月3万円ぐらいあれば、どんな投資信託を選べばいいのか?

月3万円あれば、3つの投資信託が買える

投資信託というのは、最低投資金額が1万円に設定されているものがほとんどです。最低金額が10万円のものや1,000万円のヘッジファンドはあれど、1万円を切るものはありません。したがって月3万円の資金が用意できれば、3つの投資信託を買うことができます。3つも選べるということで、いろんなタイプの投資信託を選ぶことができます。月1万円のときのように、1つだけでリスク分散ができて、いろんな資産へ分散投資ができる万能の投資信託に限定されるようなことはないのです。

月3万円あれば3タイプ買える

国内外の株式・債券へ投資するものを3つ選ぼう

【国内株式、海外株式、海外債券の3つを重視】
さて、3タイプの投資信託が買える3万円積立ですが闇雲に選んではいけません。いろんな資産へ分散投資しつつ、ある程度のリターンを確保するには、低リスクの投資信託と、高リスクの投資信託を織り交ぜた運用が適切です。そのため3タイプの投資先には 「国内株式」、「海外株式」、「海外債券」 を基準に選んだほうがいいでしょう。これは、日本国という国内リスクをできるだけ下げて、世界中へリスク分散をする運用を目指すという方針です。

【若い世代にとって日本国債は適さない】
上記の運用に 「日本国債」 が入らないのは、日本国債はリスクに対してのリターンがあまりにも少ないために運用に適さないと判断したためです。月3万円での自分年金を考えている若い世代の多くは、これから長期的な運用する方が多いでしょう。その方たちにとって日本国債はリスクが高く、もしかしたら国家破産で無価値になってしまうかもしれないので投資しないほうが懸命です。

【シニア世代は適度に日本国債を入れよう】
一方で、これからの運用期間が短いシニア世代の高齢者の方々は、安定的な運用をしなければいけません。そのため無理に上記の3つにこだわらずに、適度に日本国債を組み入れてもいいかもしれません。ただし、日本国債には、個人向け国債や利付国債などもありますので、自分に合ったものを選びましょう。また、日本国債は金利が低いので、わからなければ無理に国債にこだわらずに定期預金でも十分です。

個人向け国債、利付国債、日本国債ファンドどれがお得?

国内株式の投資信託はこれだ!

【TOPIXのインデックスファンドを選ぼう】
国内株式、つまり日本の株式へ投資する投資信託ですが、これは日本株式において代表的な指数であるTOPIXに連動するインデックスファンドを選ぶのが最適です。日本株の投資信託にはアクティブ運用をする投資信託が多いのですが、アクティブ運用というのがインデックスに勝ち続けるということはほとんどありません。そのために、長期運用をする自分年金においてはインデックス運用の投資信託を選ぶのが鉄則です。

候補のファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
トピックス・インデックスファンド(大和) 0.00% 0.65% 0.00%
ニッセイ TOPIXオープン(ニッセイ) 0.00% 0.55% 0.00%
インデックスファンドTSP (日興) 0.00% 0.55% 0.00%
トピックスオープン (三菱UFJ) 0.00% 0.65% 0.00%


ちなみにこれらのファンドは、同じ投資信託でも手数料が違う理由のページでも説明していますが、扱っている金融機関によって販売手数料が大きく異なります。楽天証券やマネックス証券のようなオンライン証券では販売手数料0%のノーロードであることが多いですが、地方証券などでは1.05~2.10%もかかることがあるので注意しましょう。

【ある程度貯まったらETFも候補】
TOPIXへ連動するインデックスファンドですが、実は国内ETFの中にもTOPIX連動のETFが3つ存在します。どれもETFのメリットとして信託報酬が格段に安く、流動性がよい特徴があります。ある程度の単元数が決まっているので1万円からでは買えないのがネックですが、TOPIX連動のファンドがある程度貯まったらETFへスイッチングしたほうがいいでしょう。

