CAD (カナダドル) とは資源も財政も豊かな資源国通貨として有名

カナダ(Canada)のデータ

正式名称 カナダ(Canada)
人口 3,161万人
面積 997.1万km2 (日本の約27倍)
首都 オタワ
宗教 ローマン・カトリック教
主要産業 金融、保険、不動産業、製造業、商業
名目GDP 1兆1,295億200万USD(2005年)
一人当たりのGDP 35,002USD(2005年)
実質GDP成長率 2.74%(2005年)
インフレ率 2.2%(2005年)
失業率 6.8%(2005年)

CAD (カナダドル) の特徴

CADとはカナダで使われている通貨である

CADはカナダドルといい、カナダで使われている通貨です。愛称は ”キャンドル” とも呼ばれています。カナダという国はG8やNAFTAに参加する先進国の1つでもあり、国際的にも非常に高感度が高い国家です。日本の留学生でもワーキングホリデーの行き先として人気が高いですね。しかしCAD(カナダドル)はUSD(アメリカドル)の存在感やオセアニア通貨の高金利に隠れてしまい、FX投資家にもあまり人気のない通貨です。ただし、CAD(カナダドル)実はリスクの少ない優等生通貨なのです。

カナダの国旗カナダの位置情報

CADは微妙な資源国通貨

カナダという国家は、その国土面積をからもご存知のように、非常に資源が豊かな国です。金、原油、石炭、木材などが豊富であり、原油の埋蔵量も世界屈指のものです。そのためCAD(カナダドル)は資源価格の影響を受ける資源国通貨になっています。ただし、同じ資源国通貨であるAUD(オーストラリアドル)と比べると商品相場の影響は比較的小さくなっています。これはカナダの主要産業が金融、 保険、不動産、製造業、商業などの第3次産業となっており、第1次産業にはそれほど依存していないからです。

見習いたい・・・双子の黒字財政

先進国というのはかなり借金体質になる傾向があります。わが国日本は膨大な財政赤字を毎年のように繰り返しており、超大国アメリカにいたっては双子の赤字をかかえています。しかしカナダは先進国の中で唯一の財政収支・経常収支(貿易収支)黒字を実現しているのです。つまり双子の赤字である米国とは全くの正反対にあたるのです。そのため、カナダドルは比較的安定した通貨として認識されており、比較的リスクの小さい通貨となっているのです。

CADは通貨の優等生

カナダはその双子の黒字のように良好な経済成長と財政を維持しています。実質GDPも平均で3.9%とG7の中でも高く、インフレ率も2%程度に抑えられています。GDPが1%も成長しておらず、インフレどころかデフレになっているどっかの国も見習ってほしいものです。そのためカナダは世界でも最も安定した経済国として知られており、CAD(カナダドル)はリスクの少ない通貨と言えます。

CAD (カナダドル) のリスク要因

カナダは米国への依存が強い

カナダという国は地理的にも明らかですが、非常にアメリカ経済へ依存しています。そのため、カナダの経済状況はアメリカの景気動向、経済指標に敏感に反応することがあるのです。特に農業、エネルギー産業などは大きく影響を受けることがあります。そのため米国の景気が悪化すると、その影響を受けて景気が鈍化しやすい状態になります。アメリカとカナダは一蓮托生とまではいかないまでも、かなり芋ずる式にアメリカに引きずられる関係になっています。アメリカドルとカナダドルのペアであるUSDCADはかなりの間レンジ相場を形成し、相場も1.0000を行ったり来たりしています。その特性を利用して自動売買のプログラムを組んでいる人もいるくらいです。

原油相場の影響を受けることがある

あまり知られていないのですが、カナダの原油埋蔵量は全世界の埋蔵量の約15%を占め、サウジアラビアに次いで世界第2位となっております。最近はイラクのほうがたっぷり埋蔵されているという情報もありますが、いずれにしてもカナダには世界屈指の原油が眠っているのです。現在、世界中の国々は原油の輸入を中東の依存しています。しかしこれは2度も起きたオイルショックに表されるように中東情勢に大きく影響されるリスクをともなってしまうので、原油輸入国をカナダなどの国へ移そうという動きが強まっています。そのため原油相場にかなり敏感に反応するようになってます。最近では米国でシェールガス革命が起きたために連動性は少なくなってはいますが、シェールガスもカナダは相当量の埋蔵量があります。

CAD (カナダドル) の政策金利

カナダの金利動向

カナダドルの政策金利は決して高金利というレベルではありません。なぜかというと、カナダという国は双子の黒字で財政に問題をかかえておらず、政策もうまくいっているためにインフレも抑えられているからです。国全体が良好の状態であり、かつインフレになっていない状況なので金利自体を上げる必要性はありません。しかし国内には要因はなくともカナダ経済は非常にアメリカに依存しているために、アメリカの金利の影響も大きく受けます。上の図を見てもらえばわかるでしょうが、カナダの金利はアメリカの金利動向にリンクしているのです。よってカナダの金利を予測するにはカナダだけでなくアメリカまで分析する必要があるでしょう。

CAD (カナダドル) の祝祭日

1月1日 元旦
4月14日 聖金曜日(移動祝祭日)
4月17日 復活祭の月曜日(移動祝祭日)
5月22日 ビクトリア女王誕生祭(移動祝祭日)
7月1日 建国記念日
9月4日 労働者の日(移動祝祭日)
10月9日 感謝祭(移動祝祭日)
11月11日 休戦記念日
12月25日 クリスマス・デー
12月26日 ボクシング・デー