仕組みは初心者向けだけど、リスクの観点では中級向けの株式投資信託

株式投資信託とは?

株式投資信託とは、その名の通り ”株式に投資する“ 投資信託のことです。投資対象が株式ということで、その種類は膨大な量となります。基本的に大きく分類されるのは国内の株式、つまり日本株に投資するものと、外国の株式に投資するものがあります。また、国内、海外両方に投資したりするものもあり、ファンドの種類によって実に何十にもなるほど種類が多いものです。

日本株だけにに投資するもの

世界へ投資するもの。BRICs、VISTA、MENA,MEDUSA、NIESなど世界には可能性がある!

株式投資信託のメリット・デメリット

株式投資信託の特徴は、なんといっても値動きの激しい株式に投資するものだから、投資信託の値動きも激しくなるということです。そのため、投資した株式の上昇によって大きなリターンを上げられることが最大のメリットです。特に新興市場の株式などは、いい材料が出ると一年で数倍にもなることがよくあります。しかし、その反面、地合が良くなかったり、ダメな銘柄に投資してしまうと相当の損失を出す恐れがあります。メリットがそのままデメリットにもなるのです。リスクも大きければリターンも大きな種類といえます。

メリット


・ 銘柄が良ければ大儲け
・ 時期が良ければ大儲け

デメリット


・ 銘柄が悪ければ大損
・ 時期が悪ければ大損
・ 信用できない会社に投資すると大変

リスク


・ 株式価格変動リスク
・ 会社の信用リスク(株式が紙くずになるリスク)
・ 為替変動リスク(海外株の場合)

向いている人


・ リスクをとって積極的に攻めたい人
・ 新興国に期待している人

総じてリスク・リターンの大きな種類です

投資対象 : 日本株

株式投資信託の大きな投資対象である日本株ですが、ただ闇雲に投資するわけではありません。ちゃんとした投資計画が立ててあります。日本株の主な分け方は 「大型株」 と 「中小(新興)株」 です。 「大型株」 というのは時価総額が何兆円もあり、1日の売買ではそれほど大きく動かない超有名株式のことです。例えばNTTやトヨタ自動車といった大企業や日経平均に組み込まれてる企業などがそれにあたります。値動きが小さいために比較的リスクが低いものです。

一方 「中小(新興)株」 というのは中小企業や新興企業の株式のことです。これらの株式は大型株とは違って時価総額が小さいため値動きが激しい特徴があります。そのため暴落するリスクも高いですが、逆に勢いがつけば何倍にもなる ”可能性” をもった銘柄をいいます。以前のライブドアなどがそうですね。不祥事が明らかになる前までは大きな上昇をし、かなりの儲けを出していました。

また、この2つのほかにも「電機」、「商業」、「インフラ」などある業種に集中して投資する「業種集中型」や、大型株と中小株を混ぜた「バランス型」、プロに完全にまかせる「アクティブ型」などの種類もたくさんあります。

日本株に投資する投資信託の主な種類

【日本株投資信託の種類】
┣ ・大型株
┣ ・中小(新興)株
┣ ・業種集中型
┣ ・バランス(分散型)
┣ ・アクティブ型
┗ ・インデックス型
 

投資対象 : 海外株

株式投資信託でも特に多いのが投資対象が外国株ものです。世界にはBRICsやVISTAなど成長性豊かな国がたくさんあり、日本というリスクを避けるためにも海外への投資が必要ですね。その種類は 「先進国株」 と 「新興国株」 になります。この種類はリスクの面では日本株と同じようなものです。例えば、アメリカやヨーロッパの先進国株は、経済が比較的安定していて比較的値動きが小さなものになります。また先進国の通貨、USDやGBPなどは通貨として世界中に認識されるために為替変動のリスクも小さくなります。新興国株よりもリスクが低いですね。

逆に新興国株は、先進国と比べてもまだ経済が成長途上で非常に値動きが激しく、大儲けできる可能性があり、大損する可能性もあるのです。これらの国では大きな企業であっても株価が数倍になることが毎日のように起こっており、非常にうまみのある投資先になっています。しかし政情不安や為替の変動も激しく、場合によってはクーデターなどで国家自体もデフォルトの可能性があり、非常にリスクが高いといわざるをえません

最後に先進国株と新興国株を混ぜて投資するバランス型とも言うべき「分散投資型」、ある国や地域に限定して集中投資する「地域限定型」、国を限定せずにある業種だけに投資する「業種限定型」など、日本株と同じくかなりの種類があります。

世界各国の株に投資する投資信託の主な種類
 

【海外株投資信託の種類】
┣ ・先進国株
┣ ・新興国株
┣ ・ある国、地域集中型
┗ ・バランス(分散型)
 

ちなみに新興国や海外への投資信託の数が
一番充実しているのが楽天証券になります

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