ビル・ゲイツが語る人生で大切にすべき5つのこと
世界一の超がつく大富豪:ビル・ゲイツ
ビル・ゲイツは言わずと知れたマイクロソフトの共同創業者であり、20世紀の後半に起こった情報技術革命の成功者の代表格でもあるほど成功した人物です。マイクロソフトだけでなく、カスケード・インベトテメントCEO兼会長、コービス共同創業者兼CEO兼会長、bgC3共同創業者兼主任、ResearchGate創業者兼名誉理事長などの様々な役職をもち、イギリス女王より名誉騎士(名誉大英勲章ナイト・コマンダー)を授かるなど世界的にも著名な人物です。奥さんのメリンダさんとともに世界一の資金力をもつビル&メリンダ・ゲイツ財団を設立してその共同会長にもなっています。
19歳で起業し、世界一の企業と世界一の金持ちへ
ビル・ゲイツはハーバード大学に在学していた19歳の時、友人、ポール・アレンと共にMicrosoftを設立しました。当時はまだITバブルのずっと前でコンピューターはほんの一部の企業に使われるだけで一般的には普及していなかった時代です。そんな企業専門商品で値段も超高かったコンピュータが一般の人でも格安で使えるようにしていったため、巨大な市場を作り上げて独占するにいたりました。マイクロソフトが作ったOS(オペレーティング・システム)Windowは現在でもOSシェアで世界一を誇る化け物ソフトです。そんなWindowsもあってマイクロソフトは誰もが知るソフトウェアメーカーとして世界一の企業に成長し、20世紀において最も成功した企業のひとつに数えられるようになったことは有名な話です。
意外にもハーバート大学での専攻は工学ではなく法学でした。文系理系でも全く違う分野を勉強していたわけです。このころを 「ハーバード大学では、法律を学ぶことにしたが法学に熱中することができず、何時間もポーカーをやっていたり、自室に座りこんで「残りの一生をどう使うべきか迷って落ちこんで」いたりした」 と語っています。
長者番付1位常連
ビル・ゲイツはその成功とともに世界一の金持ちの代表格としても知られています。フォーブスの長者番付が発表されて以降、その半分くらいTOPに君臨し続けています。1994年から2006年まで13年連続の世界一となり、ほんの一時期ウォーレン・バフェットやカルロス・スリムに抜かれたことがある以外、ほとんど頂点に君臨し続けています。ビル・ゲイツの資産は大企業に成長させたマイクロソフト株が大半と思われますが、実は保有していたマイクロソフト株は徐々に売り抜けて、その売却資産は個人投資会社であるカスケード・インベストメント社を通じて各方面に投資をしています。その投資が成功し続けているため、ビルゲイツの資産は年々増え続けているのです。個人資産10兆円に達するその資産の投資先としてはフォーシーズンズホテル、リパブリック・サービシズ、エコラボ、カナダナショナル鉄道、バークシャー・ハサウェイなどがあります。
バークシャー・ハサウェイの代表であるウォーレン・バフェットとは超大富豪同士でいろいろ交流が有り、バフェットは自分の資産の大半をビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付することを表明しています。10兆円に達するほどのビル・ゲイツの資産とこれまた8兆円ほどあるバフェットの資産を合わせれば十数兆円という国家予算が組めるような超とんでもない財団ができることになります。
そんなビル・ゲイツ成功の秘訣が隠されている彼の5つの言葉をご紹介します。
出典 http://elitedaily.com/
成功はひどい教師と同じ。成功を重ねすぎると“自分が失敗するはずがない”と勘違いしてしまうんだ
“Success is a lousy teacher. It seduces smart people into thinking they can’t lose.”
成功はあなたの人生を変えるきっかけになるかもしれませんが、それによってあなたの内面が変わってはいけないということを忘れないでください。関わるすべての人を尊重するよう心掛けてください。私たちは、うれしいことよりも失敗から物事を学ぶことが多いです。失敗は成功するための糧になるということを忘れないようにしましょう。
自分を他人と比較しないこと。他人と比較することは、自分自身を侮辱することと同じです。
“Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself.”
世界中に同じ人は一人もいません。また、成功のイメージというのはかなり主観的なものです。自分がどれだけ成功できているかを判断する際には、人の成功と比較するのではなく自分の中でどれだけできたかを考えるようにしましょう。
あなたに対して一番不満を持っている顧客が、あなたにとって最も勉強になる顧客です。
“Your most unhappy customers are your greatest source of learning.”
ビジネスでは不満を持っている顧客が一番学びの多い顧客と言えます。もし多くの人が同じことに対して不満を持っているのであれば、そこには必ず何か改善すべき点があるということを意味しています。これは一人の人生においても同じ。特に身近な人の中で、自分に対してあまりいい印象を持っていない人から多くのことを学ぶことができます。
“誰に対してもやさしく。誰がどのように開花するか分かりませんから。”
“Be nice to nerds. Chances are you’ll end up working for one.”
誰がどのように開花するか分からないこの世の中、どんな人に対しても尊敬をもって接しましょう。人生は長く、複雑で何がどう転じるか分かりません。早いうちから色々な人に親切にし、色々な経験を築いておけば将来確かな財産に繋がることでしょう。
“人生は公平ではないーこれを受け入れること。”
“Life is not fair — get used to it!”
人生は、太陽とバラだけで満たされるような華やかなものではありません。よく失敗するし、いろんな困難に立ち向かいます。周りで起きている大半のことは自分のコントロール下になく、苛立たしく感じたり、怒りを覚えたりすることもかなり多いでしょう。対策はただ一つ、ありのまま受け入れることです。受け入れて、悪いことでも良い面を探すようにしましょう。光のあるところには必ず闇も存在しています。人生で最高に幸せな瞬間というのは、最低な辛い出来事を経ているからこそその瞬間を最高だと感じることができているのです。