トラリピ運用結果11月5週:指値ヒットは少なく利益確定が複数

トラリピを設定して12月に入る

資産運用のリアルタイムデータとして、2018年10月の月初にマネースクエアのトラリピを設定しました。最近の相場に有用と言われている”リピート系自動売買”の一番有名なものです。

そのトラリピ設定内容は、トラリピの利益を狙いやすいレンジ相場になっている通貨ペアEURUSD、AUDJPY、AUDUSD、NZDUSD、CADJPYを選出し、その中でクロス円同士かぶらないAUDJPYとNZDUSDに絞り込みました。

このように私のトラリピ運用は、オセアニア通貨中心の運用になっています。

11月は特大イベントで利益確定の嵐だった

トラリピを設定してから10月は「世界同時株安」「大幅な反発」そして11月は「米中間選挙といった特大イベント」といった普段経験できない相場を通過しました。

設定では十分に余裕のあるレバレッジ設定にしていたものの、実際始まってみたらどうなるかは不安でした。

しかし結果としては大きく暴落したあと反発が大きかったことも有り利益確定が多数でて、大きなイベントで暴落・反発が繰り返されるとトラリピのリピートが良い感じに発注されて非常に資産を増やしやすいことがわかっています。

12月はおそらく静かになる予想

そんなイベントのあった11月も終了してついに12月に入りました。

相場ではこのあたりから欧米の投資銀行の人たちが次々とクリスマスに向けて大型の休暇を取るため相場は大きく動きにくいというのが定説です。ただし飽きないが薄くなるため、投機筋がその薄いところを狙って仕掛けてくる場合もあり、全く同意のない相場とは言えません。

とはいっても大きなトレンドが発生することは少なく、むしろ動いてくれたほうがトラリピがヒットしやすくなるので歓迎といった気持ちになれます。

11月5週の相場は円安ドル安が進行

正直言って米中間選挙以降の相場はかなりボラティリティが小さくなり、それほど動きはありません。

11月5週目の相場の特徴としては、ドル円の上昇によりクロス円全般は上昇。もちろん豪ドル円も大きく上昇しました。FRB議長であるパウエルがドル相場に言及して一時ドルが大きく値下がりすることもありましたが、大きな動きはそれだけでした。ドル安のためNZDUSDも上昇しており、AUDJPY・NZDUSD共に大きく値上がりしての一週間になりました。

他の市場において注目スべきなのが「原油」であり、ここ数週間下げっぱなしで反発の兆しすらありません。エネルギー関連企業やロシア・中東に大きな動きがそろそろありそうです。

原油・仮想通貨に大きな下落

さらに注目なのがビットコインを代表とする「仮想通貨」であり、原油よりも多少遅れてから大きく下落しており、その下落もとどまることを知りません。仮想通貨の下げは ”売り” で入ることができる「仮想通貨FX」の利用価値が高まりますね。

一方で懸念していた世界の株高を牽引してきた米ナスダック指数も反発し、原油に釣られた下落トレンド入りは回避されています。

原油・仮想通貨といった他の市場において大きな下落が話題になる一方で、株・為替に関しては大きな動きが起こっていないのがココ最近の相場のまとめと言ったところでしょう。

この1週間で起こったこと
  1. 株・為替の動きは小さくとどまる
  2. パウエル議長の発言で、一時的なドル安
  3. 原油続落
  4. 仮想通貨も続落

AUDJPYの相場状況

AUDJPYはなんとこの一週間、「陽線」しかつけていません!つまり下がらなかったのです。週足だと大陽線になる形ですね。こういった大陽線が付くと今後の上昇が大きくなるのがローソク足のシグナルでもあります。

ただ下がらなかったことにより、トラリピの指値ヒットはありませんでした。仕方ありません。下がらないことには、トラリピにおける買いの指値はヒットしないのですから。

一方、今までにヒットした買いポジションがトレール決済によって複数利益確定しています。ただNZDUSDと違ってAUDJPYは上げたり下げたりの変動が大きいため、トレールで利益をそれほど伸ばせずに確定しています。

NZDUSDの相場状況

NZDUSDもそこそこの上昇を見せましたが、AUDJPYほどではありませんでした。一度下げたことによりトラリピの買いの指値が1つヒットしましたが、今週は指値がヒットしたのはこの1つにとどまりました

他にも以前にヒットしていた買いポジションが複数トレール決済による利益確定になっています。利益確定が増えるのは嬉しいことですが、最近下落していないため保有ポジションが減っていっています。

11月5週目にトラリピで約定したポジション状況

今週においてヒットした注文は以下のようになっています。大きな下げがなかったために指値がヒットしたのはNZDUSDが1つにとどまりました。

今週のようなボラティリティが低く、また一方向に動く相場ではトラリピの買いの指値はヒットしにくいこともよくわかります。

トラリピの今週の利益状況について

トラリピの現在の利益確定については次のとおりです。

先週の相場の前に買っていたポジションが、AUDJPY、NZDUSDともにトレール決済によって利益確定されました。ただしどちらもあまり利益を伸ばせずに最低利益確定幅付近で終わっています。これはボラティリティが低かったこともあり、思った以上に値が伸びずに下がってしまうことが多かったからでしょう。

11月5週目のトラリピまとめ

今週は株や為替はそれほど大きな動きもなく静かな相場のまま終わりました。世界同時株安や中間選挙といった大イベントで大騒ぎすぎたことが続いたために、なんだか拍子抜け感がまだまだ抜けません。

ヒット数も少なく、実行レバレッジも0.4倍と低いまま推移しているため、今後もさらにボラティリティが低くなった場合は追加入金をして通貨ペアを増やすことも検討しています。

先週と同様”相場が大きく動くイベント”があったほうがトラリピはチャンスであり、相場の変動が少ないときはアクションも少ないということもハッキリわかっています。今後は、そのボラティリティが低い相場の場合どうするかも検討する必要がありそうです。

原油・仮想通貨はトラリピできるか?

静かに済んでいる株・為替と異なり、原油・仮想通貨は下げが加速したり大幅に反発したりと、ボラティリティが非常に高くなっています。仮想通貨ビットコインなどは下がった後、一日だけで10%近く反発したりもしています。トラリピをやっているとこういう動きを取れないか?と考えてしまうものです。

ただ原油・仮想通貨のトラリピは現実的ではありません。

原油・仮想通貨はトラリピに適さない理由

1つ目の理由は提供している業者がないことです。トラリピはマネースクエアの専売特許であり他の業者にはありません。そのマネースクエアには取引対象に原油・仮想通貨はありません。トラリピと似たようなリピート系プログラムを提供しているところに、FXブロードネットのトラッキングトレードや、外為オンラインのiサイクルもありますが、やはり対象はありません。

2つ目の理由としてはこれらはトレンドが発生すると一方向に動きやすい傾向が強いことです。原油も仮想通貨も、一旦トレンドが発生すればとどまることを知らずに動きまくります。原油が200ドル超から30ドルまで下げた2008年や、2017年で一気に20倍に上がって2018年には一気に6分の1まで値下がりする仮想通貨。どちらもトラリピが得意とするレンジ相場はほとんどありません。

よってこれらの理由から原油・仮想通貨のトラリピは考えにくいでしょう。

どうしても実行するのであれば、海外業者などに口座を作り、自作でトラリピの自動売買プログラム「EA」を作成して、VPSサービスを利用して24時間PCを起動させっぱなしにして自動売買を走らせ、自分で管理することが必要になります。かなりハードルが高い上に、得られるものが小さそうで実行する価値はありません。

 

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