トルコへの投資方法(株,ADR,FX,投資信託,ETF) 

トルコ トルコに投資する魅力

トルコといえば「トルコ行進曲」、世界3大料理のトルコ料理、2002年W杯で日本を負かしたイメージなどがありますね。ヨーロッパとアラビア、アジアの中継点にもなっていて様々な文化が混じっています。また長年ロシアに苦しめられた経緯から日露戦争でロシアを負かしてくれた日本にとても友好的で世界一の親日国とも言われています。トルコの特徴は主に次のようになります。

【トルコ経済の強み】
・ VISTAといわれるような高い経済成長
・ アナトリア半島のほとんどを占める広大な土地
・ 世界有数のイスラム金融国
・ 高金利政策による外資の流入
・ ヨーロッパ、アジアどちらの恩恵も受けられる
・ 欧米、ロシア向けの工業的な生産拠点
・ ロシアからEUへのパイプラインの権利
・ 数多くの第一次産品の生産・輸出国
・ セメント生産、ガラス製品では世界でトップクラス
・ トルコの皮革製品や繊維・衣類は有名
・ 外国人投資家の規制がなく自由な投資ができる

☆21世紀になったようやく日の目を見たトルコ
トルコは20世紀の間は、経済が安定せずに延々と悪性のインフレに悩まされてきました。年間6000%のハイパーインフレになったり、インフレかと思えば一旦デフレに陥ったりしました。インフレが激しくなり何度もデノミを行ったりして国民の資産は何度も紙くず同然まで減らされてしまったのです。2001年には金融危機を起こしてIMFの管理下に入るなど不遇の歴史を送ってきました。そうして2005年頃からようやく経済が安定してきたのです。一度地獄を味わってきたトルコはとても強く、潜在的な能力を如何なく発揮して、相当の経済成長を遂げているのです。

☆世界一親日国トルコ
トルコは地理的に非常に日本から離れているのですが、非常に親日的であり、世界一ともいってもいいほど日本に好意的な国です。それは長らくトルコを苦しめてきた ”共通の大敵:帝国ロシア” を日本が日露戦争で破ってくれたことによる親近感が強く影響しています。当時の日本総司令官にあやかってトウゴーという名前をつけるトルコ人も多くいます。また、それだけではなく100年以上前のエルトゥールル号遭難事件は長く日土友好関係の起点として両国の関係者に記憶されています。トルコ人が公的な場で日本人に対して日土友好の歴史について語るとき、必ずといっていいほど第一に持ち出されるのがエルトゥールル号遭難事件を語ってくれます。その親日関係は 「イラン・イラク戦争時のトルコ政府の救出」 にも現れています。

参考:日本とトルコの関係(FLASH)
参考:エルトゥールル号遭難事件
参考:イラン・イラク戦争時のトルコ政府の救出

【2010年代から地政学リスクが急上昇】
トルコは地中海に面した半島すべてが国家となっていますが、その東にはあの国と面しています。そう、シリアとイラクです。知っての通り2014年ごろから台頭したISことイスラム国によって両国は崩壊寸前になりました。シリアは内戦状態になり、イラクもメチャクチャです。そして難民が大量に発生し、隣国トルコに流入しています。

トルコそのものが内戦や戦争状態にないのだから大きな影響はないと考える人もいますが、2016年7月には軍事クーデターが起こり、失敗しています。日本ではほとんど意識されませんが、クーデターがこの現代において起こっている国なのです。普通のビジネスマンはクーデターが起こったり、隣国が戦争状態にある国にはできるだけ行きたくないのが心情です。当然企業も撤退が増え、経済活動も順調にいくはずがありません。新トルコリラも下がりっぱなしなのが現実です。

【反米に傾く独裁者エルドアン】
他にもリスクがあります。独裁者エルドアン大統領です。独裁者と選挙で選ばれる大統領は矛盾した表現ですが、2017年4月17日に憲法改正を問う国民選挙が行われ、議院内閣制から大統領制に移行する制度改革、首相職の廃止、大統領が閣僚の任命や非常事態令の発令の権限のほか司法にも影響力をもつようになるなどエルドアン大統領に権力が集中する結果となり、ほぼ独裁といってもいいくらいの状況になっています。

このエルドアン大統領、かのオスマン・トルコ帝国復活を意識しているのか非常に強気の姿勢を崩さず、中東の支配者アメリカに対抗して、反米思想を露骨に出すようになりました。2016年のクーデターを主導したのがアメリカに住んでいるギュレン師であると主張し、師の身柄引き渡しを巡って外交問題が今も起こっています。また反米を主張するために仇敵であるロシアに接近するほどの行動を見せています。

