プロの機関投資家と個人投資家どっちが強くてどっちが弱いのか?

プロと個人投資家どっちが強い?

我々のような投資をしている個人を個人投資家といいます。そして対して投資銀行や為替ディラーなど、トレードを生業としている人たちを機関投資家・プロと呼びます。彼らのようなプロを意識すると私たち個人投資家はとても不利なのではないか?と思ってしまいます。確かにプロというだけあって彼らはいい環境にあり、途方も無い資金を有しています。では個人投資家とプロとの違いはどのようなところにあるのでしょうか?

プロ投資家のメリット、デメリット

プロ投資家のメリット

プロ投資家というのは、当たり前ですがトレードに精通していることは最低条件です。そして最大の特徴は資金力が個人とは圧倒的に違います。数億、数十億など当たり前で、グロソブを運用している機関の取引など一回の資金は ”兆” に達するほどです。少しの損失では大きなダメージを受けないので、 ”さやどり” などの時間と資金が必要な方法を実行することもできます。その資金力を使えば相場を意図的に動かすこともできます。株式取引などでよくみかける ”仕手筋” のように極端な動きはしませんが、市場が材料をほしがっているときや欧米市場が休みで商いが薄い時間帯を狙うことで自分たちの都合のいいほうに相場を動かすことができるのです。このような資金力に個人で立ち向かうことなどできませんね、個人で兆を動かせる人などほとんど皆無なのですから。

プロ投資家のデメリット

逆に彼らの取引は失敗が許されません。トレーダーというのは結果がすべてであり、損を出せばそこで終わりです。その精神的プレッシャーは寿命が10年、20年縮むとまで言われ自殺者も出ます。そうならないように、彼らの取引は大きく損失が出ないよう大きめのストップを作ります。しかし逆にこのストップなどを他のプロへ狙われて大損することも多々あり、プロ同士で熾烈な戦いをしなければなりません。まさしくプロ同士で喰うか喰われるかの争いをするのです。そして、彼らが所属している会社は半年ごとに決算発表などをしなければなりません。そのため決算の時期になれば、たとえポジションがマイナスになっていても現金調達のために決済しなければならないこともあり、自由な取引もできません。また彼らはビジナスでやっているのですから、会社を倒産させないためにも常に取引をして利益を上げ続けなければいけません。休む暇などないのです。いろんな競争や取引に束縛されながら結果を出さなければいけないのもプロの宿命なのです。

メリット

・ 圧倒的な資金力
・ さや取りなどが実践できる
・ 相場を動かせる
・ 情報がいち早く手に入る

デメリット

・ 損が出れば終わり
・ 死と隣り合わせ
・ 他のプロとの争い
・ 取引し続けなければいけない
・ 決算に追われる
・ とにかく結果

個人投資家のメリット、デメリット

個人投資家のメリット

個人投資家の最大の特徴は全て自分のペースで進められるということです。プロのように圧倒的な資金力はありませんが、その分プロのように束縛されることもありません。彼らのような精神的プレッシャーを受けることもありませんし、わざわざプロ投資家と争う必要もありません。プロは取引し続けなければいけませんが、個人投資家は調子が悪ければ休んでもいいのです。もちろん決算などありませんので、自分の意思とは関係なしにポジションを決済することなどありません。そう、個人投資家は ”自由” なのです。いつ取引をしようが、いつ休もうが、誰にも文句を言われず誰とも争う必要もありません。そのため、スワップ目的の長期投資ができるのです。プロはそのような長期投資をすることができないのですから、そこが個人投資家に有利な方法になります。

個人投資家のデメリット

そのかわり、取引環境はプロの環境に劣ります。相場を意図的に動かすことなどできないので、プロが動かした相場に右往左往することもありますし、情報が入ってくるのが遅いために取引の機会を逃したり、おもわぬ損を出すこともあります。取引の環境や情報の面では個人投資家はプロには勝てません。そう、個人投資家はプロと比べて ”環境で劣るが自由度で勝る” のです。

メリット(プロの正反対)

・ プレッシャーなし
・ 取引は自由
・ 相場を休んでもいい
・ 死とは無縁
・ プロと争う必要なし

デメリット(環境面)

・ 相場を動かせない
・ プロが動かした相場に右往左往
・ 情報が遅い
・ 取引会社へコストが必要

結局どっちがいいの?

上記のように個人投資家とプロ投資家の環境はとても違います。よってどっちが強いか?という問いに答えることができません。環境が違いすぎるので比較にはならないからです。

仮に答えるならプロのほうが環境がよく、
個人投資家のほうが自由度がよいということになるでしょう。

個人投資家の最大の強み

上記のように個人投資家とプロ投資家の環境はとても違います。よってプロの方法が個人投資家の方法にはなりません。プロにはプロの、個人投資家には個人投資家の強みがある方法で勝負しましょう。

ストップ狙いに便乗

私たちは資金力でプロには勝てないのですから、プロが動かした相場の流れに逆らっても勝てません。プロが動かした相場についていくことが相場で勝つための近道です。そのためにもプロ同士の争いに便乗してしまいましょう。プロが別のプロが設定したストップを狙って相場を動かしたら素直についていきましょう。ストップをつけることでストップを設定したプロは大損しますが、相場を動かしたプロは儲かります。それに便乗して儲けてしまいましょう。

スワップ狙いの長期投資

自分年金や不労所得を得るために必要なスワップ目的で低レバレッジで長期投資をすることができるのも個人投資家の強みです。プロは常に取引し続けなければいけないのでこの方法をとることが難しいのですが、自由な個人投資家はある程度放置して不労所得を得る方法をとることができます。プロにはできないスワップ投資が個人投資家の最大の武器ともいえるでしょう。

関連記事