金が暴落することってないの?

金の暴落の可能性を考える

金投資にあたってリスク要因になるのが、金の急激な下落、つまり暴落です。どんなものでも永久にあがり続けるものなどありませんから、金も永遠に上がり続けることはありません。

ここ最近上昇傾向が続いていて、
かつ金産出の枯渇が叫ばれている状況ですが、
金の暴落の可能性はどれくらいあるのでしょうか?

価格は需要と供給で決まる

まず、金の価格がどうやって決まるかを考えて見ます。金の値段というのは神が勝手気ままに決めるものではなく、市場の需要と供給の関係で決まります。供給が過剰になれば価格は下落しますし、需要が過剰になれば価格は上昇します。有史以来、金はその絶対的数量の少なさからいつの時代も貴重なものとして取り扱われてきました。

金の価格の歴史

上図は金価格の歴史ですが、有事が起きると金価格は大きく上昇します。金はインフレヘッジの面をもっているので戦争や経済危機などの有事が起こると需要が大きく増加し価格が上昇します。また90年代後半では、主だった危機が少なかったためにデフレとなり、金価格は少しずつ下落していきました。しかし21世紀になると徐々に上昇に転じます。世界的なインフレが進行し資源価格が上昇し、金を買う動きがどんどん広がってきたからです。そう、21世紀はどんどん金の需要が増加しているのです。暴落にはこの問題が解決しなければいけません。

【21世紀の金需要の主な要因】

・ インフレ対策
・ 世界的な資源価格の上昇
・ 中国やインドなど新興国の金需要
・ サブプライムによる金融不安 → リスクヘッジ
・ 原油枯渇を恐れる中東富豪の金買占め
・ アメリカの影響力低下による世界治安の悪化

 

供給は止まり、需要は増え続けている

21世紀はどんどん需要が増えてきていることは明らかでした。では、金の供給はどうでしょうか?金の供給とはいわゆる金の産出ですね。地球に埋まっている金資源を掘り出すことです。しかし金の供給はいまや右肩下がりです。世界一の金産出量を誇った南アフリカも中国に産出量で追い抜かれるなど世界的に金が取れなくなっているのです。ある予測では、今後30年程度で金資源は掘りつくされ、「今ある金資源を奪い合う時代」が来ると言われています。金は枯渇しかかっているのです

つまり供給が止まっているのに、需要が増え続けているのが現在の状況なのです。この状況では金の上昇要因しか見つかりません。暴落になるには、需要要因を解決するか供給を増やさなければいけないのですから。

金が暴落するシナリオ

金の暴落には金の需要を減らすか供給を増やさなければいけません。供給を増やすのは、どこかで世界的な大きさの金鉱脈を見つけることですが、正直これは現実的ではありません。現代の発達した地学では、地球上にある人類が掘ることのできる金脈をほぼ全て見つけつくしています。これ以上、新しい鉱脈が見つかる可能性はかなり少ないといえます。金ピカの隕石でも落ちてきたら別ですが。では需要を減らす方向ではどうでしょうか?金の需要要因は以下のようになっています。

金需要の主な要因

・ インフレ対策
・ 世界的な資源価格の上昇
・ 中国やインドなど新興国の金需要
・ サブプライムによる金融不安 → リスクヘッジ
・ 原油枯渇を恐れる中東富豪の金買占め
・ アメリカの影響力低下による世界治安の悪化
・ ヨーロッパの実情不安による金への逃避

この問題を全て解決する条件というのは、世界的に金融システムが安定を続けて、新興国が金資源を使わなくなり、原油がたくさん取れて中東アラブの富豪の買占めも無くなり、世界が(特に中東地域が)・・・平和になるということになります。こんなことがありうるのでしょうか?現実的でしょうか?

このシナリオの非現実性からも
金価格の暴落は
とても考えにくいものなのです。

2008年には行き場を失った投機マネーがコモディティ相場に流れ込み、商品バブルを引き起こしました。そのため原油やトウモロコシも上昇し、貴金属である金やプラチナもどんどん上昇していきました。しかしその後世界経済の悪化に伴い、上げた分をそっくり吐き出す荒い値動きをしました。このような状況を暴落ともいいますが、これは行き過ぎたバブルの調整に過ぎず、金の上昇局面は全く変化がありません。あくまで上記のシナリオが崩れないと金の致命的な暴落はありません。

※金は連日の再高値更新を繰り返しています。上記のシナリオが実現されない限り、調整的な下落はあっても金も暴落はほぼありえません。アメリカどころかヨーロッパの信用も連日悪くなる一方であり、ドルもユーロもどんどん価値が下がっています。ドルやユーロを買えないのだから円やスイスフランを買うしか有りませんが、これ以上の通貨高はこれらの国も我慢できません。よって買える通貨がなくなってきた最後には金に行き着くのです。正直、アメリカは新通貨発行という最終手段がありますが、ヨーロッパはもうユーロを崩壊させてドイツマルク復活ぐらいをしないと立ち直りません。ヨーロッパの方々は長い戦争の歴史から、情勢が悪くなると金を買い出します。既にその動きが起こっております。また新たな金の買い材料が生まれて、ますます下落しずらくなっています。金価格がグラム15,000円といったものや、1オンス5,000ドルという予想が出てきていますがそれも実現しそうです。

GMOクリック証券  
>>手数料無料、金・原油の上昇や暴落で儲けるには DMM CFD <<