年収3000万円以上のアンケートでは玉の輿には容姿ではなく知性と教養が不可欠

日本のお金持ち妻はどうなのか

年収8000万以上の超エリートビジネスマンが語る女の価値と妻の条件」 の記事により年収が数千万もあるエリートビジネスマンにとって若さは武器にならないことが判明しています。「JPモルガンのCEOが言うのは君(女性の美しさ)は普通の資産ですらなくて、急速に変化する「消費する資産」ということ。君の価値は10年で更に悪くなる」 とまで言ってしまっています。

しかしこれはふざけた考えを持つ1人の考え方にすぎないと思うかもしれません。

「玉の輿」 の成功と失敗の実例や統計

そんな疑問に答えるかのように 『日本のお金持ち妻研究』(森剛志・小林淑恵著、東洋経済新聞社、2008)という書籍が発表されています。この書籍は実際に 「玉の輿」 に成功した女性と玉の輿にのったけど失敗した人の実例や統計が発表されています。

お金持ちと結婚したいと思っている女性にとってはお金持ち妻」の実態がわかるし、お金持ちになりたい男性は、どんな女性と結婚すれば良いかがわかる、優れた書籍です。調査対象はあの『日本の高額納税者妻調査』や国税庁『全国高額納税者名簿』に記載されている年間納税額1000万円(年収約3000万円以上)の方々です。なんとお金持ちにアンケートを送って直接調査したのです。

美人で玉の輿にのれた方はほとんどいない

この書籍ではなぜその人はお金持ちの妻になれたのかをいくつかの仮設を建てて検証しており、その中にお金持ちと結婚した 「玉の輿仮説」、「元々お金持ち同士だったんじゃない?」という仮説を「同類リッチ婚仮説」、「男性の下積み時代から苦労をともに生きてきて、結婚後にお金持ちになったんじゃない?」という仮説を「糟糠の妻仮説」としています。

芸能人・タレント・モデル・スチュ ワーデス・コンパニオンはほぼいない

その中で玉の輿を狙う女性が一番気になるのが最初の 「玉の輿」 説です。容姿端麗の美女でお金持ちの男を悩殺(死語)したり、見初められたりして結婚してゴールしたという仮説を誰もが思い浮かべるでしょう。

しかし統計結果ではこの仮説はほとんど全否定。お金持ちの妻になった方には 「芸能人・タレント・モデル・スチュ ワーデス・コンパニオン」 といった容姿にすぐれないとなれない華やかな職業についた方は1.9%と少数派というレベルではなくほとんどいません。

また「昔は美人だった」というアンケートにも美人という回答は全くなかったのです。結構失礼なアンケートですけど。結局のところ結婚において容姿が武器になるということはほとんどありえないということが証明されているのです。お金持ちにとっては容姿とは結婚を決めるポイントではないことは 「年収8000万以上の超エリートビジネスマンが語る女の価値と妻の条件」 でわかったことと一緒です。

お金持ちの妻はエリートビジネスマンが多い

容姿端麗が結婚の決め手ではない。ではなにが決め手になったのか?このお金持ちの妻の方々が結婚前に就いていた職業では、業種や職業こそバラバラですが、非常に仕事熱心であり、かつある程度仕事でも結果を残していたことです。

つまりエリートビジネスマンですね。

考えてみれば皇太子殿下と結婚された皇太子徳仁親王妃雅子様(雅子さま)も米国の一流大学ハーバード大学卒業、日本最高学府東京大学卒業、エリート官僚である外務省に入省しています。エリートだからこそ皇太子様にも出会うことができたわけです。雅子さまのようにエリートであり、ある程度成功していたからこそ、同じく成功している男性との接点も多くなり、結果として結婚ということになっているのです。

