ゆうちょ銀行はせっかくの優秀な投資信託をダメにしている宝の持ち腐れ
ゆうちょ銀行の野村世界6資産分散投信は優秀
ゆうちょ銀行の投資信託は、ぼったくりの経営体質によってどれもこれも手数料がバカ高いものばかりになっています。民営化したとはいえ、ゆうちょ銀行の幹部はお役所体質が抜けないデクの棒だらけなのですから仕方ありません。2009年にはオリックスへのかんぽの宿一括売却という明らかなインサイダー取引を堂々と行っているほどの堕落した組織です。そんな組織であるがゆえに自らの利益ばかりを優先して 「野村世界6資産分散投信」 というのは優秀な投資信託をダメにしてしまっています。
【野村世界6資産分散投信について】
この投資信託は国内株式、国内債券、国内REIT、海外株式、海外債券、海外REITの6資産に分散投資するバランス型投資信託です。マネックス資産設計ファンドや住信SBI資産設計オープンと同じようなバランスファンドです。しかもこの 「野村世界6資産分散投信」 は(安定)(分配)(成長)と3つのリスクに合わせた運用を選ぶことができるのです。マネックス資産設計ファンドや住信SBI資産設計オープンにも2つコースがありますが、こちらはさらにもう1つ多いですね。
安定コース ・・・ 日本債券比率が高いローリスク運用(自分年金を作りたい人向け)
分配コース ・・・ 高金利の海外債券で分配金を出す(毎月小遣いが欲しい高齢者向け)
成長コース ・・・ 株式比率を高くしてハイリターンを狙う(積極投資がしたい若い人向け)
野村世界6資産分散投信は
いろんなタイプ別に選べてかなり優秀なファンド
ゆうちょ銀行の ”ぼったくり” で使えなくなった
「野村世界6資産分散投信」 は投資家のニーズに合わせたコースによって好きな資産配分を選べるということで、かなり優秀な投資信託と判断できました。運用会社も信用高い野村アセットマネジメントです。これは結構いいかも・・・と思ったら、非常に残念な情報があります。ぼったくり経営をやっているゆうちょ銀行で取り扱われているのが運の尽き、1.575%も販売手数料がかかるのです!これは非常に残念と言わざるを得ません。
せっかくこんなにいいファンドも、コストが高くては何の意味もありません。投資信託を選ぶ時の鉄則でも書いたとおり、同じようなファンドなら ”必ずコストの安いほう” を選ぶのが鉄則です。つまり販売手数料がかかるために、この 「野村世界6資産分散投信」 は正直、オススメできるファンドでは無くなりました。
販売手数料ぐらいいいじゃないか・・・と思う人もいるでしょう。確かに販売手数料よりも信託報酬を重視するのは当然ですが、こういったバランス系の投資信託は積立による長期投資をすることが多いです。積立投資は、毎回新しく投資信託を買い付ける方法です。よって毎回1.575%の高い手数料を払うことになります。長期運用において1.575%が非常に大きなコスト負担であることはいまさら説明するまでもないでしょう。1.575%の高コストを負担すれば、長期運用に絶大な影響を出してしまうのです!
野村世界6資産分散投信は
ゆうちょ銀行のぼったくりで使えない投資信託となった
ゆうちょ銀行は優秀な投資信託を宝の持ち腐れにしている
「野村世界6資産分散投信」 は販売手数料のコスト負担さえ無ければ、バランス型投資信託としてかなり有効な投資先となったことでしょう。しかしゆうちょ銀行の販売手数料ぼったくりによって全然使えない投資信託となってしまいました。何故、全然使えないのかというと、他の証券会社では 「野村世界6資産分散投信」 と同じように世界中へリスク分散投資ができるバランス型投資信託がノーロードで取り扱われているからです。主な世界中へリスク分散投資ができるバランス型投資信託には、マネックス証券のマネックス資産設計ファンド、SBI証券の住信SBI資産設計オープン、セゾン投信のセゾンバンガードグローバルバランスファンド、ジョインベスト証券のジョインベストグローバルバランスファンドなどがあります。
ノーロードというのは販売手数料がゼロの投資信託のことをさします。つまり全く手数料を取られることなく野村世界6資産分散投信と同じような投資信託が、他の証券会社では変えてしまうのです。もちろん信託報酬は 「野村世界6資産分散投信」 と同じレベルのために、販売手数料の分まるまるそっちの投資信託のほうがお得なのです。せっかく 「野村世界6資産分散投信」 といういい投資信託がありながら、ぼったくりによってその投資価値を無くしてしまっているゆうちょ銀行は ”宝の持ち腐れ” としか言い様がありません。
ぼったくりが無ければこの投資信託とも互角だった
「野村世界6資産分散投信」 は高い販売手数料が無ければ、下記の低コストバランス型投資信託とも互角の運用をすることができました。しかし高い販売手数料があるおかげで、下記の低コストバランス型投資信託と比べれば完全に見劣りしてしまいます。もしも、あなたが 「野村世界6資産分散投信」 への投資を考えていたのなら下記の低コストバランス型投資信託へ投資したほうが絶対によい運用をすることができますよ。
低コストのバランス型投資信託 | |||
ファンド | 販売手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
× 野村世界6資産分散投信 | 1.5% | 0.798% | 0.30% |
× 野村資産設計ファンド | 1.5% | 0.903% | 0.30% |
○ マネックス資産設計ファンド | 0% | 0.9975% | 0.30% |
○ セゾンバンガードグローバルバランスファンド | 0% | 0.77% | 0.10% |
○ 住信SBI資産設計オープン | 0% | 0.714% | 0.15% |
○ ジョインベストグローバルバランスファンド | 0% | 0.63% | 0.20% |
下記の4つのファンドは1万円からの自分年金で分析しています