とっても銀行が儲かります!超ぼったくりの外貨預金
ぼったくり1:為替手数料でぼったくり
日本の円と外国のお金を両替するときには手数料がとられますね。ですからスプレッドのように中間マージンを抜いた実際より不利なレートで取引がなされます。その手数料がとんでもなく高いのです。
銀行員の(詐欺まがい)セールストーク
銀行では外貨預金をするときに「手数料が1円かかりますよ」と説明されます。「1円なら安いじゃん!」と思う顧客が多いのですが、これは数字のマジックなのです。この1円というのは1ドルにつき1円ということで、1ドル両替する分に対して1円かかってしまうのです。ここで 『たかが1円じゃん』 と考えてしまうとダメですよ。たとえ100円につき1円でも、取引額が上がれば1万円で100円、100万円で1万円、1億円だと100万円もかかってしまうのです顧客に不利な価格を押し付ける
仮に1ドル=100円のときは、100円で1ドルを両替できるはすが、そのときに手数料として1円よこせと言ってくるので実際は1ドル=101円のような不利なレートになってしまうのです。当然このレート割高なので顧客にとっては不利なレートになります。ぼったくり2:両替レートを決める時間
外貨預金の場合
銀行は毎朝のインターバンク(市場)レートを元にした仲値を毎営業日の午前10時に決定し基準として手数料分を上乗せした対顧客レートが決定され、外貨預金をはじめとする一日の外貨取引に適用されます。仲値というやつですね。ですから一日一回しかレートが変わらず勝手に価格を決め付けてしまいます。例えば、AM10:00に1ドル=115円だったのがPM06:00に1ドル=110円になって安いから両替してくれと頼んでも115円でしか取り扱ってくれません。もちろん市場では1ドル=110円で流通しているのでその差額115-110=5円は全て銀行の懐に入ってしまうのですね。外貨レートの面では外貨預金は融通が利かずとっても扱いにくい・・・
ぼったくり3:自由に決済できない
外貨預金の決済は(不利レート&高い手数料)
上記のように銀行は外貨のレートを一日一回しか決めないので外貨預金をして日本円に戻したいときもこの不利なレートを使わないといけません。もちろん高~~~い手数料も払うことになりますので2重に不利な取引をしなければいけません
外貨定期預金のワナ(不利レート+高い手数料+満期の強制解約)
定期預金は満期がくるまで下ろせないかわりに多少金利が高くなってます。しかし満期がくれば強制的におろさなくてはいけません。その満期の時とんでもない円高になっていようと強制的に不利なレートで高い為替手数料を払って解約させられるので3重苦になります。ぼったくり4:外貨預金はペイオフの対象外
全く保障無しの外貨預金
実は預金とは名ばかりで外貨預金はペイオフの対象外なのです。国内なら例え銀行が破綻してもペイオフのおかげで1000万円までは資金が保障されていますが、外貨預金は国外のことですから対象外なのです。ですから仮に取引した銀行か、外貨を持ってくれている外国の銀行が破綻したらビタ一文戻ってきません。そう、預金とは名ばかりで全く保障がないのです。外貨預金は銀行が
保障してくれると思ったら大間違い!
ぼったくり5:実は金利もピンハネされている
外貨預金の金利は低い
オーストラリアの政策金利は7.25%ですが、実際に銀行の外貨預金を見てみるとだいたい6%ぐらいしかわりません。少し低いとは思いませんか?実はこの差(7.25 - 6.25)の分が銀行に吸い取られているのです。まだとるか!と叫びたくなりますね。よーく政策金利と外貨預金の差を見比べてください。かなり取られています。日本の政策金利は0.50%なのに、預金が0.10~0.20%ぐらいで少しも上がらないのも銀行が取っているからなんです。ぼったくりのまとめ
長々の説明をここまで読んでくれてありがとうございます。ここまで読んでくれた方にはいかに外貨預金がぼったくりであるか十分理解してもらえたかと思います。むしろ外貨預金のいいところを探すほうが難しいですね。最後にまとめておきます。
【外貨預金ぼったくりのワケ】
高い為替手数料<
勝手に決められるレート<
自由に決済できない<
保障が何も無い(ペイオフ対象外)<
金利もピンハネされている
投信積立も投資も全部できます