2013年のFX業界:バイナリーオプション規制とシステムトレード登場

2013年はバイナリーオプション規制とシステムトレード登場

さて2012年においてFX業界の規制は完了し、業界の正常化・健全化が図られました。これは正しく、この頃からはもう悪質な業者は出てきておりません。不誠実な業者や弱小業者はあるものの、FXのダークなイメージを植え付けてしまうような事例はほとんどなくなりました。そして久しぶりに良いニュースが入ることになります。民主党政権から自民党政権に戻り、安倍晋三総理のもと経済政策:アベノミクスによる日銀の異次元金融緩和が行われることになりました。これによってリーマン・ショック以降ダラダラと続いていた円高相場が終了し、円安相場となります。円安相場は旺盛な取引高を生むこととなり、GMOクリック証券、DMM.com証券、YJFX!は、取引高で世界第1位、2位、3位を獲得するなどFX業界には再び光が戻ってくることになります。

逆にバイナリーオプションに関しては行き過ぎた競争や不正ツールの登場、ギャンブル感覚でやる人の中毒などが問題となり業界の自主規制が行われるようになっていきます。取引時間の制限なども加わっていき、かつて勢いがあったFX業界が悪質業者と業界への規制で沈んでいく展開を繰り返す結果となりました。しかし規制に関係ない海外のバイナリーオプション業者が続々と日本へ進出、バイナリーオプションサービスはFXよりも簡単につくれるということもあって海外の悪質バイナリーオプション業者が増えることになります。

また新しいサービスに飢えていたFX業界が見つけたのは 「システムトレード」 でした。インヴァスト証券が海外のミラートレードと提携し、初心者や素人には敷居の高かったシステムトレードを簡易に利用できるサービスを開始。これが大きなサービスとなり、以後セントラル短資FXやFXTFなどがミラートレーダーを採用、バイナリーオプションに次ぐ新しいサービスとなっていきます。

2013年は業界に春が再び、
システムトレードの台頭
バイナリーオプション規制の年

2013年の金融事件一覧

1月アベノミクス開始。
2月1日 日経平均は12週連続で上昇し、「岩戸景気」の1958年12月-1959年4月にかけての17週連続に次ぐ54年ぶりの記録となった。
4月5日 東京株式市場で、東証1部の出来高が東日本大震災直後である2011年3月15日の急落時を超え過去最高を更新した。
5月23日 日経平均は終値で前日比1143円28銭安の14483円98銭となり、下げ幅は2000年4月17日のITバブル崩壊時(1426円04銭安)以来の大きさとなった。東証1部の売買代金(5兆8376億円)、売買高(出来高は概算で76億5514万株)は史上最高を記録した。

2013年の主な出来事

2013/01/18 社名変更 IG証券がIG証券へ
2013/01/19 事業譲渡 カカクコム・フィナンシャルがサクソバンク証券へ事業譲渡
2013/01/31 株式譲渡 YJFX!がヤフーへ株式譲渡
2013/02/01 社名変更 王子証券がGKFX証券へ
2013/03/13 株式譲渡 リテラ・クレア証券が大和証券へ株式譲渡
2013/03/16 FX事業撤退 安藤証券
2013/03/30 FX事業撤退 GFT東京支店
2013/04/01 事業譲渡 マネックスFXがFX事業をマネックス証券へ事業譲渡
2013/04/26 株式譲渡 セブンインベスターズが日産センチュリー証券へ株式譲渡
2013/05/09 取次業務 岡安商事がIS証券よりくりっく365の取次業務を開始
2013/05/31 事業譲渡 PLANEX TRADE.COMがCFD事業をドットコモディティへ事業譲渡
2013/06/01 事業譲渡 リテラ・クレア証券がインターネット事業(FX事業含む)を立花証券へ事業譲渡
2013/06/01 FX新規参入 立花証券(リテラ・クレア証券よりの事業継承による)
2013/06/17 FX新規参入 じぶん銀行
2013/06/17 事業譲渡 エース交易(現EVOLUTION JAPAN)がFX事業を岡安商事へ事業譲渡
2013/10/01 社名変更 FXプライムがFXプライムbyGMOへ
2013/11/14 親会社変更 FXトレード・フィナンシャルが、FXTF ホールディングス・ピーティーイー・リミテッドへ
2013/12/03 FX業務停止 アリーナ・エフエックス
2014/03/01 社名変更 YJFX!がワイジェイFXへ
2014/03/02 事業譲渡 YJFX!がくりっく365事業をインヴァスト証券へ事業譲渡
2014/03/07 FX事業撤退 FXクリエイト

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