人生の大切な場面で相談ができるだけの知性と教養

書籍のインタビューでは、「節税のために7つ会社を持っていて、その7つに資産を分散している」とか、日ごろ細かい会社の事情を話さない夫が、会社が上場しようかという場面で妻に相談しに「あなたのワンマンな性格では、思い通りにならないことも出てくるからやめたほうがいいわ」と助言したりすることもあるというのです。そう、お金持ちの妻というは資産運用などの金銭的な知識も持ち、人生の大切な場面で相談ができるだけの知性と教養が備わっていたのです。

これは 「年収3000万の男が求める妻」 で外資系金融機関や上場企業役員クラス、後は開業している医者、弁護士、パイロットの男性が「自分と同等の知識教養をもち、自分の労働環境をきちんと理解してくれて、万が一の時には自分を食べされてくれることができる女性」 が結婚相手に望む条件とも合致しています。

資産運用など金銭的知識があり浪費とは無縁

さきほどの調査結果や 「年収3000万の男が求める妻」 でわかった条件の中にもお金持ちの妻たる条件にはある程度成功できるだけの金銭的な知識教養が重視されていることがわかります。具体的に言えば会社経営や投資関係、不動産運営などの資産運用のスキルですね。

こういった知識が重視されています。そのためお金持ちの妻はお金の使い方にも気を配っています。お金の使い方アンケートの回答でもおおむね中流家庭と同じような堅実な生活であり、夫婦ともに「倹約家」であると答えた家庭は50%。一ヶ月のお金の使い道を詳しく見てもかなり健全で普通の生活をしているのです。お金持ちはお金は無限にあるものではなく、欲望のまま使えばいつかは無くなることをわかっているのです。

お金持ち妻は見栄っ張りではない

お金持ち妻は、ブランド物をたくさん買う……というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、実際はそうではないのです。ああいったブランド物をもっているのはそれこそお金の知識が全くなく「今が良ければいいや」的な刹那的な生き方をしていて、たまたま今成功している方か、もしくはブランド物をもつことでそれ自体が仕事になっている方(ファンション関係や芸能人)です。

ちょっと知識があればブランド物を好き勝手に買いまくるというのは自分の見栄や欲望をコントロールできない資産運用にあたっては一番NGな行為です。アンケートによればお金持ち妻に共通する特徴は「見栄っ張りではない」ということ。高価なものを身につけて、華やかな生活を見せている「イメージ通りのお金持ち」はかなりの少数派なのです。

ただ、お金持ち妻はお金が増えるような買い物(割安な別荘など)は、一般の人よりもすることが多いのです。それは欲望のままにお金を使う「浪費」ではなく、将来につながる有効な投資であることがわかっているからですね。

見栄や欲望優先は一番嫌がられる

「お金持ちと結婚して、ほしいものを何でも買うようなセレブな生活がしたいわ〜」と思っている女性は、お金持ちと結婚しても思い通りにならないかもしれません。というよりそもそも見栄や欲望をコントロールできない時点でお金持ちの男性からも女性からも成功とは全く遠い位置にあり、お金持ちになることも結婚することもできないでしょう。

なぜお金持ちと結婚したいのか?

お金持ちと結婚したい人はどうしてお金持ちと結婚したいのでしょう?経済が不安定だから?単にお金があれば何でもできるという痛い発想しかできないから?まぁそれはともかく、非常に我欲的で自分勝手な 「お金持ちと結婚して、エステ三昧! ブランド品を買いまくって、子育てはシッターさんにお任せ!私は好き勝手にお金を使い放題の生活がいい!」という考え方であれば、玉の輿は100%不可能であることがわかります。

結局、お金持ちになるもお金持ちを維持することにの知性や教養が必要です。

だから高レベルの男性は高レベルの女性に惹かれるということです。無論、個人の異性に対する価値観なんて人それぞれであり、すべてがこの理論に当てはまるわけではありません。世界のTOPが、ある時町で見かけた普通の女性に一目惚れする可能性だってあります。しかし、その可能性は非常に低く、狙って当たるようなものでもありません。金目当てで結婚を頑張るぐらいなら、自分で金持ちになるほうを頑張ったほうが建設的です。

年収8000万以上の超エリートビジネスマンが語る女の価値と妻の条件 

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