トラリピ対処法:通貨を選んでの低レバレッジ投資
対処法:通貨を選んでの低レバレッジ投資
下の図を見てください、ドル円とかユーロ円とかFXの取引対象は通貨です。特に先進国の通貨ですね。このチャートをよくみればわかりますが、長期的に見れば為替相場は大きなレンジ相場なのです。レバレッジを低く設定しておけば、ロスカットはされません。これがトルコリラとか南アフリカランドみたいな先進国ではない新興国通貨だと話は別になってきますが。
なぜチャートがレンジ相場になるのか?それは通貨の価値がもたらすものです。為替相場というのはそれぞれが価値をもつ通貨同士の両替なので、国自体が破綻でもしない限り国の景気や要因で上下に動くだけなのです。ですので、クロス円のトラリピの弱点:円高暴落リスクへの対応はとにかくロスカットされないこと・・・つまりはレバレッジを高くしないことに尽きるのです。事実、上記のチャートでは黙って待っていれば利益確定ができることがわかりますね。
ただし通貨ペアによっては下がりっぱなしの通貨もありますね。最近のドル円などがそうです。市場最安値などと言われています。しかしドル円の相場を見ても大きなレンジ相場を作っていることに変わりありません。事実1995年に79円をつけたドル円はその数年後に147円をつけているのです。これも山高ければ谷深しと言いますが、谷深ければ山高しということですね。特にドル円は安値に迫ると介入で大きくかちあげるので、ますます買いの魅力が高い通貨ペアでもあります。加えて日本に財政リスクやインフレリスクなどが起これば大きな円安が来ることにもなります。なるべくならドル円は避けたほうがいいですが、ドル円でもレンジ相場であることには変わりないのです。