候補のETF コード 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
ダイワ上場投信-トピックス 1305 0.00% 0.23% 0.00%
TOPIX連動型上場投資信託 1306 0.00% 0.22% 0.00%
上場インデックスファンドTOPIX 1308 0.00% 0.22% 0.00%
上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン) 1544 0.00% 0.16% 0.00%


【優秀なひふみ投信を組み入れてもいい】
本来なら日本株のインデックス指数に連動するインデックス投信がよいのですが、こと日本株にいたってはひふみ投信という低コストで優秀なファンドがあるのでこちらを組み入れてもよいです。ひふみ投信は身軽な運用や優秀なファンドマネージャーによってギリシャ・ショックや東日本大震災ショックでもプラス成績を維持している5年連続最優秀ファンド賞を受賞しているファンドです。信託報酬は1%とさすがにインデックスファンドよりは高いですが、ひふみ投信には資産形成応援団という長期保有者優遇措置があり、信託報酬が0.2~0.4%下げられるのでコスト面はほぼ同じです。そして運用面ではインデックスがマイナスの時も+30%以上を出すなどはるかに高いリターンを出しているので、クズみたいに上がらない日経よりも信用できます。

候補のETF 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
ひふみ投信 0.00% 1.03%→0.83%→0.63% 0.00%


海外株式の投資信託はこれだ!

【グローバル株式に投資するものを選ぼう】
海外株式には、先進国株や新興国株、ヨーロッパやオセアニアの地域限定ものなどがありますが、できるだけ世界中の先進国株式へ投資するものを選びましょう。海外株式には、世界株式の指数でもある:MSCIコクサイインデックス指数が参考として存在します。この指数は日本を除く、先進国の株式相場へ連動する指数なので、できるだけこの指数に連動するものを選択できるのが望ましいです。なおこちらのファンドもオンライン証券ではノーロードが多く、地方証券などでは手数料がかかりますよ。

候補のファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
トヨタアセットバンガード海外株式F(トヨタ) 0.00% 1.28% 0.00%
中央三井外国株式インデックスファンド(中央三井) 0.00% 0.84% 0.20%
ステート・ストリート外国株式インデックス(ステート) 0.00% 0.99% 0.30%
ドイチェ・世界株式F(インデックス連動型)B(ドイチェ) 0.00% 1.08% 0.30%
PRU 海外株式マーケット・パフォーマー (プルデンシャル) 0.00% 0.84% 0.20%
年金積立インデックスF海外株式(ヘッジ無) 0.00% 0.89% 0.30%


【ある程度貯まったらETFも候補】
MSCIコクサイインデックス指数へ連動するインデックスファンドですが、実は海外ETFにも投資候補があります。どれもETFのメリットとして信託報酬が格段に安く、流動性がよい特徴があります。単元数が決まっているので1万円からでは買えないことと、ドル建てによって為替変動リスクがあるので上級者向けとなりますが、投資候補として考えておきましょう。また、2010年頃になって投資後進国の日本でも海外株式の指数MSCIコクサイに連動するETFが上場しました。手数料や信託報酬からこちらのほうがいいでしょう。特に上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本、は日本以外の海外ヘ投資するものであるため、すでに日本株に投資している場合はこちらのほうがいいでしょう。

日本のETF 販売手数料 コード 信託報酬
上場インデックスファンド海外先進国株式 証券会社の手数料 1680 0.2625%
MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 証券会社の手数料 1550 0.2625%
上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 証券会社の手数料 1554 0.3150%
海外のETF
iShares MSCI KOKUSAI Index 為替手数料あり TOK 0.25%
iShares MSCI EAFE INDEX FUND 為替手数料あり EFA 0.34%



海外債券の投資信託はこれだ!

