FXは流動性が極めて高く、ライブドア株のように取引停止にはならない
連日ストップ安になったライブドア株
あなたは2006年の 「ライブドア・ショック」 をご存知でしょうか?時代の寵児とマスコミに異様なほど持ち上げられて、ヒルズ族なる勝ち組の印象を植え付けたホリエモンこと堀江元ライブドア社長が、インサイダー取引で不正な利益を上げたとして証券取引法違反で逮捕された事件です。幾度となくTVや新聞などのメディアに取り上げられ、株式市場にも多大な影響を与えたこの事件は多くの人の記憶に残っているでしょう。そして特にこの事件を思い出すと、怒りと悲しみにくれるのが、その当時ライブドア株へ投資をしていた人たちです。
2005~2006年当時は 「株ブーム」 といわれるほど株式投資がブームになった時期であり、暇な大学生や主婦などの今まで株に縁がなかった人たちも株式投資をしていました。そして多くの個人投資家がライブドア株を保有していたのです。そこで多大な影響を与えた 「ライブドア・ショック」 が起こります。すると、ライブドア株は事件の起こった翌日から、あらゆる人に売られました。しかし取引というのは 「売り手」 がいても 「買い手」 がいなければ成立しません。売る人ばかりで、誰も買いたい人がいないためにライブドア株は連日ストップ安を続けて、その価値は10分の1ほどになってしまいました。中には信用取引でライブドア株を買ってしまったために、1億円の借金をかかえてしまった人もいるほどです。
この事件を覚えている人はFXに対してもこう疑問をもつかもしれません。 「FX取引はライブドア株のように、全く取引できない状況にならないか?」 という疑問です。 「ライブドア・ショック」 の一番の問題は、流動性がなくなってしまったために取引が成立せず、利益確定も損きりもできなくなってしまったことです。それがFXでもあるのではと恐怖感を感じてしまう人もいるでしょう。ではFXはこのような状況にならないのでしょうか?
株取引とはケタ違いのFX
結論から言えばFXはライブドア株のように、全く取引できない状況になるとはまず考えられません。まず取引の規模が違います。株式投資ではテレビ東京の株番組を見ていればわかりますが、一日の売買代金は2兆円から3兆円ほどになります。これに対してFXは、一日の売買代金がなんと300兆円にも達するのです。実に100倍以上の差があります。どうしてこれほどの差がつくのかというと、取引に参加している人数もケタ違いだからです。
株式投資では、例えば日本の市場にはトレードが仕事の機関投資家と日本の個人投資家ぐらいしか参加者がいません。しかも取引時間も 9:00~15:00 とずいぶん限られています。これに対してFXに参加する人というのは、世界各国の機関投資家、世界各国の政府系ファンド、世界各国の中央銀行、膨大な為替両替をする輸出・輸入業者などすさまじい数と種類の人たちが参加しているのです。個人で参加している人など、ほんのほんのほ~んの一握りなのです。
上記のようにすさまじい取引金額と市場への参加者の違いがありました。このことから何が言えるのかというと、株取引とは比べ物にならないほどの流動性がFXにはあるということです。世界中のあらゆる業種の人たちがFX(為替市場)に参加してます。これほどの金額と人数になると、ライブドア株のように100%売る人間ばかりで取引が成立しないなど、まず考えられないのです。だってそうではないですが、世界中の人全てがドルを売る、円を買う行動だけしかしない・・・なんてありえませんよ。このようにFXの流動性は株取引と比べてもケタ違いのものです。そのため流動性が悪くて取引できないなんてありえないのです!FXは安心して取引できる方法なのです!