重要パターン三尊(ヘッドアンドショルダー) が確認できたら反転のシグナル

重要パターンである三尊(ヘッドアンドショルダー) とは

FXで覚えておくべき重要ポイントはテクニカル指標だけではありません。相場には似た様な、どこかでみたことがあるようなパターンが存在します。相場と言うものは人間の集団真理が反映されてできるものなので 『ここまできたら買いたい・・・』、『ココまで来たら耐えられない』、といった人の心理を反映した動きをします。その人の心理というものは過去も現在も未来においても絶対に変わりません。全員が全員とも 『損をしたくない・大儲けしたい』 と思っています。そういった理由で同じようなチャートになることが多く、このチャートの形をパターンとして覚えておくことで先の予測がしやすくなり勝率が格段に上がるのです

パターンで重要視されるのは前回の高値や安値です。前回の高値や安値に付近に相場が上がってくると前回の値を越えるのかどうか非常に注目されます。今回説明する三尊(ヘッドアンドショルダー)とはダブルトップと同じように相場の天井を示すチャートパターンとして知られています。三尊(ヘッドアンドショルダー)ではダブルトップが2つ続いたような形です。この相場では一度高値つけたものの再び下げてしまい、再度上昇しても前回の高値に届かずに反転してしまっています。2度も高値更新トライしながら反転してしまったことで、これ以上の高値更新が難しく天井を表すといわれています。3つある高値の山が両肩と頭に見えることからヘッドアンドショルダー(頭と肩)と称されて重要パターンとして知られています。

3つある高値の山が両肩と頭に見えることからヘッドアンドショルダー

三尊(ヘッドアンドショルダー) は反転のシグナル

三尊(ヘッドアンドショルダー)は一度高値更新をしたものの反落してしまい、再び上昇しても高値を更新することなく下落してしまった相場です。ダブルトップでは同じ高値付近まで上がりましたが、三尊(ヘッドアンドショルダー)では高値に届きもしませんでした。このため何度も高値更新に失敗した相場では、『高値更新どころか届きもしなかった。これ以上は上がりそうにないな』 と上昇を諦めてしまう人が多くなり相場は反転しやすくなります。つまり三尊(ヘッドアンドショルダー)が出れば、反転のシグナルということです。

三尊(ヘッドアンドショルダー)には反転の目安となるところがあります。それはダブルトップと同じ山と山の間にある谷の値段です。この値段があるところを ”ネックライン” といい上昇をサポートしているサポートラインとして重要視されます。そのためこの値を下回るとサポートラインがブレイクされたということで、相場は下方向と考える人が多くなり下落します。ネックラインを下回ったら売りのシグナルになるわけです。そしてダブルトップと同じように上方向を見ていた人たちがそっくりそのまま下を向くので相場は上昇幅と同じくらい下落することが多いのです。これが三尊(ヘッドアンドショルダー)のパターンです。

三尊(ヘッドアンドショルダー)ではネックラインブレイクで同じくらい下落する

ちなみにダブルトップの逆がダブルボトムといって上下逆になったと同様に、三尊(ヘッドアンドショルダー)の逆のパターンもダブルボトムのように上下逆のシグナルを示すパターンになります。そのため普通の三尊(ヘッドアンドショルダー)のパターンをヘッドアンドショルダー・トップと称し、その逆をヘッドアンドショルダー・ボトムと称します。

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