FX負け組の共通点:取引ペアがバラバラで一環していない
年齢や職業では差がなく、運用スタイルが勝ち負けを決める
FXで勝つにはどうしたらいいか?勝ってる人、負けてる人永遠の課題です。そういった悩みを少しでも解決するために、FXで勝っている勝ち組と負けている負け組の傾向を分析することで少しでも自身の向上につなげましょう。FXに関してはいろんなサイトや雑誌で統計が取られており、勝ち組・負け組の傾向が導き出されています。例えばZAIや日経マネーといったところでの統計では、昨年の利益率が+20%以上を勝ち組、-20%を負け組として分析を行いました。その結果、年齢、職業、年収、金融資産の項目ではあまり差は出ないということでした。決定的な違いはFXの運用スタイルにあったのです。趣向も様々ですが、取引している通貨ペアなども違ってきています。
FX勝ち組は主役である豪ドルやユーロだが負け組はドル円
FX勝ち組とFX負け組の運用スタイルとして、通貨ペアなども結構違ってきています。例えばFX勝ち組には運用ルールがしっかりと決められておりトレードする通貨ペアがある程度決められています。もちろん損切り幅などもきちんとしている人が大半です。対してFX負け組はルールがしっかりしていません。FX勝ち組が2011年に主に取引をしたのはユーロと豪ドルでした。理由はオーストラリアは他国と比べて良好な経済状況で利上げなどが行われて買われていく流れであり、対してユーロは欧州金融危機によってガタガタになって売られていたからです。こういった流れを勝ち組はしっかりと取られていたわけですね。
対してFX負け組が2011年に取引していたのはドル円でした。そう2011年はドル円が史上最高値をつけまくった円高地獄の年でした。そこでドル円が安いと思ったのかドル円の買いを、しかもひどい人はナンピンまでしていって買いまくったのです。相場の主役であった豪ドルやユーロではなくドル円なのです。
ドル円1つとっても勝ち組と負け組には戦略の差がついた
結果的に、ドル円は下がり続けました。ここで勝利法1で解説したように運用資金とレバレッジが問題になってきます。FX勝ち組の人はレバレッジが低く運用資金も多かったためにドル円が下がっても耐えることができました。しかしFX負け組の人はレバレッジが高く運用資金もないためにドル円の下落に耐えられずにロスカットを食らった方が多かったのです。結果的に何度も介入が行われたためにある程度レバレッジが低ければ助かったのですから、いかにレバレッジや資金が大切かがここでもわかります。
無論、FX勝ち組がドル円を取引してなかったわけではありません。FX勝ち組でドル円を取引していた人の多くは、低レバレッジでの買い下がりが多かったのです。長い目で見れば反発するので低レバレッジで無理せずに買うという戦略がしっかりしていたのですね。また介入相場だけドル円を短期トレードしていた方もいました。こちらも介入相場は上昇がほぼ確実だから海外業者のハイレバレッジを限界まで効かせて枚数を大きくするという戦略がしっかりしていますね。ただ安いから買ったわけではなく、しっかしとレバレッジと資金管理もやっていたのです。一方FX負け組はただ安いから~という理由が多く、レバレッジや資産管理がおざなりになっていました。それがこの結果を招いたのです。