【さらにややこしくなっているクルド問題】
トルコのリスクがさらに高くなるのがトルコ・イラク・イランにまたがるクルド人問題です。クルド人は世界最大の国を持たない民族であり、トルコ・イラク・イランの国境地帯におよそ3,000万人が住んでいます。このクルド人、ただでさえ住んでいる国の政府と自治権や独立でもめることが多かったのに、それに拍車をかけたのがあのIS:イスラム国の台頭です。

イスラム国は孤立無援のならずもの連中のため、イラク政府、シリア政府、アメリカ、ロシア、そしてクルド人の共通の大敵です。宗教的にはスンニ派のためシーア派盟主のイランにとっても敵になります。そのためこのクルド人の精鋭部隊ペシュメルガもイスラム国との戦闘に加わりました。このペシュメルガにはともに戦うアメリカから武装や資金などが潤沢に支援されています。そのため地上最強部隊とも言われ戦闘で活躍し、イスラム国を追い詰めました。イラクのモスルなどはイスラム国が支配していましたが、その武力でクルド人部隊が奪い返し、イラク政府にかわって支配をしている状況にあったのです。

しかしこれはイラク政府にとっても隣国トルコ政府にとってもおもしろくありません。自らの国の一民族であるクルド人が強くなってしまえば、自国から独立されかねません。そんなことになれば国の一部がなくなりますから国力は大幅に落ちますし国際社会からの信用も失います。イスラム国がほぼ崩壊した2017年には、共通の大敵がいなくなって、それぞれ共に戦っていた部隊同士の内戦が勃発しています。2017年10月には独立投票を行ったためイラク政府軍が出動し戦闘状態になりました。トルコも同様です。

とにかく今中東はイスラム国がいてもいなくても情勢が非常に不安定になっており、隣国トルコの情勢も不安定な状況がずっと続いています。さらに世界の経済をリードするアメリカとの取引を停止するようなことをしているトルコは、グローバル経済の成長とは切り離されかねない方向に進んでおり、将来の見通しはけっして明るくありません。新トルコリラの投資もとても難しくなっています。歴史に学ぶのであれば、インフレが強く、経済が不安定な国の通貨は下がっていく可能性が高いです。トルコリラへの投資は非常にリスクが高いということを認識する必要があります。

トルコ トルコへの投資方法 : 個別株式

【トルコ株は買えない】
トルコの個別株式というのは、今のところ地理的要因もあって日本から買うのは難しい状況です。親日的であるとはいってもトルコはイスラム金融国家ですので、かなり金融のしくみが異なるために投資するのは難しい状況です。

【トルコ株ADRはあるけど・・・】
トルコ企業のいくつかはロンドン市場、ニューヨーク市場にADRとして上場しています。しかし国内の証券会社ではそのADRを取り扱っていないために日本国内からは投資しにくい状況です。ニューヨーク市場にTurkcell (TKC)というADRも上場しているのですが、米国に行って現地口座を開設しない限り投資は難しいです。

トルコ トルコへの投資方法 : FX (TRY)

【TRY は高金利】
トルコの通貨は新トルコリラ(TRY)といいます。元々トルコは20世紀からインフレが続いているため通貨トルコリラの金利は、かなりの高金利状態が続いています。あまりにインフレが続いたために2005年にはデノミが行われました。今のトルコリラが新トルコリラと呼ばれているのは、昔のトルコリラがデノミによって新しいトルコリラに替えられたからです。ただほとんどは新はつけずトルコリラと表現されています。現在トルコで扱われているのは新トルコリラなのです。この新トルコリラになった後は、インフレが抑えられてきました。現在はやや高金利も抑えられていますが、それでも他の通貨よりはかなりの高金利です。

【TRY はFXでも人気の通貨】
高金利で魅力的なトルコリラ(TRY)は、FX投資家にとても人気のある通貨です。2006年にSAXO業者がトルコリラ(TRY)取引を始めて以降、いろんな業者がトルコリラ(TRY)の取扱を始めました。2008年にはくりっく365でもトルコリラ(TRY)の取扱を始めるなどトルコリラ(TRY)は非常に多くの業者で取引ができます。ただしトルコリラ自体は値下がり傾向がずっと続いています。

【TRY はSAXO業者で!】
いろんな業者がトルコリラ(TRY)の取扱を始めていますが、各業者によってスワップ金利はかなり違います。トルコリラは流動性が悪いために途中で取扱を止めたFX会社も数多くあります。そのためなるべく安定した基盤のあるFX会社を選ぶほうがよいです。オススメはトルコリラの流通に強いSAXOBANKの子会社サクソバンクFX証券、そして短資会社として100年以上の歴史と実績を誇るセントラル短資FXなどです。

トルコリラ(TRY)の取扱をして信頼性が高いFX業者
セントラル短資FX ヒロセ通商
サクソバンクFX証券
分析:トルコリラはどこの会社がいいの?


