようとしているのです。

国際的にもひどい学力格差

OECDでは世界の15歳児童(高1)を対象に学力(学習到達度)に関して実際にテストを行う調査を3年ごとに行っている。その学力格差を学校別と学内別に表した図

上の図はOECDが世界の15歳児童(高1)を対象に学力(学習到達度)に関して実際にテストを行った学力結果分散を、学校別と学校内で表したものです。学校別というのはもちろん学校ごとの格差であり、全国模試で表示される全国順位のようなものです。そして学校内というのは学校の中の試験で表示される学年順位のようなものですね。

これによると日本は学校別格差が大きく学校内格差が小さいことになっています。つまり学校内には同じようなレベルの生徒ばかりが集まっていて、学校ごとの(公立と私立のような)格差が非常に大きいということです。このことから、日本の学校というのはバカばかりが集まる学校と、頭がいい子ばかりが集まる学校格差が大きいということが国際的にひどい状況なのです。当然バカばかりが集まるのは、レベルが低い公立校であって、頭がいい子が集まるのは人気のある私立校であることは言わずもがなでしょう。