月1万円の予算でどのような投資信託を買えばいいのか?

月1万円だと1つしか買えない

投資信託というのは、最低投資金額が1万円に設定されているものがほとんどです。最低金額が10万円のものや1,000万円のヘッジファンドはあれど、1万円を切るものはありません。したがって月1万円しか用意できないと投資信託は1つしか買えないということになります。ということは、月1万円の投資は1つだけでリスク分散ができて、いろんな資産へ分散投資ができる万能の投資信託を選ばなければいけません。

月1万円では1つしか買えない

月1万円では低コストのバランス型投資信託しかない!

1つだけでリスク分散ができていろんな資産へ分散投資ができる万能の投資信託というのは、バランス型投資信託しかありません。しかし一口にバランス型投資信託といっても、とんでもなくたくさんあります。その中で重視しなければいけないことは 「資産配分」 と 「低コスト」 です。

バランス型といっても、ほとんど国内へ投資するだけのものや、一部の国だけに偏って投資するものもあります。資産配分は国内外の株式・債券へバランスよく配分するものでなければいけません。

そして一番大切なのは 「低コスト」 であることです。バランス型投資信託というのはいろんなものへ投資するために手間賃がかかりコストが高いものがかなり多くなるので、低コストのものは自然と限られてきます。少なくとも販売手数料はノーロードで、信託報酬が1%を切るものでなければいけません。ゆうちょ銀行の 「野村資産設計ファンド」 などが販売手数料がかかり信託報酬も高くて、高コストの代表です。バランス型投資信託の有力候補は下記の4つがオススメです。この4つは、全て積立制度に対応しているのでとても利便性がよいです。

低コストのバランス型投資信託
ファンド 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額
マネックス資産設計ファンド 0% 0.9975% 0.30%
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0% 0.77% 0.10%
住信SBI資産設計オープン 0% 0.714% 0.15%
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド 0% 0.63% 0.20%

バランス型投資信託はこれだ!

マネックス資産設計ファンド(育成型)】

マネックス資産設計ファンドは長期投資の(育成型)と分配金を出す(隔月分配型)があります。このファンドは日本と海外の株式・債券・REIT(不動産)と全部で6種類の資産へ分散投資するファンドです。かなりの資産へ分散投資するために、リスク分散、資産分散効果が非常に高いファンドです。また、長期投資だけでなく高齢者に向いている分配金を出すタイプがあるのも特徴です。資産比率も債券が高く、REITを組み入れることで総合的なリスクが低く抑えられています。逆にかなりの資産へ分散投資する分手間賃がかかり、信託報酬が1%ほどになってしまってコスト面ではかなり高くなってしまいます。

マネックス資産設計ファンド(育成型)の資産配分
コスト1 : 販売手数料:ノーロード
コスト2 : 信託報酬:年0.9975%
コスト3 : 信託財産留保額:0.30%

メリット : 6資産への分散投資、債券比率が高い
デメリット : コストが高い

資産配分:日本株17%、日本債券23%、J-REIT 13%、
外国株14%、外国債券25%、外国-REIT 8.0%


住信SBI資産設計オープン:資産成長型(愛称:スゴ6)】

住信SBI資産設計オープンファンドは長期投資の(資産成長型)と分配金を出す(分配型)があります。このファンドは日本と海外の株式・債券・REIT(不動産)と全部で6種類の資産へ分散投資するファンドです。株式や債券だけでなく、REITである不動産を組み入れているのが特徴です。不動産に投資することでインフレに強いともいえます。資産配分は日本に50%・海外に50%と半々に投資し、株式・債券に20%ずつ、REITに10%ずつと非常に分かりやすい配分になっていますが、逆に単純すぎるとも思えます。リスクの割合から考えれば、株式と債券の比率が同じというのは少々バランスが悪い配分といえます。

住信SBI資産設計オープン:資産成長型(愛称:スゴ6)の資産配分
コスト1 : 販売手数料:ノーロード
コスト2 : 信託報酬:0.714%
コスト3 : 信託財産留保額:0.15%

メリット : 6資産への分散投資
デメリット : バランス比率が悪い

資産配分:日本株20%、日本債券20%、J-REIT 10%、
外国株20%、外国債券20%、外国-REIT 10%


セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

このファンドはファンドオブファンズ(FOF)の形でとにかく世界中の株式や債券へ分散投資ができます。このファンドは販売会社へは卸さず、運用会社のセゾン投信が直接販売を行うことでかなりのコスト削減がされています。このセゾン投信のしくみと投資先のバンガード社のファンドがとても安いコストのため、FOFの形になっても非常にコストが安くなっています。その優秀さが評価されて2007年日経優秀製品・サービス賞最優秀賞にも選ばれています!ただし、このファンドは世界中へ均等に分散投資しているために日本国内への配分が15%に満たず、かなり海外投資の割合が高いために為替変動に大きく影響を受ける構造になっています。

 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは2007年日経優秀製品・サービス賞:最優秀賞を受賞している!

