メタトレーダー:フィボナッチチャネル、線形回帰チャネル、標準偏差チャネル

図形描画ツール:チャネルライン

トレンドラインと同じような方法でチャネルラインも引くことができます。チャネルラインとは平行に描画された2つ以上のトレンドラインの組み合わせラインのことです。トレンドラインの隣のこのボタンをクリックしてからチャート上にマウスを移動させ、始点にする位置でクリック、そのままドラッグして結びたい位置でドロップすると、トレンドラインと、さらにこのラインに並行したチャネルラインを同時に引くことができます。□をドラッグ&ドロップすると、ラインの角度は変えずに幅を広げて移動させることができます。

またチャネルラインには通常のラインの他に複数のラインの引き方もあります。メニューバーの 挿入(I) → チャネル(C) 内からそれぞれのチャネルラインを選択します。

図形描画ツール:フィボナッチチャネルライン

フィボナッチチャネルラインはフィボナッチの割合で間隔をあけてラインを引けることです。通常にラインを引いた後、チャネルラインをダブルクリックしてチャネルを選択状態にします。その際、ダブルクリックするの は基準となるライン かその隣のラインです。他のラインはダブルクリックしても選択状態になりません。 選択状態にすると、上の図のようにマーカーが4つ表示されます。このうち、基準となるラインの隣のライン上にあるマーカー (赤丸の箇所) をドラッグして、ラインの間隔を調整します。

図形描画ツール:線形回帰チャネル、標準偏差チャネル

線形回帰チャネルの描画は、2点間をドラッグするだけでできます。指定が必要なのは起点と終点の時刻のみで、ラインの傾きや間隔は価格から自動的に決定されます。 細かい調整が面倒な人にはおすすめなツールです。

平行チャネルは、フィボナッチ・チャネルと同様に描画します。基本的なチャネルラインです。

標準偏差チャネルは、線形回帰チャネルと同様、2つの時刻を指定して描画します。 標準偏差チャネルでは上下の線は、線形回帰チャネルでは全ての終値が内側に入るように描画されていましたが、標準偏差チャネルでは中心線から1シグマの位置、すなわち全ての終値のうち約68%が内側に入るような位置に描画されています。下の図は標準偏差チャネルです。線形回帰チャネルとは足の入っている範囲が明らかに違いますね。

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