FXにはリスク分散が欠かせない

リスク分散とは?

投資のことわざで最も有名といわれる 「卵をひとつのかごにいれるな」 これはリスク回避のためには分散して投資することをうながしています。卵をたくさん持っていてもそれが全部入っているかごを落としてしまえば全て割れてしまう。しかし、複数のかごに分けておけば例えひとつのかごを落としても、割れるのは一部で済む。このようにある最悪のケースが起こったときに、ダメージを減らすことをリスクの分散といいます。

かごはひとつだけだと・・・

リスク分散していれば・・・

FXには必須

特にFXというのは高いレバレッジをかけて行うリスクの高い取引ですから、最悪のケースの損も大きくなります。その損を最小限に止める方法としてリスク分散が必要なのです。

基本は同一通貨を持ちすぎないことです。2007年のサブプライムローン問題による急激な円高でやられてしまった投資家の多くはこのリスク分散をしていませんでした。例えば高金利につられてAUDJPYだけを100万通貨買っているとしたら、毎日1万5000円ぐらいスワップが入りましたが、円高で10円も下がってしまって為替差損が1000万円にもなってしまってFX相場から撤退したというわけです。

特に長期投資にはリスク分散をしておいたほうが安心してスワップを受け取ることができます。そのためにも同じような動きをする通貨ばかりを持ちすぎないことが大切です。

動きが逆のを組み合わせるのが基本

リスク分散としてよく使われる組み合わせが 「株」 と 「債券」 です。理由は単純明快、それぞれ逆の動きをする逆相関の関係だからです。主に景気がいいと株価はあがり、債券は下がります。そして信用不安が広がり株価が下がると債券はあがります。このように逆の動きをするものを両方もっていれば片方が下がってももう片方が上がってくれるために合計の損は少なくて済みます。また当然ですが、合計の利益も減ります。リスクとリターンは表裏一体ですから。

FXのリスク分散:極論

FXのリスク分散も基本は 「株」 と 「債券」 の関係と同じように動きが逆になりやすいものを組み合わせることです。動きが逆というのは極論ですが 『簡単さ、USDJPYなら買いと売りを両方もてばいいじゃん』 ということでもあります。確かに買い、売りを両方もてば為替損益が全くなくなりますが、そのかわりスワップもなくなります。むしろFX会社の取り分をピンハネされる分スワップがマイナスになって毎日損しますね。これはリスク分散ではありません。FXでリスク分散として選ばれるのはおおむねスワップがプラスのものを選ぶものです。

FXのリスク分散:正論

FXのリスク分散として組み合わせるのは、 『できるだけスワップがプラスで、互いに逆に動く関係のある組み合わせ』 になります。一方が上がると、もう一方が下がります。逆もしかりで、どちらに動こうと合計の損益はあまり変動しない組み合わせをもっていれば、為替変動リスクを気にせずにスワップを受け取り続けることができるというわけです。

互いに逆に動く関係のことを逆相関の関係を持つといいます。相関とは二つのものの間に関連があり、互いに影響し合うことを示します。相関がある2つのペアは同じような動きをするのに対して、逆相関の2つは全く逆の動きをするような関係になります。この辺は高校数学でかなりやったことですので、しっかりと思い出してくださいね。

上級者編 : 相関係数でリスクヘッジ

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