FXの米非農業部門雇用者数(雇用統計)は絶対に見過ごすな

米非農業部門雇用者数(雇用統計)とは

FXには様々な経済指標が影響を及ぼします。そんな経済指標の中で、世界最大の注目を集め、FX投資家にとっては避けては通れない指標があります。それがアメリカ合衆国の米非農業部門雇用者数変化、いわゆる雇用統計と呼ばれる経済指標です。この経済指標はキング・オブ・指標ともいわれており、その影響力はすさまじいものです。その結果次第では、為替相場から、世界各国の株式市場、果ては世界各国の中央銀行をも動かしてしまうほどの影響力を持っています。

下記の図は雇用統計の前後のチャートを示したものです。発表前は静かな相場になっていますが、雇用統計が発表された直後は激しく相場が急変しています。これが雇用統計の影響力を大きさを表しています。このような状況においては、相場が激変を起こし、スプレッドが10~20pipsに開き、最高レベルの約定力をもつSAXO業者でさえスリップページが当たり前の状況になっているのです。チャートからもその影響力の凄まじさが現れていますね。

雇用統計で相場は急変する

 

米非農業部門雇用者数(雇用統計)の注目度

米非農業部門雇用者数変化、いわゆる雇用統計の注目度は最高ランクにもなります。この指標は世界の中心であるアメリカ経済がどのような状況になっているのかを判別する最大の注目をあびているのです。この指標が悪いと、世界的な悲観論から相場は大きく下げることがあり、逆によいものだと相場が爆上げすることもあります。

2008年10月には、この指標が非常に悪い結果を出したために世界中の相場が暴落して金融危機を起こしました。そしてその余波が世界に広がり世界各国で株価は暴落、アイスランドは通貨危機を起こし、ウクライナやハンガリーなど多くの国がIMFの融資を受けなければいけないほどのダメージを受けました。日本が不況になったのも、発端はこの雇用統計というわけです。その影響がとどまることを知らないほど広がったために、アメリカのFRBが緊急の利下げを行わなければいけないほどの事態を引き起こしたのです。それほど世界的な注目が高いのです。よってこの経済指標の注目度は最高ランクです。この指標を見過ごすと、とんでもないことになりますよ。この指標はなにもFX投資家だけでなく、投資をしない人も絶対に注目しなければいけないほどのものなのです。

注目度 : ★★★★★(MAX)
発表日 : 毎月の第一金曜日

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