第一種優先株は議決権がない代わりに利回りが高く株主優待もらえる
伊藤園の第一種優先株はお得
株式には普通の普通株式というものと第一種優先株というものがあります。
優先株とは利益の配当や残余財産の分配を優先的に受け取る事ができる株式です。この優先株は議決権をもてないために株主総会で意見を言ったり議決することができないデメリットの代わりに配当が25%増額されるというメリットがあります。
また株主優待をもらうこともできます。取引量が圧倒的に少なく議決権のことを重視しない個人投資家にとってはかなり有益な制度なのです。
第一種優先株は伊藤園
しかしこの第一種優先株というのは国内市場では2007年9月に伊藤園が上場しただけで、他の銘柄がありません。
その伊藤園の優先株は配当が25%増額されています。また普通株よりディスカウント状態であり、安い金額で購入することができます。
個人投資家にとってはあまり重視しない議決権を放置しても、普通株より低額資金で購入することができる上に配当も25%増しで株主優待ももらうことができるのです。
伊藤園の優先株式の主な内容は以下のようになっています。
- 普通株式に配当する場合、優先株式には普通株式の125%の配当を行う
(今期は、普通株式は38円に対して、優先株式は48円の配当) - 普通株式が無配の場合を含めて1株あたり最低15円の配当を保障する
- 配当が連続してなされないなど例外的なケースを除いて株主総会において議決権を行使することができない
- 一定の要件を満たす公開買付や合併、株式交換、上場廃止などのイベントが生じた場合には強制的に取得され、普通株式が交付される