サクソバンクFX証券はスプレッドがやや広くミニマムチャージやキー認証
SAXOBANK(サクソバンク証券)の欠点
スプレッドがやや広い
サクソバンク証券は海外業者の例にもれずスプレッドがやや広い傾向になります。どちらかというと日本のFX業者がスプレッド狭すぎるという感じなのですが、比較対象が日本の業者だとするとスプレッドがやや広いです。特に1,000通貨単位でできるミニコースのスプレッドはあまり狭くありません。ドル円は以前まで3pipsありましたし、ユーロ円も3pips近く、ポンド円やNZ円などは5pipsあります。プロレベル御用達のFXCHOICEを使えば、その利用量に応じてスプレッドが縮小(ゼロにもなる)されるのですが、それには凄まじい単位の取引が必要なため現実的ではありません。
システムが重い、ツールの相性を選ぶ
サクソバンク証券のツールはWEB版もツールも正直言って重いです。WEB版は例によってIE:インターネットエクスプローラーでは正直キツイので、OperaやFirefoxの利用がお勧めです。または高性能のPCを使うことです。低スペックのPCでIEを使って取引するのはおすすめできません。またSAXOTRADERは重いというほどではありませんが、認証キーなどの設定が面倒なためPCの知識が多少ないと面倒になるかもしれません。海外製のツールのため日本のツールとの相性が悪く、ソースネクストのウイルスセキュリティゼロなどとは相性最悪です。自分で設定ファイルを変更したり削除したりすることになるかもしれませんので、PC初心者レベルの方には敷居が高いです。まぁその場合は無理せずWEBツール使えばいいんですけどね。
少額取引にはミニマムチャージがかかる
以前サクソ系ツールを使ったことが有る方ならおわかりでしょうが、サクソバンク証券もミニマムチャージが存在します。ミニマムチャージとは標準以下の少額取引をした場合に発生する一種の手数料のようなものです。3つのコースのうち、スタンダートコースとFXCHOICEコースに発生します。発生単位はクロス円やドルストレートで5万通貨単位未満のものが対象です。ミニマムチャージコストは少々高く10ドル設定になっています。つまり5万通貨の取引は手数料無料なのに、4万通貨単位になると10ドル:800円相当のコストがかかってしまうことになるのです。そのため標準で5万通貨が多すぎると思う人はミニコースを使うようになっているのです。
キー認証がめんどい
サクソバンク証券にはセキュリティー性を高めるためにキー認証を取り入れています。一度認証設定すればそのPC以外でログインすることはできません。そのため外部にIDやパスワードが漏れても安全なのですが、正直この機能は法人ならともかく個人ではそれほど必要性がありません。個人を狙い撃ちにしたサイバー攻撃なんてありませんし、狙うなら重要情報満載の法人でしょう。どちらかと言えばキー認証した後でPC買い換えたり、OS再インストールしたり、ネットカフェや会社から利用することができない分不便です。一応対策もあり、キーというのはファイル形式にして持ち運べるので外部のPCにもそのキーファイルを認証させれば利用できます。セキュリティーを非常に気にする人なら願ったりですが、そこまで深刻に考えないなら不要のものですね。
口座が分割してそれぞれにID・パスワードが必要
2010年のFXのレバレッジ規制、そしてCFD規制。非常にうざったくて面倒で個人投資家保護に全然貢献してない、どうしようもない規制ですが、この規制のせいで元々1つの口座で利用できていたFXと各種CFDが分割口座になってしまいました。しかもその数がなんと5種類・・・FX口座、証券CFD口座、株価指数CFD口座、バラエティCFD口座、商品CFD口座に分けられてしまったのです。しかもそれぞれの口座すべてにIDとパスワードが必要になり、全部の口座を持っていると5つのID・パスワードを管理しなければいけないのです。それぞれ口座IDが違うので統一されていません。非常に面倒ですね。ちなみに認証キーはツールに設定するものなので、認証キーが5つ必要になるということではありません。