FXにおいてアメリカの失業率(雇用統計)には世界を揺るがす影響力がある

失業率(雇用統計)とはどんな経済指標

FXには様々な経済指標が影響を及ぼします。そんな経済指標の中で、世界最大の注目を集める非農業就業者数と同じくらい注目される指標があります。それがアメリカ合衆国の失業率です。この指標は日本でもおなじみなので、聞いたこともある人が多いでしょう。失業率はその国でどれくらいの人数の人が失業状態にあり、どれくらいの割合になるかを%で表した経済指標です。アメリカに限らず多くの国で失業率は発表され、大きな注目を浴びています。しかしFXにおいて失業率といえばアメリカ雇用統計の失業率を指すといってもいいぐらいアメリカのものに注目が集まります。

失業率はその国によって結構差が出てしまう経済指標になっています。これは各国によって失業率の観測方法が違っているからに他なりません。例えばわが国:日本では失業率が3~4%で推移していますが、アメリカではブレが激しく、4~8%まで変動します。また歴史的に階級社会の様相が強いヨーロッパでは7~8%が普通なのです。失業率はその国の経済状況だけでなく、経済構造や歴史的要因によってかなり変わってくるのです。ちなみに福祉環境が充実している デンマークでは、なんと失業率が1%台になることもあるのです。さすがは格差社会とは無縁の福祉国家ですね。

失業率(雇用統計)の注目度

各国の失業率はその国の景気や雇用を判断する材料として非常に注目されますが、やはり一番の注目を浴びるのは世界の景気を左右しているアメリカ合衆国の失業率です。これはアメリカ経済の状況を表す重要な指標のために非常に注目されます。その発表が非農業就業者数と同じ毎月の第一金曜日になっているので、非農業就業者数と失業率をあわせて ”雇用統計” とも呼びます。その影響力は、農業就業者数に引けをとらず、失業率と農業就業者数のどちらも悪い数字が出ると、世界中の相場が混乱するほどの重要な指標です。ただし、失業率は農業就業者数と観測方法が違うために、数字に影響がでるのにズレがあることがあります。この場合は、より信憑性が高い農業就業者数が重要視されることが多いです。ただし、どちらも最重要の経済指標であることは変わりません。

注目度 : ★★★★★(MAX)
発表日 : 毎月の第一金曜日
※(重要度) 農業就業者数 > 失業率 

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