トラッキングトレードガチンコバトル第7回

ガチンコバトルが年始に再度始まる

FXブロードネットが提供しているガチンコバトル。4人の著名トレーダーがトラッキングトレードの週運用成績やなぜその設定(通貨ペア・売り・買い等)にしたか、なぜその設定を停止したかなど、週1回更新してくれます。そして運用成績も公開されています。

第6回は最後に波乱!でも全員プラス

その第6回を定期観察してきましたが、途中まで「全員が継続して勝っている」という凄い状況が続いており、どの人の設定を真似しても勝てる相場になっていました。しかし2018年末においてドル円の大暴落が起き、明暗が分かれるという事態になっていました。

その当時のグラフです。怠け者の楽々投資氏が大きな負けを記録し、全員右肩上がりから脱落しかかりました。それでも最終的には全員プラスで終わるということになり、改めて4人のトレーダーの相場観と設定の良さが際立つ結果になっています。

第7回はドル円の暴落の後から

2019年は初っ端から大暴落があり、多くの投資家が大損をしましたがガチンコバトル自体はまだ始まっておらず、4人のトレーダーの方は大暴落直後からの参入になっています。

1月4日時点ではあまりに相場が変動したためにまだ投資戦略を建てられてなかったトレーダーもいるため先週改めて各トレーダーの投資見通しが出揃いました。

 

11日になってようやく全員の投資戦略が出揃う

ファンダメンタリスト ドル円

チャーティスト先生 ユーロ円

怠け者の楽々投資 豪ドル円

トラトレめがね ポンド円

それぞれ通貨ペアも売買方向もバラバラになりました。第6回はドル円を選択する人が複数おり、投資目線もレンジ目線であることが皆さん共通していたのでそれぞれわかりやすい戦略でしたが、今回はなかなか難しいものになっています。

各トレーダーの戦略:引用

チャーティスト先生

・ユーロ円日足ボリンジャーバンド・日足一目均衡表は共に「売り
・ユーロ円週足ボリンジャーバンド・週足一目均衡表は「売り
・上記4点および「停止の目安」に到達していないため、「売り設定」を継続

・コアレンジ:122.50円~125.30円(先週から上方修正)
・想定レンジ:119.10円~126.50円(先週と変わらず)

・停止の目安:126.50円超え(損切り)または119.10円割れ(利食い)

ファンダメンタリスト

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・今年は米国経済の減速が懸念されるが、それはまだ先と予想
・年初のドル売り104円台は行き過ぎ
・当面はドルの下値は堅くなるものと予想しドル買い設定
・目先のコアレンジは107.50円~109.50円、中期レンジは104円~112円
・104円までを想定し、想定変動幅420PIPS

トラトレめがね

今週のポンド円は週初めに上昇したものの、週後半には上昇分を打ち消すように下落しており、方向感に欠けた相場展開となりました。

大きな値動きをしていないため、先週の設定時と戦略に変更はありません。

■運用停止の目安
・11月8日を起点としたレジスタンスラインを上回る
・GMMAの短期線が長期線を上回る
・節目となると予想する140.0円を上回る

来週は英国のEU離脱(=Brexit)を巡り、15日にメイ首相が議会採決を行われます。

議会採決は行われる、あるいは昨年同様に延期されるのか。
また、離脱案は可決できるのか、否決されるのかに注目しています。

怠け者の楽々投資

今週の豪ドル円は、中国の株価が上がろうが、豪州雇用統計が予想より悪かろうが、あまり値動きに反映されず、予想レンジ内の78円10銭(高値)と77円02銭(安値)の1円幅ほどで推移しています。

来週の豪ドルは、注目する経済指標の発表も無く、それほど値動きに恵まれない展開となりそうなので、基本的にはほったらかすつもりですが、突然入ってくる米中貿易摩擦に関連したトピックには注意していきたいと思います。

今週の予想レンジ(先週と変わらず)
・上値78円73銭(2018年12月26日高値)
・下値75円23銭(2019年1月4日安値)

停止レート
上値84円50銭
下値73円01銭(2016年6月24日安値)※
※想定変動幅下限が69円92銭から72円11銭まで切り上がってきているので、停止レートを71円85銭から73円01銭(2016年6月24日安値)に切り上げています。

暴落後で相場の節目を見極める必要

それぞれのトレーダーの戦略がバラバラのため共通の目線が判別しにくい相場になりそうです。このようなときは静観するべきところですが、個人的目線からドル円は上値を超えるようなことは難しいと考えているため、クロス円全般で「売り」をやっているトレーダーさんの判断が参考になると考えています。

トラッキングトレード「ユーロ円売り」

そのため私はトラッキングトレードで「チャーティスト先生」のシグナルを参考にして「ユーロ円売り」で入ってみることにしました。

チャーティスト先生と同じく125~126円あたりはユーロ円が2018年に下値を支えた強いサポートラインのあったところで、そこが抜けて今度はレジスタンスとなっていると判断します。またユーロ円はボリンジャーバンドが下方向ですから売りが優勢なのも明らかです。

設定はひとまずチャーティスト先生と同じ数値にしています。リスクはやや控えめで、利益確定幅は13.0pipsと小さなものに設定、損切りは126円後半を終値で確定させる、または場中に127円を大きく超えてきたらと考えます。

どのような結果になるのか、試行錯誤してみます。

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