トラリピ運用結果11月1週の結果:利益確定連発
トラリピを設定してまる1ヶ月の結果
2018年10月の月初にマネースクエアのトラリピを設定しました。
そのトラリピ設定内容は、トラリピの利益を狙いやすいレンジ相場になっている通貨ペアEURUSD、AUDJPY、AUDUSD、NZDUSD、CADJPYを選出し、その中でクロス円同士かぶらないAUDJPYとNZDUSDに絞り込みました。
両通貨ペアにトラリピを設定してきっちりと1ヶ月が経過しました。これまでの経過としては10月前半で世界同時株安が起こり、反発し、サウジリスクなどで再度世界同時株安が起こり、また反発したりとボラティリティーの高い相場に遭遇しました。
トラリピがそういった相場でどのような結果を出すのかよいケースになっています。現在の状況を確認してみます。
- 結論から言うと、大量の利益確定の嵐でした!
11月1週:この1週間の相場状況
先週はダウが-600ドル、日経が-800円と再び世界同時株安が引き起こされ、相場から退場してしまった人たちもたくさん出てしまっています。相場に参加したての初心者の方が、まるで仮想通貨の出川組のようにあっという間に撤退していきました。しかしその後、相場は底堅く推移しました。
そして週後半になると、「トランプ大統領、米中貿易合意」の報道が走り、一気に相場はリスクオンに戻りました。日経もダウも数百ポイント反発しました。
- ダウ日経ともに大反発
- 週後半米雇用統計
- APPLE決算によって週最後は下落
為替も大きな反発、トラリピ利益確定多数
?為替のほうも一旦暴落していたドル円が反発、ドルストレートはドル安傾向になったこともあってさらに反発しました。ドル円に連動するように豪ドル円も反発、NZDUSDに至っては年初からの下落トレンドがブレイクされそうになっています。
トラリピによって下値のほうで多数約定したポジションは軒並み利益となり、かなりの数が利益確定になっています。
AUDJPYの相場状況
AUDJPYはこの1週間で大きく反発しました。
これはドル円が底堅く推移して下落せずに反発したところと、AUDUSDがドル安トレンドもあって大きく上がったためです。
最近はずっと下落していたため、久々に25MAを超えて上昇トレンド入りし、ボリンジャーバンドの+2σのラインも超えています。若干上がり過ぎのシグナルも出るほどに上昇したために高値からは下落して上ヒゲで終わっています。
このためAUDJPYに設定してたトラリピのポジションはこの下落でトレール決済されました。
NZDUSDの相場状況
NZDUSDも反発。特に木曜日は大きくドル安になったために大陽線が出ています。
特にNZDUSDは久々に日足チャートの雲に突入しており、ここを抜ければ年初から続いている下落トレンドの転換も期待できます。何度となく跳ね返されているNZDUSDの雲はかなり上値が重くなるところですが、この値段帯を維持していくだけでもギリギリローソク足の下にある遅行スパンも上回ってくるのでうわ抜けが期待できます。
ただ米中間選挙が間近に迫ってきているためにどうなるかは、その結果次第でもあります。
AUDJPYとNZDUSDの相関関係
両通貨ペアの相関も見てみます。
今回においては同じような動きが多く、相関性は高い状況が続いていました。
大きなリスクオンムードのときは同じような動きをすることも以前の動きからわかってきました。
トラリピで約定したポジション状況
今週においてヒットした注文は以下のようになっています。
今回はほとんど相場が下落せずに上昇したため、注文でヒットしているのは上値ブレイクによる逆指値注文だけになっています。下落における指値注文はヒットしませんでした。
これは相場が1週間ずっと上昇傾向だったので当然ですね。
トラリピの今週の利益状況について
トラリピの現在の利益確定については次のとおりです。
下記のように実に16件にわたる多数の利益確定になりました。ほぼ全てが決済トレール注文であり、特にNZDUSDはドルストレートペアの特徴として一度動き出せばずっと同じ方向に動き性質からトレールで利益を伸ばしやすい傾向が明らかです。
逆にAUDJPYのほうではきっちりと100pipsで利益確定しており、これはクロス円のような合成通貨にありがちなノイズの多い動きで動きが一方向になりにくい性質が出ています。
- ドルストレートペア(USD絡みのペア):
動きが一方向になりやすい。トレール注文で利益を伸ばしやすい - 合成通貨ペア(クロス円ペア):
動きにノイズが多く、上に下に動きやすい
トレール注文を設定していたので利益確定幅が倍に
トレール注文は利益確定の決済注文が相場に追随(トレール)していき、相場が反転したときに決済される仕組みです。つまり今回のNZDUSDのように相場があまり反転せずにどんどん上昇していくと決済注文も追随してどんどん上昇し、通常の固定幅より多くの利益確定を狙えるのです。
11月1週目のトラリピまとめ
今週は先週のダウ・日経大暴落に巻き戻しになるリスクオンムードで大きく反発しました。これにより先週の暴落などでヒットしていたポジションの多数が利益確定になり、大きな資産増加の結果を残すことができました。
この10月のように「暴落」「反発」「暴落」「反発」を繰り返す相場はなかなかありませんが、実際に起きるとトラリピの性質上、下で拾って上で利益確定して、下で拾って上で利益確定して、と美味しいドコロ取りができる最高の相場環境でした。
特にNZDUSDはドルストレートペアの性質もあって反発傾向がずっと続いてトレール注文で大きく利益を伸ばすことができています。この結果は10月の第2週目と同じ結果であり、改めてトレール注文の有用性が結果として出てくれています。
今後、アメリカの中間選挙が控えており相場は大荒れが予想されます。今週は反発しましたが来週以降はまた大暴落が起こっているかも知れないのです。ただ低レバレッジで運用しているトラリピにおいては、むしろこの下落でポジションが増えると嬉しい結果にもなりますので、ほとんど安心して状況を観察できます。