【グローバル債券に投資するものを選ぼう】
海外債券にも、先進国債券や新興国債券などがありますが、できるだけ先進国債券へ投資するものを選びましょう。海外債券には、世界債券の指数でもある:シティグループ世界国債インデックス指数が参考として存在しますので、できるだけこの指数に連動するものを選択できるのが望ましいです。なお、販売機関によって販売手数料が変わるのは、もう当然です。

候補のファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
PRU海外債券マーケット・パフォーマー(プルデンシャル) 0.00% 0.68% 0.10%
年金積立インデックスF海外債券(ヘッジ無) 0.00% 0.71% 0.10%
中央三井外国債券インデックスファンド(中央三井) 0.00% 0.99% 0.10%
三菱UFJ世界国債インデックスF(毎月)(三菱UFJ) 0.00% 0.78% 0.30%
グローバル・ソブリン・オープン(1年決算型) 0.00% 1.31% 0.50%


【ある程度貯まったらETFも候補】
先進国の債券価格指数に連動するETFが存在します。ETFのメリットとして信託報酬が格段に安く、流動性がよい特徴があります。ある程度の単元数が決まっているので1万円からでは買えないのがネックですが、資金がある程度貯まったらETFへスイッチングしたほうがいいでしょう。

候補のETF 販売手数料 コード 信託報酬
上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型 証券会社の手数料 1677 0.2625%

まとめ : どの投資信託を3つ選べばいいか?

上記でオススメした投資信託を、どのオンライン証券が扱っているかを下の図に明記しました。ちなみに地方証券や老舗証券の取扱は記載しません。理由は今更説明が必要でしょうか・・・。

※kabu ・・・ カブドットコム証券    ※ebank ・・・ イーバンク銀行
※monex ・・・ マネックス証券     ※投信SC ・・・ 投信スーパーセンター

対象ファンド取扱機関 楽天 SBI kabu ebank monex 投信SC
日本株式ファンド
トピックス・インデックスファンド(大和)      
ニッセイ TOPIXオープン(ニッセイ)        
インデックスファンドTSP(日興)        
トピックスオープン(三菱UFJ)    
ひふみ投信:独自ファンド            
海外株式ファンド
トヨタアセットバンガード海外株式F          
中央三井外国株式インデックスファンド          
ステート・ストリート外国株式インデックス      
ドイチェ・世界株式F(インデックス連動型)B      
PRU 海外株式マーケット・パフォーマー      
年金積立インデックスF海外株式(ヘッジ無)          
海外債券ファンド
PRU海外債券マーケット・パフォーマー    
年金積立インデックスF海外債券(ヘッジ無)          
中央三井外国債券インデックスファンド          
三菱UFJ世界国債インデックスF:毎月      
グローバル・ソブリン・オープン(1年決算型)      


このように一覧で見てみると、楽天証券、SBI証券、投信スーパーセンターは低コストで優秀なインデックスファンドを多数扱っていることがわかります。積立制度がいいマネックス証券やカブドットコム証券がイマイチだったのはちょっと残念ですね。後は、ご自分の好みで好きなファンドをそれぞれの分類で1つずつ選んで投資すればいいでしょう。インデックスファンドというのは、ベンチマークに連動するためにどのファンドも大きな差がないので、一番コストの低いものを選べばいいでしょう。

楽天証券での例

候補のファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
ニッセイ TOPIXオープン(ニッセイ) 0.00% 0.55% 0.00%
PRU海外株式マーケット・パフォーマー(プルデンシャル) 0.00% 0.84% 0.20%
PRU海外債券マーケット・パフォーマー(プルデンシャル) 0.00% 0.68% 0.10%


【中央三井、三菱UFJ、PRUは優秀】
余談ですが、こういった低コストで優秀なインデックスファンドを運用している運用会社は 「三菱UFJ投信」、「中央三井アセットマネジメント」、「(PRU)プルデンシャル・インベストメント・マネジメント・ジャパン」 が多いことがわかります。これらの運用会社は低コストのインデックスファンドに長けていますので、今後もチェックしたいですね。

【ひふみ投信を組み入れた例】

候補のファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
ひふみ投信 0.00% 1.03% 0.00%
PRU海外株式マーケット・パフォーマー(プルデンシャル) 0.00% 0.84% 0.20%
PRU海外債券マーケット・パフォーマー(プルデンシャル) 0.00% 0.68% 0.10%

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