トラリピ運用1月4週目は待つ週になりました。
この記事は毎週報告しているトラリピの運用報告です。2018年の10月から運用を開始して、現在資産増加は8%といったところまできています。
途中フラッシュ・クラッシュと呼ばれる大暴落が起こり、多くのトラリピ運用者やスワップ投資家が退場しましたが、幸いにもロスカットどころか危なくなる場面も全くなく安全な運用を続けられています。
今週は相場が落ち着いているためトラリピ運用も静かに過ごせました。
でも運用というのは忘れるくらい静かなほうがいいんです。
トラリピ運用を行った今週の相場
今週の相場は総じてレンジ相場に終始しました。
この理由としてはフラッシュ・クラッシュが起こったことでロングもショートも難しい相場状況になっているからでしょう。
ロングを持っていた人はフラッシュクラッシュで大半がいなくなりました。そのため上値は軽くなり相場はじり上げが続いています。しかし下げが強烈だったために「相場はまだ下がる」と警戒してショートを持っていた人もかなりいたのです。しかし相場はじり上げだったために順次ショートの人もロスカットになりました。ロングもショートもやられる難しい相場のため、投資家やトレーダーはどっちに行くか疑心暗鬼になっているのですね。
トレンドがよくわからないので様子見している人も多いですね。
個人的には上方向を見ています。
今週のAUDJPY振り返り
AUDJPYはフラッシュ・クラッシュで70.5までの暴落を起こし、セリング・クライマックスを終えて大陽線をつけて終わりました。ローソク足のパターンでは下げ相場で大陽線が出た場合、下げ相場の終了サインと言われています。
フラッシュ・クラッシュから数週間が経過しますが、豪ドル円は暴落前の水準を上回ったところでレンジ相場を形成しています。
なぜこのゾーンで停滞しているか?
それは時間軸を変えてみるとわかることが多いです。
ここでは次に週足を見てみましょう。
週足で見るAUDJPY
週足でみるとADUJPYがここで停滞している理由がよくわかります。
AUDJPYは週足では2018年にレンジを形成していた79~85のゾーンが強烈に上値を止めていることがわかります。このレンジは一年以上も続いたために、このゾーンでトラリピなどで買いを持った人がたくさんいますので、当然上値が重くなります。
とはいえ、週足で長い下ヒゲが直近4週のうち3本も出ており、特にフラッシュ・クラッシュの週は超絶に長いヒゲ、今週も長いヒゲとあって上方向へ向かうトレンドはまだ継続しそうです。
今週のNZDUSD振り返り
今週のNZDUSDは先週とは打って変わって急騰しました。
これはNZD高と週末のUSD安の影響が大きいですね。とはいえ、レンジ上限当たりに来ています。
週足から見る今後のNZDUSD
NZDUSDの週足が下図になります。
平均線の緑色のラインをバックにボリンジャーバンドのMA~+2σの間でレンジになっています。週足でみると日足レベルのレンジ上限はそれほど強いレジスタンスが無いことから、来週はうわ抜けする可能性も高そうです。
今週のトラリピの利益確定
フラッシュ・クラッシュでは指値ヒットが16件、先週は利益確定が実に17件とトラリピさまさまな状況でしたが、今週は動きが小さいこともあって指値ヒットや利益確定の数はそれほど多くありませんでした。
とはいえ、「フラッシュ・クラッシュは勝利」の後も勝利が続いているというのがトラリピ運用の最大の結果でしょう。
今週の指値ヒットは3つ。利益確定はありませんでした。
しかしNZDUSDの先週の下落分でヒットした注文が利益を伸ばしており、このままNZDUSDレンジ上限突破すればさらに利益が伸びそうな勢いです。
今週まとめ:生き残ったからこそ運用が続けられる
フラッシュ・クラッシュではトラリピ投資家がロスカットされてしまいましたが、最終的には相場は上昇して戻ってきました。今週はついにドル円も暴落前の109円を回復したので、完全に元に戻ったわけです。
ということで決定的なことが言えます。
フラッシュ・クラッシュで底ロスカットの人「大敗北」
フラッシュ・クラッシュを耐えられた人「大勝利」
結果論ではありますが、彼らもロスカットされなければ勝っていたわけです。つまりそういうことなんです。
トラリピロスカットの方がトラリピ運用を再開されたようですが、実際はロスカットにならないようにすることが一番です。私の運用では月利せいぜい1~2%の利益にしかなっていません。他のブロガーの方では月利5%とか10%とかでトラリピの宣伝をしていますが、実際そういう方はリスクを取りすぎて最終的にロスカットになっています。
レバレッジを高めすぎないこと。ポジションを持ちすぎないこと。それができていればいずれ勝てます。今回のフラッシュ・クラッシュはその理論を証明するような相場となっています。
トラリピは倍々的にポジションが増えていく投資法なので、一度ロスカットになってしまうと投資資金の大半を失ってしまいます。ロスカットされても再出発はできますが、できればロスカットされなことが一番です。
そのためにはリスクを高めすぎないこと。自身が一体どれくらいのレートでロスカットになってしまうかをしっかりと認識しておくことが重要です。今回の下落で身をもって体験した人も結構いそうですね。