トルコ トルコへの投資方法 : 投資信託

トルコへの単独投資よりも中東や東欧へ投資する投資信託の一部にトルコが組み込まれていることが多いです。そういった投資信託が多いですが、トルコへの単独投資ができる投資信託も増えてきています。

トルコ単独へ投資する投資信託 販売手数料 信託報酬 取扱証券
HSBC トルコ株式オープン 2.16% 1.91% 多くのネット証券
トルコ債券オープン(毎月決算)アクティブH 3.24% 1.50% 多くのネット証券
Pトルコ株式ファンド 3.24% 1.92% 多くのネット証券
損保ジャパン-フォルティス・トルコ株式
(愛称:メルハバ)
3.15% 1.94% 多くのネット証券
新光 トルコ・リラ債券ファンド(毎月)
『愛称 : トルコの風』
3.24% 1.34% 多くのネット証券
トルコ・ボンド・オープン(年1回決算型) 3.24% 1.45% 多くのネット証券
トルコ・ボンド・オープン(毎月決算型) 3.24% 1.45% 多くのネット証券
ライジング・トルコ株式ファンド -- 1.92% 大和証券のみ
(オーロラII) トルコ投資F 3.15% 2.121% 野村證券のみ
中東・東欧に投資するもの
JPM中東アフリカ株式ファンド
(最低投資金額:2000万円)
3.675% 1.99% フィデリティ証券、みずほ銀行
中東・北アフリカ/アジア株式ファンド
(愛称:魔法のランプ)
3.15% 1.99% イーバンク銀行、マネックス証券
中東・北アフリカ株式ファンド
(愛称:アラビアン・ブルー)
3.15% 2.45% 楽天証券、SBI証券、新光証券
フィデリティ・EMEA・ファンド(3カ月) 3.15% 0.85% 多くのネット証券
シュローダー中東/北アフリカ・ファンド
(愛称:MENA)
3.15% 2.625% 大和証券のみ
ドイチェ・ロシア東欧株式ファンド 3.675% 1.974% 多くのネット証券


【ネット証券で買ってコスト削減をしよう】
トルコ投資信託は、販売手数料が非常に安くなっているものをネット証券で買うのがオススメです。取扱の多い 「楽天証券」 や 「マネックス証券」 などは販売手数料が3.675%かかる 「損保ジャパン-フォルティス・トルコ株式(愛称:メルハバ)」 の投資信託を1.05%、もしくはノーロードで売っていることもあるのです。多くの投資信託の販売手数料が3%を超える高いものですので、できるだけコスト面を気にする必要があります。

トルコ トルコへの投資方法 : ETF

【トルコETFは取引できない!】
トルコというのは金融がイスラムであるためにが投資環境が未整備である状態です。そのためにトルコ関連指数に連動するETFはほとんどありません。イギリスのロンドン市場にはトルコETFができているのですが、日本の証券会社ではこのETFへ投資できる環境がありません。イギリスのETFへ投資できる証券会社が早く出て欲しいものです。そして最近になって米国市場へトルコへの投資ができるETFが上場されました。楽天証券SBI証券などで手軽に投資できるのでかなり敷居が低くなりました。

トルコ株式市場へ投資するETFの詳細
ティッカー ETF名 信託報酬 市場
TUR iシェアーズMSCIトルコインベスタブルマーケットインデックスファンド
トルコ MSCI トルコ・インベスタブル・マーケット指数
0.61% NYSE Arca
ITKY iShares MSCI Turkey
MSCI トルコ指数
0.74% ロンドン
買える証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券

 

トルコ トルコへの投資方法 : まとめ

【投資方法は少ない】
まとめるとトルコへの投資方法には投資信託とFXでトルコリラ(TRY)を取引する方法があります。FX取引ができるのはとても嬉しいことですが、他のトルコ投資方法が少ないです。

【トルコ投資はFXが手軽】
トルコリラ(TRY)の取扱を行っている業者は結構な数がありますが、各業者によってスワップ金利はかなり違います。また高金利通貨をスワップ保有するにも信頼ある業者を選ばなければいけません。

【オススメはFXとトルコ投資信託¥】
トルコ投資には手軽に投資ができるFX取引が一番適しているでしょう。またFXでは通貨に投資するものです。そのため株式へ投資できるトルコ投資信託も選択肢にありますが、トルコは情勢が安定せず政治リスクも高いため、リスクが非常に高いことを認識して投資することが必要です。

投資対象 その投資ができる証券会社 手軽度 オススメ度
トルコ個別株式 なし × ×
トルコ株ADR なし × ×
トルコリラFX セントラル短資FXサクソバンクFX証券
トルコ投資信託 多くのネット証券
トルコETF なし × ×
トルコ海外ETF 楽天証券SBI証券マネックス証券

トルコ トルコ投資は
セントラル短資FX
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