2014年のFX業界:シストレやBOの競争激化と海外FX業者の淘汰

2014年はFX業界は新サービス競争が激化、海外業者にも変化

2013年から始まったアベノミクスによる株高・円安相場によりFX業界には明るいニュースが戻ってくることになりました。業界大手のGMOクリック証券やDMM.com証券などは世界規模で取引高の1位と2位になり、さしたる悪い事件や悪質業者も登場することなくいい感じで流れていくことになります。対して悪いニュースといえば消費税の増税。これによって手数料をとっていたFX業者は手数料に消費税分を入れるかどうかで悩むこととなり、手数料制度をやめるようなところも出てきました。また大証FXという取引所FXの廃止ということもあり、不誠実なところやサービス競争についていけない業者の撤退ニュースもありました。しかし概ね平和なFX業界で推移し、主なニュースは新しいサービスであるシステムトレードとバイナリーオプションの話題ばかりになりました。

システムトレードは2013年にインヴァスト証券がミラートレーダーを採用し大きな話題を造りました。しかし新たにトライオートFXというオートで取引をしてくれるAIトレードシステムや外為オンラインのiサイクル取引、YJFX!のリピートトレール注文(リピトレ)、ひまわり証券やアイネット証券のループイフダンなど、マネースクエアのトラリピに似たような商品が続々登場し、競争がはげしくなりました。各社とも単にFX取引を提供するだけでは勝てなくなり、FX+αということで新サービスの充実に力を入れていったのです。

対して昨年に大幅な規制が入ったバイナリーオプションは一時沈静化します。しかし各業者が新しくバイナリーオプションサービスをどんどん開始する中で人気が再燃。以前はハイローしかなかった種類も、ワンタッチやレンジ、など新しい種類が出ることによってバブルからやっとブームへと進化していきます。しかし後述の海外バイナリーオプションが増加したことで詐欺業者の割合も増え、それがバイナリーオプション業界にも影響し、ブームは沈静化していきます。

そして淘汰が始まったのが日本で展開する海外業者です。すでに数年前のレバレッジ規制の頃から多くの海外FX業者が日本に進出していましたが、海外FX業者の中にも勝ち組、負け組が明確となっていきました。業者の人気やサービスの差、誠実さ不誠実さがこの数年でハッキリするにようになり、日本市場を諦める業者も出てきたのです。しかし海外FX業者はもともと日本の規制下には入っていないため顧客資金に対する対応は業者次第になってしまっています。海外の金融監督庁に当たるところでライセンスをとっている業者もいますが、各国によってバラバラのため、名ばかりライセンスしかない業者やライセンスすら持っていない業者などの出金拒否問題なども起こるようになり、金融庁は海外FX業者への注意喚起などを行いました。裏では各国の金融庁にあたる監督機関に接触・圧力をかけたという噂もあり、この頃から海外FX業者もどんどん淘汰されて人気のあるところだけが自然淘汰によって判別しました。

2014年はシストレとBOの競争激化
そして海外FX業者の淘汰の年

2014年におけるFX業者の廃業・事業譲渡

日産センチュリー証券・2/10付で子会社である株式会社セブンインベスターズより店頭外国為替証拠金取引に関する事業を承継

アヴァトレードジャパン[MT4]・2/28で商品CFDのサービスを終了

ひまわり証券・3/6付で債券CFD4/11付で株式・指数・債券CFDのサービスを終了

ひまわり証券[ディールFX]・3/21付でサービスを終了しひまわりFXへ全面移管

[CFD]FOREX.comJapan・3/31付でサービスを終了

efx.com[efx-MT4]・4/18にサービスを終了

エイト証券・6/27付でFX取引を終了

GMOクリック証券・親会社のGMOクリックホールディングスが10/31に株式会社FXプライム byGMOの完全子会社化に関する株式交換契約を締結

東海東京証券・11/27でFXサービスを終了

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