IGマーケッツ証券のバイナリーオプションの戦略について

バイナリーオプションの実際の流れ

IG証券で取引ができるバイナリーオプション(BO)。使い方によっては超低リスクでハイリターンを狙えてしまう魅力てきな金融商品です。まずバイナリーオプションの取引の例を見てみましょう。

値段が動いている時のバイナリーオプション

上図は日経225の数値を対象にしたバイナリーオプションの図です。1つ1つのBOのラダーと言います。上からラダーはそれぞれ11000以上、10960以上、10920以上 ~ 10600以上、10560以上となっていますね。そして日経225の現在価格は10830になっています。このとき日経が10900や11000になる確率は低いはずです。権利行使価格になる確率が低いから0.0~5.0という低い数値になっています。対して10840以上、10800以上のあたりは日経と同じぐらいの値段です。するとこのまま日経が上にいくか下にいくかわかりませんから確率は五分五分です。そのためラダーの価格は40~60ぐらいになるのです。そして一番下の10560以上はすでに日経の価格が超えているため、このまま行けば権利行使できる確率が非常に高いということで90~100という高い数値になるのです。ラダーの価格はその権利行使価格にとどく確率(%)であると見れば、非常にわかりやすいでしょう。さあこのまま日経が引けを迎えるとどうなるでしょう?

引けを迎えて清算されたバイナリーオプション

あの後日経は大きく動くことなく15:00に引けを迎えました。終値は10830になります。ということは権利行使価格が10800以上から下のラダーは無事、権利行使価格より上で引けたので価格が100になりました。逆に権利行使価格が10840以上から上のラダーは、価格が権利行使価格に達しなかったために価格は0になってしまいました。各ラダーを買ったり売ったりした場合の結果は下記のようになります。

各ラダーを買い・売りした時の結果
ラダー名 売り 買い
11000以上のラダー (0.0-0.0)で±0イーブン (0-3.5)で3.5の損失
10960以上のラダー (1.3-0.0)で1.3の利益 (0-5.4)で5.4の損失
10920以上のラダー (11.3-0.0)で11.3の利益 (0-15.8)で15.8の損失
10880以上のラダー (20.6-0.0)で20.6の利益 (0-25.6)で25.6の損失
10840以上のラダー (32.9-0.0)で32.9の利益 (0-38.8)で38.3の損失
10800以上のラダー (46.9-100)で53.1の損失 (100-52.9)で47.1の利益
10760以上のラダー (61.5-100)で38.5の損失 (100-67.0)で33.0の利益
10720以上のラダー (74.4-100)で25.6の損失 (100-79.3)で20.7の利益
10680以上のラダー (84.2-100)で15.8の損失 (100-88.8)で11.2の利益
10640以上のラダー (90.8-100)で9.2の損失 (100-95.1)で4.9の利益
10600以上のラダー (96.0-100)で4.0の損失 (100-100)で±0イーブン
10560以上のラダー (97.0-100)で3.0の損失 (100-100)で±0イーブン


バイナリーオプションの取引の流れは上記のようになります。取引の基本は株でもFXでもいっしょです。安い値で買って高く売る。高い値段で売って安く買い戻すことです。上記の流れでは10840から上のラダーを売っていれば売りの利益が、10760から下のラダーを買っていれば利益になったわけです。しかしこれは結果論であり、取引中はどのラダーまでが100になりどのラダーが0になるかはわかりませんね。今回の場合では10800以上のラダーを52.9で買っていれば一番儲かったわけですが、このラダーは日経の価格とほぼ同じくらいで推移しておりラダーが100になるか0かは五分五分だったわけです。五分五分では博打になってしまうようなものです。ではどのような買い方をすれば高い確率で儲かったり、低い確率で大儲けできたりするのでしょうか?

