ミニラップとは富裕層のサービスを中流層でも受けることができるラップ口座

ミニラップ口座とは

ミニラップ口座とは、ラップ口座と同じでありながら、最低預託金額が1億円のような超高額から500万円に低くされて一般の人にも手が届くようになったラップ口座のことです。ラップ口座と同じように、個人投資家の資産管理、運用、投資アドバイス、売買の執行、口座管理など、資産運用に関する様々なサービスを包み込んだ詰め込みサービスなのです。これは投資に関することをすべて投資のプロがやってくれるので私たちは本当に何もする必要がありません。ですのでほったらかし投資がしたい方にはピッタリです!

ミニラップ口座とは、ラップ口座と同じでありながら、最低預託金額が1億円のような超高額から500万円に低くされて一般の人にも手が届くようになったラップ口座のこと

ミニラップ口座は何故最低金額を下げたのか?

本来ラップ口座が富裕層限定であったのは、 「私募形式のため」、「一人のサービスを濃くするため」、「金持ちとのパイプ作りのため」 といった理由がありました。しかし何故、このような富裕層限定のレッテルをはがしたのでしょうか?

建前:イメージ改善


お金持ち専門のサービスというのは一般のイメージがとても悪いものです。日本では、お国柄もあって、とにかくお金持ちを敵とみなして攻撃する傾向があります。マスコミも国民が喜ぶので、お金持ちの悪行が大好きです。そんな社会において、金持ちだけが優遇されていると知れれば極端はイメージダウンとなりましょう。それを逆手に取り一般層にも受け入れられる値段にすることで懐の広い奴だなとイメージUPにすることが狙いです。

本音:団塊世代のお金狙い


しかし、イメージアップというのはあくまで建前です、本当の目的は団塊の世代の貯金&退職金です。1億円という超高額な資金から500~1000万円という金額に下げたのは、団塊の世代の退職金運用にちょうどいい額だからです。団塊世代の平均貯蓄&退職金は1,000万円近くになります。しかも団塊世代の方々は、日々明かされる社会保険庁の不祥事で年金にとても疑心暗鬼になっています。そんな団塊世代の方々にとってミニラップ口座は最適な投資先にされているのです。

ミニラップ口座のメリット・デメリット

最低預託金額が低額


ラップ口座というのは、最低1億円ぐらいないと運用をしてくれず、一般人には縁のない富裕層限定のサービスでした。しかしその金額が500万円ほどに引き下げられることで一般の人にもかなり手が届くようになりました。特に退職金などのお金をもてあましている団塊の世代の方々にとっては、この上ない投資先になっています。

手間いらず


ミニラップ口座はラップ口座と同じく投資に関することをすべて投資のプロがやってくれることがメリットです。資産管理、銘柄の選別、運用方法、投資アドバイス、売買の執行、口座管理、世界情勢確認など資産運用に関する全てのことを投資のプロがやってくれるので私たちに全く手間はかかりません。投資に関する知識のない方やお金はあるんだけど、忙しくて時間が取れない人にはピッタリです。

個別ニーズにお答え


また個別サービスが充実していて投資家の方針によって運用計画を立ててくれます。そのため、投資家自身が 「リスクを取らない運用をしてくれ」 と言えば債券や堅実な不動産などリスクを取らない運用をしてくれます。逆に 「リスクをとってハイリターンを目指してくれ」 と言えば、株式や先物などハイリスクな取引をしてくれます。こういった投資家の個別なニーズに完全に答えてくれる上に、資産管理や売買の執行、情勢の確認などの面倒なことをすべてやってくれるので本当に楽な投資になります。

プロの腕次第


しかし、こういった運用の相談にのってくれるといっても結局運用するプロ(アナリスト、ファンドマネージャー)の腕が悪ければ運用成績は良くなりません。そして富裕層はたくさんお金を落としてくれるということで、ラップ口座のコストは全体の3~5%とかなりの高額に設定されています。もちろん運用成績が3~5%を超えなければ必然的に赤字になりますね。

【ラップ口座よりコスト高】
以下はある証券会社の手数料になります。

ラップ口座への投資金額手数料
5,000万円以下投資資金の評価額×3.15%
5,000万円以上1億円以下投資資金の評価額×2.9925%+78,750円
1億円以上投資資金の評価額×2.835%+236,250円

このようにミニラップ口座は投資信託と同じように、たくさんお金を出してくれる人に対しては手数料を引き下げています。これだけでも中流層には不利であるのですが、基本的にラップ口座と同じような運用をするのでファンドオブファンドオブファンズとなって3重の手数料をかけることもあります。とにかくコストがかさみ、ラップ口座よりもコスト高で不利であると言わざるを得ません。

ぶっちゃけ良くない


あまりよくないラップ口座のミニバージョンですから運用方法もいまいちです。全てのプロが悪いわけではありませんが、日本のラップ口座の運用というのは、たいがい大企業株や国債になっているので、わざわざ私募形式で自由な取引ができる利点を生かしていません。そして投資対象も自分の会社の投資信託が多くなり、結局ファンドオブファンズになって余計手数料がかかります。特に投資する投資信託もファンドオブファンズだったらファンドオブファンドオブファンズとなって3重の手数料がかかってしまいます。こんな投資をしているので実際あんまり運用成績はよくなく、手数料を引いてギリギリプラスといったところです。

【ミニラップ口座のメリット】
・ 500万円くらいなので中流層でもできる
・ 方針を決めるだけでいい
・ 面倒なことは全てやってくれるので楽チン
・ 全てやってくれるので投資の知識がなくてもOK
・ 全てやってくれるので無茶苦茶忙しい人にピッタリ
・ 全てやってくれるので ”ほったらかし投資” ができる
・ 私募形式で自由な取引ができる
・ 個別なニーズに完全に答えてくれる

【ミニラップ口座のデメリット】
・ 結局プロの腕次第
・ コストはラップ口座の3~5%よりも高額になる
・ 伝統的な投資ばかりで私募形式の自由な取引ができる利点を生かしていない
・ 投資対象が自分の会社の投資信託なら結局ファンドオブファンズ
・ ラップ口座のコスト+マザーファンドのコスト+ベビーファンドのコスト = 3重コストもありえる

ぶっちゃけ自分でリスク管理や運用ができれば
ミニラップ口座も使う理由は全くありません

ミニラップ口座への投資はどうやるか?

主に最低預託金額を引き下げてミニラップ口座と呼べるようなものは以下の会社になります。それぞれ500~1,000万円と比較的?低額になっていることから退職金の運用先に迷っていた団塊世代の方々にはちょうどいいかもしれません。ただし、ラップ口座はとてもコストが高く、自分でリスク管理や運用ができれば使う必要は全くありません。あくまでお金はあるんだけど、投資の知識や経験が全くない人、投資する暇が全く取れない人ぐらいにしか使えないサービスです。

ラップ口座各社比較
会社名最低預託金額
中央三井信託銀行1,000万円
住友信託銀行1,000万円
三菱UFJ証券1,000万円
大和証券500万円
野村證券500万円

ラップ口座に適しているのは、お金はあるけど
投資の知識や経験が全くない人
投資する暇が全く取れない人

投信積立も投資も全部できます

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