トラリピ運用1月3週目は静かな利益確定
この記事は毎週報告しているトラリピの運用報告です。
フラッシュ・クラッシュの衝撃から冷めやらぬ2019年、相場はさらに下落するのではないかと危機感いっぱいの人も多かったですが、相場は堅調に推移しました。相場とはそんなもんです。
私の周りを見てもロスカットされている人は全然いませんでした。やはり昔の暴落の経験がある人は、ちょっとやそっちの下落ではロスカットされないように設定をしていますね。
フラッシュ・クラッシュの戻りはさらに続く
今週の相場を振り返ります。
ドル円をはじめとしたクロス円全般は1月3日に大きな下げをしましたが、その多くが下落の大半を取り戻す上昇をしています。各クロス円の暴落直前と、今週までにとった高値を書いてみます。
ドル円では109円あたりから下げて104円をつけた後109円半ばまで回復
ユーロ円は123円から下げて119円をつけた後124円を回復
豪ドル円は76円から下げて70円をつけた後、79円まで回復
NZ円は72円から下げて69円をつけた後、74円まで回復
先週はドル円以外のクロス円が暴落前の高値を回復しましたが、ついにドル円も暴落前の水準である109円に回帰してきました。相場は下落するする詐欺になって終わりそうな雰囲気になっています。
こういった○○ショックでセリング・クライマックスが終わった後は上昇しやすい典型的な相場が続いています。
今週のAUDJPY振り返り
1月3日のAUDJPYは70.5までの暴落を起こした後、セリング・クライマックスを終えて大陽線をつけて終わりました。ローソク足のパターンでは下げ相場で大陽線が出た場合、下げ相場の終了サインと言われています。
先週も今週もそんな下ヒゲの後を継ぐようにじりじりと上昇を続けています。
セリクラが終わった後は「下げる」「下げる」なんて言っている人が多かったですが、実際は堅調に推移しています。
とは言ってもボリンジャーバンドの上限にタッチしそうであり、上髭が多くなってきたことで上昇も一段落という感じが強くなっています。ただ大きな暴落はNYダウやNASDAQが崩れて世界的リスクオフにでもならない限りは難しく、下げても調整下げの範疇で終わると見ています。
週足で見るAUDJPY
週足でみてもAUDJPYは堅調にきています。
ただ今いる78~79円というのは去年2018年にほぼ一年間レンジをとった下限にあたります。
ここはレジスタンスになっているため、今の水準はこのレンジの回帰できるかのギリギリといったところです。おそらくドル円が110円を大幅に回復しない限りは一旦下に押す可能性が高そうです。
今週のNZDUSD振り返り
今週のNZDUSDはAUDJPYとは違って反落しました。
これはNZD自体が弱いことに加えて、週を通してUSD高の基調が続いていたためです。
週足から見る今後のNZDUSD
NZDUSDの週足が下図になります。
結果的には週足のレンジを継続する流れになりそうです。週足の中央を割り込んだときはレンジ下抜けの可能性もありましたが、先々週が長い下ヒゲ、今週は陰線をつけましたが安値をブレイクはしていません。ボリンジャーバンドもやや上方向に角度をつけており、今後も0.67~0.69あたりのレンジでもみ合いそうです。
今週のトラリピの利益確定
先々週は指値ヒットが16件、先週は利益確定が実に17件とトラリピさまさまな状況でしたが、今週は動きが小さいこともあって指値ヒットや利益確定の数はそれほど多くありませんでした。
とはいえ、「フラッシュ・クラッシュは勝利」の後も勝利が続いているというのがトラリピ運用の最大の結果でしょう。
今週の指値ヒットは1つ。
今週の利益確定は4つ。
今週まとめ:まずは生き残る。さすれば利益が得られる
フラッシュ・クラッシュではトラリピ投資家がロスカットされてしまいましたが、最終的には相場は上昇して戻ってきました。今週はついにドル円も暴落前の109円を回復したので、完全に元に戻ったわけです。
ということで決定的なことが言えます。
フラッシュ・クラッシュで底ロスカットの人「大敗北」
フラッシュ・クラッシュを耐えられた人「大勝利」
結果論ではありますが、彼らもロスカットされなければ勝っていたわけです。つまりそういうことなんです。
為替というのは株とは違って、大きなレンジを形成しています。どちらかの国が国家破綻や戦争でもしない限り先進国同士の通貨ペアであるAUDJPYやNZDUSD、USDJPYなどはレンジが続きます。
レバレッジを高めすぎないこと。ポジションを持ちすぎないこと。それができていればいずれ勝てます。今回のフラッシュ・クラッシュはその理論を証明するような相場となりました。