戦略その1 : 取引開始の安いラダーを買っておく

IG証券で取引ができるバイナリーオプション(BO)。まずバイナリーオプションの基本とも言うべき戦略です。取引開始直後で、まだ価格が安定せずに安い値段になっているラダーを買っておいて、引けまで引っ張る方法です。日経225のバイナリーオプションで言えば、実際の日経が始まるちょっと後の9:03で、0に近い安いラダーを買ったり、100に近い高いラダーを売ったりして、14:59の取引終了時刻まで持ち続けます。

取引時間開始は安い

上の図は日経が始まった直後9:05頃のラダーです。この時点で日経は上がるのか下がるのかまだ分からない上に、取引終了時間までまだ6時間近くありますね。6時間もあれば100上げたり、100下げたりすることもあるわけです。そこで上がっても下がってもいいように上下のラダーを買っておきます。上の図だと 「日本225株価指数(当日)10800以上に上昇」 から上のラダーが0にかなり近い安値になっており、 「日本225株価指数(当日)10480以上に上昇」 から下のラダーが100にかなり近い高値になっています。ここで0に近い安値のラダーを買い、100に近い高値のラダーを買うのです。くれぐれもここで売りと買いを間違えないようにしてください。間違ってしまうと大きな利益を得るはずが、大きな損失となってしまいます。買いと売りは何度も確認してください。

日本225株価指数(当日)10840以上に上昇買い

例えば 「日本225株価指数(当日)10840以上に上昇」 を1.0買う場合の注文画面は上のようになります。このラダーは3.0という極めて0に近い安値のラダーになっています。これを買って、もし日経10840以上で引ければ数値は100になります。そのときは100,000円の儲けになるわけです。たとえ条件を満たさなくとも、買値の3.0の分3,000円という少ない損失ですみます。これで低コスト、超ハイリターンになるわけです。もちろん100や0に近いラダーというのは条件が満たされる可能性が低いわけですから、大儲けすることよりも損する確率のほうが高いわけですね。低確率ハイリターンというわけです。しかし現在の日経の値は10650付近で、権利行使価格は10840以上。その差は200円近くあるわけですが、日経が200円上がるというのはそれほど低確率ではありません。なるべく取引終了から遠い時間の時点で、大幅変動を期待して格安のラダーを買うというのがバリナリーオプションの戦略の1つです。

戦略その2 : 取引終了時間直前にラダーの順張り(ラストミニッツ)

IG証券で取引ができるバイナリーオプション(BO)。次にバイナリーオプションの特性を生かした超高確率で勝てる戦略です。これはFXブログで有名な為替王さんのブログでも検証されていたラストミニッツとも言われる戦略です。この戦略は市場があと数分で閉まるという直前のときに、いつもとはあえて逆の高いラダーを買ったり、安いラダーを売ったりする方法です。市場も引けに近くなるとあんまり動くこともなくなり、動きが収束に向かいます。そういったあと数分で市場が閉まるというタイミングで相場が大きく一方的に動くことはほとんど無いと見込んで高いラダーを買ったり、安いラダーを売ったりして微益を得ようとするのです。

残り時間わずかで値があるラダーを狙う

バイナリーオプションでは引けになると権利行使価格に達したラダーは100に、達さなかったラダーは0になります。そのため引けに近づくにつれて条件を満たしているラダーは限りなく100に近い数値になり、逆に条件を満たしていないラダーは限りなく0に近づきます。例えば上の図は取引終了まで後5分前の状態です。このとき 「日本225株価指数(当日)10720以上に上昇」 のラダーは、あと5分ではとても条件を満たす確率が非常に低く、価格は限りなく0に近い2.0になっています。逆に 「日本225株価指数(当日)10600以上に上昇」 のラダーは後5分で条件を満たす確率が非常に高いため、価格は限りなく100に近い98.0になっています。きちんと0や100にならないのはスプレッド分があるからです。限りなく0や100に近いラダーはもう0で売るか100で買うしかなく全く利益を生み出せません。だから 「日本225株価指数(当日)10720以上に上昇」 より上のラダーと 「日本225株価指数(当日)10600以上に上昇」 より下のラダーにはもう取引する価値はありません。

