重要パターンの三角持ち合い(トライアングル)がブレイクされると大きく動く

重要パターンである三角持ち合い(トライアングル)とは

FXで覚えておくべき重要ポイントはテクニカル指標だけではありません。相場には似た様な、どこかでみたことがあるようなパターンが存在します。相場と言うものは人間の集団真理が反映されてできるものなので 『ここまできたら買いたい・・・』、『ココまで来たら耐えられない』、といった人の心理を反映した動きをします。その人の心理というものは過去も現在も未来においても絶対に変わりません。全員が全員とも 『損をしたくない・大儲けしたい』 と思っています。そういった理由で同じようなチャートになることが多く、このチャートの形をパターンとして覚えておくことで先の予測がしやすくなり勝率が格段に上がるのです

パターンで重要視されるのは前回の高値や安値です。前回の高値を更新してくれば上昇が見込めますし、安値更新なら下落が見込めます。しかし何度も何度も高値も安値も更新ができない相場というものがあります。それが三角持ち合い(トライアングル)というパターンです。このパターンではダブルトップのような一方向の動きが抑制された相場ではなく、上と下の両方で動きが抑制された相場になっています。上が押さえられれば下方向、下が支えられれば上方向へ動きますが、両方が抑えられた三角持ち合い(トライアングル)というのはどちらにも動きにくい相場になっています。

三角持合では高値も安値も更新されず動きずらくなっていく

三角持ち合い(トライアングル)が終わると大きく動く

三角持ち合い(トライアングル)は重要シグナルである高値更新も安値更新もできずに、上下のトレンドラインの中に相場が完全に納まっている状態です。そのため、『ちっとも動かない・・・イライラする相場だな』 と多くの人が鬱憤を貯めるようになります。しかし上下のトレンドラインは幅が狭くなっていくのでいつかはどちらかがブレイクするはずなので、市場参加者は 『上でも下でもどっちかのラインを割ったら取引だ』 と待ちます。そして三角持ち合いが上でも下どちらかにブレイクしたら、待ってた人たちが鬱憤を晴らすかのように大きな取引をして、相場が一気に大きく動きます。

三角持ち合い(トライアングル)のシグナルの目安は、上でも下でもいいのでどちらかのトレンドラインがブレイクした時です。重要な上のラインがブレイクされれば相場は一気に上昇しますし、下がブレイクされれば一気に下落していきます。ダブルトップのような上昇幅の目安といったものはありませんが、大きく動くことでトレンドが形成されるので、相場に順張り取引をするで大きく儲けることができます。これが三角持ち合い(トライアングル)のパターンです。

三角持ち合い(トライアングル)のどちらかが抜ければ大きく動く

三角持ち合い(トライアングル)の別名はP波動

ちなみにこの三角持ち合い(トライアングル)は、相場が三角形の中に納まることがその呼び名がつけられていますが、一目均衡表の波動論ではこの相場を ”P波動” と読んでいます。三角持ち合い(トライアングル)の相場を三角形ではなく、アルファベットのPの中に納まるという見方をされているためです。ちなみに三角持ち合い(トライアングル)とは逆に、高値安値がどちらとも広がっていく相場のことを逆P波動やY波動相場と呼ぶことがあります。

三角持ち合い(トライアングル)は波動論でいえばP波動

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