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの資産配分
コスト1 : 販売手数料:ノーロード
コスト2 : 信託報酬:0.77±0.02% 
コスト3 : 信託財産留保額:0.10%

メリット : 世界中への分散投資
デメリット : 海外投資の比率が大きい

資産配分:日本株4.6%、日本債券9.2%
外国株44.1%、外国債券41.1%、その他1%


ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド

このファンドは、野村の力を使って運用成績のよい中央三井の3つのファンドへ分散投資するファンドオブファンズ(FOF)です。FOFですが、投資するファンドが3つしかなく同じ運用会社ということでかなりのコスト削減が可能となり、信託報酬はFOFの中では最安レベルになります。また純資産が100億円以上になると0.63%の信託報酬を0.525%へさらに値下げしてくれるという面白いしくみです。資産が増えれば増えるほど有利になるしくみになっているのです。またこのファンドは日本債券を含んでいないというのも特徴です。異常な低金利の日本国債をいれるかどうかは、賛否が分かれるので投資家の自由にしてくださいということですね。しかしその分、このファンドは日本株・海外株を合わせると株式の比率が66.6%にもなってしまいます。株式が60%を超えるのはかなりリスクが高く、バランスが取れていないともいえます。これは、個人で日本国債を購入して帳尻を合わせなければいけません。

ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドの資産配分
コスト1 : 販売手数料:ノーロード
コスト2 : 信託報酬:0.63% → 0.52%
コスト3 : 信託財産留保額:0.2%

メリット : 信託報酬がさらに安くなる
デメリット : 株式投資の比率が大きいためリスクが高い

資産配分:日本株1/3、外国株1/3、外国債券1/3

バランス型投資信託の比較
比較対象 マネックス証券 セゾンバンガード 住信SBI ジョインベスト
運用会社 DIAMアセット セゾン投信 住信アセット 中央三井アセット
販売手数料 0%(ノーロード) 0%(ノーロード) 0%(ノーロード) 0%(ノーロード)
信託報酬 0.9975% 0.77±0.02% 0.714% 0.525~0.63%
信託財産留保額 0.30% 0.10% 0.15% 0.20%
積立制度 銀行口座からOK
証券口座からOK
カードOK
銀行口座からOK 証券口座だけ 銀行口座からOK
積立単位 1万円以上
1円単位
5,000円以上
1,000円単位
1万円以上
1,000円単位
1万円以上
1,000円単位
取扱証券 マネックス証券専用 セゾン投信専用 SBI証券専用 ジョインベスト証券専用

まとめ : どのバランス型投資信託を選べばいいか?

マネックス資産設計ファンド(育成型)の資産配分   住信SBI資産設計オープン:資産成長型(愛称:スゴ6)の資産配分セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの資産配分    ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドの資産配分

これまで4つの低コストのバランス型投資信託を紹介しましたが、結局どれがいいか迷うことでしょう。最終的には個人の考え方次第ですが、ある程度の分析をしましょう。これらのファンドはまだ設立から1年程度しか経っていないので、パフォーマンスを見て優劣を判断することはできません。では、どこで判断するかというと 「資産配分」 と 「コスト」 になります。4つともバランス型投資信託ですが、かなり資産配分が違います。

コスト面では信託報酬が1%近くのマネックス証券が一番高く、0.5~0.6%のジョインベストが一番低いことになります。資産配分の主な特徴としては、マネックス証券は債券比率が高くREITを含んだ6資産への投資、住信SBIが株式比率が高いREITを含んだ6資産への投資、セゾンが高い海外投資比率、ジョインベストは株式の比率が高いといったものがあります。この要点を元にすると以下のように選択すればいいのでしょう。

・ マネックス証券 : 債券比率が高い6資産バランス投資 → 不動産を含めたリスク低めのバランス投資向け
・ 住信SBI : 株式比率が高い6資産バランス投資 → 不動産を含めたリスク高めのバランス投資向け
・ セゾン : 海外比率が高い → 不動産を含めず、日本比率が低い海外投資向け
・ ジョイン : 株式比率が高い → 不動産を含めず、日本・海外の株式比率が高い積極的な投資向け

【個人的見解 : J-REITは入れない方がいいかも】
マネックス資産設計ファンドと住信SBI資産設計オープンは国内不動産へ投資するJ-REITを組み込んでいますが、個人的見解から言わしてもらうとJ-REITには投資しないほうがいいと思います。理由は2つあります。1つめは日本のバブル崩壊後、日本の不動産は不況続きで上がる要因が少ないこと。そしてもう一つは外資の動きです。REITのページで説明しましたが、J-REITというのはREITそのものも、投資対象の不動産も外資の手の内にあり、外資のいい様に動かされてしまう仕手的な動きをします。よってリスクが高すぎるのです。そのためJ-REITは組み込まないほうがいいと思います。

【個人的見解 : 日本に期待しないならセゾンがいい!】
個人的には私は日本への投資比率が低く、海外投資が充実しているセゾンバンガードをオススメします。というのも、私の個人的見解では今後日本株はたいして上昇せず、日本債券もリスクに見合わないものと考えているからです。要するに私は日本への発展には期待してないのです。よって私は日本投資比率が低いセゾンバンガードで積立をしつつ、バランスが崩れないよう折り合いを見て適度に日本MMFに投資しようと思っています。

【どうしても決められないなら・・・】
ここまでいろんな分析をしてきましたが、最終的には個人の判断におまかせすることになっています。しかし自分のお金を投資するに当たって、慎重になりすぎて選べないことも多いでしょう。そこで解決法を1つ・・・全部買っちゃいましょう!別に1つだけのファンドへ決めることはありません。毎月1万円ずつそれぞれに投資してもいいし、毎月ローテーションで別のファンドを買うのもいいです。月1万円からの投資という前提が崩れますが、迷ったら全部買っちゃいましょう!それぞれ別々の運用会社で運用されるので会社リスクも分散されますよ。

ひふみ投信


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