しかし 「日本225株価指数(当日)10680以上に上昇」 ならどうでしょうか?現在の日経は10650あたりにあり、権利行使価格まで約30円あります。これくらいなら条件を満たす確率が少しは残っていますね。だからラダーの価格は 2.4 – 5.9 という0よりもちょっと高い数値になっています。ラストミニッツ戦略は条件は満たさないと予想して、このラダー安値のラダーを売ったり、高値のラダーを買って引けを待つ戦略です。上の図では2.4で売るということになりますね。後5分で30円ですから、よっぽどの動きでもない限り条件は満たせそうもありません。このまま条件を満たさずに引けを迎えれば 「日本225株価指数(当日)10600以上に上昇」 の価格は0になります。すると2.4で売ったラダーは0になりますから、2.4ポイント分儲かります。1.0売っていれば、2.4%×100,000 = 2,400円儲かることになります。もちろん逆に日経がグンと上げてしまって条件を満たすかもしれません。その場合は (100-2.4)%×100,000 = 97,600円の損失になります。

高確率で2,400円勝てるが、もし負けたら97,600円の損失

つまりこの方法は戦略その1の全く逆で、高確率でローリターンを狙う戦略なのです。この方法の勝率はおそらく9割~9割5分ぐらいでありほぼ確実に勝てますが、もし負けたときの損失額が半端ではありません。高確率で2,400円を狙いに行って、97,600円損失のリスクをかかえる取引です。もし万が一負けてしまった場合は、損失を取り戻すのに 97,600 ÷ 2,400 = 40.666 で約40回も勝たなくてはいけません。たとえ勝率が95%であったとしても20回に1回は負けるわけですから、1回負けた損失を取り戻す40回のうちにまた負けてしまう可能性が高くなります。投資にあってはいけない損大利小になってしまうので、余程相場が落ち着いていて動かない時以外では使えない戦略といえるかもしれません。もちろん相場観が優れていて、絶対に動かない確信があるという方ならやってもよいですが。

それにこの方法には取引終了時間と清算時間の違いが関わってきます。取引終了時間とはバイナリーオプションの売買ができる時間のことで、清算時間というのはバイナリーオプションの損益が確定する時間のことです。例えば日経225のバイナリーオプションでは取引終了時間が14:59、清算時間が15:00になっています。つまり14:59~15:00の間はラダーを新規に建てることも決済することもできないわけです。日経ならこの時間は1分間だけなので1分先の予想は立てやすいですが、他の市場ではこの時間が広く設定されていることもあります。例えば韓国の株価指数では取引終了時間が14:59、清算時間が15:15になっています。つまり16分間も時間が空いてしまうわけです。16分もあったら値動きの激しい韓国株は50ポイント動いてしまうかもしれません。韓国のラダーでやる場合は16分先の予想をしなければならないわけです。各市場の取引終了時間と清算時間は以下のとおりです。もしこのラストミニッツ戦略をやるのでしたら、取引終了時間と清算時間の間が1分間だけの日経225や欧州のラダーにしましょう。時間が空いてしまう韓国やシンガポールでは非常に難しくなってしまいます。

各市場の取引終了時間と清算時間の差
市場 取引終了時間 BOの清算時間
日経株価225指数 14:59 15:00 1分
TOPIX株価指数 14:59 15:10 11分
韓国200株価指数 14:59 15:15 16分
中国H株指数 17:13 17:15 2分
香港ハンセン指数 17:13 17:15 2分
シンガポール株価指数 18:05 18:15 10分
インド50種 18:55 19:00 5分
為替 19:55 20:00 5分
イギリスFTSE100 1:29 1:30 1分
ドイツDAX30 1:29 1:30 1分
フランスCAC40 1:29 1:30 1分
スペイン35種 1:29 1:30 1分
イタリア40種 1:20 1:25 5分
NYダウ30 5:59 6:00 1分

 

戦略その3 : 取引終了直前にラダーの逆張り(逆ラストミニッツ)

IG証券で取引ができるバイナリーオプション(BO)。ラストミニッツと呼ばれる超高確率で勝てる戦略は、勝率こそいいものの大きな損失を出すリスクを抱えており、数十回の利益がたった1回の損失で消えてしまう損大利小の戦略でした。日本や欧州の株のように比較的値動きが小さいものならそこそこ使えますが、韓国や中国といったボラティリティの高い相場でやることは自殺行為にも等しいものです。そこで逆転の発想をしましょう。数十回の利益がたった1回の損失で消えてしまう損大利小の戦略なら、その逆をやれば数十回の損失を1回の利益で取り戻せる損小利大の戦略ができるはずです。

あえて確率の低いほうを狙ってみる

そのやり方は単純です。さっきのラストミニッツ戦略では、高確率で勝てる2.4のほうを売っていました。そこを逆に5.9のほうに狙いを変えて買ってみるだけです。先ほどと同じ 「日本225株価指数(当日)10680以上に上昇」 は 2.4 – 5.9 という0よりもちょっと高い数値になっています。これは日経が10680以上になる確率がちょっとはあるということです。ラストミニッツ戦略ではここで2.4のほうを売るのですが、今回は逆に5.9のほうを買ってみたとしましょう。条件を満たす確率は小さいですが、もし日経がグンと上がって引ければ大当たりになります。5.9のラダーが100になるのですから (100-5.9)%×100,000 = 94,100円の利益になるというわけです。もし条件を満たせずこのまま引けたとしても、損失は最初に買った5.9%×100,000 = 5,900円だけです。

つまりこの方法は戦略その1の全く同じで、低確率でハイリターンを狙う戦略なのです。しかも取引時間は終了間際の5~15分程度です。時間効率から言えばこっちの方法のほうがパフォーマンスがいいですね。この方法はラストミニッツの逆ですから勝率は5分~1割弱ぐらいしかないでしょう。しかし負けたとしてもその損失はわずかであり、一度でも大当たりすれば大きな利益が転がり込んできます。94,100円の利益を狙って、5,900円損失のリスクを抱える取引ですから非常に効率がいいです。当たれば94,100円、負けても5,900円なので、おおよそ20回に1回勝てばトータルで利益を出すことが出来ます。

20回に1回じゃあ・・・あんまり勝率よくないな・・・と思った方もいるでしょう。確かに日経225では、この逆ラストミニッツ戦略の勝率は1割もないかもしれません。しかしそれは日経225のボラティリティが小さいという要因があるからでもあります。この方法を、ボラティリティの高い相場である韓国株、中国H株、香港株、インド株などでやってみればどうでしょうか?これらの市場ではボラティリティが大きく、引けの5分、10分前でもかなり大きく変動します。ボラが大きくてラストミニッツ戦略には向いてないということは、逆にこの方法に向いているという裏返しでもあります。下図はボラティリティの高い中国H株の最後の5分間です。チャートを見るとトレンドは上を向いており、後5分間も上へ上昇しそうでした。そのとき 「中国H株部株価指数先物(当日) – 13150以上に上昇」 が7.1と安い買値になっていました。これは上がると思って7.1で買います。数分後中国H株は50ポイントも上昇して引け、13150以上のラダーは100になり大きく設けることが出来ました。結果論だと言う方もいるかと思いますが、中国H株のようなボラが高い市場では最後にこれだけ動くことが珍しくありません。この逆ラストミニッツ戦略は日経でやると勝率1割くらいかもしれませんが、ボラの大きい韓国株、中国H株、香港株、インド株などでやれば勝率2~3割になります。最低20回に1回勝てばいいので、2割の勝率だったとしても確実に利益のほうが大きくなります。

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