コモンズ投信の投資信託の評判や人気などを総合評価
コモンズ投信はどんな業者か?
じっくり長期投資をする投資運用会社
コモンズ投信はセゾンやレオス・キャピタルワークスと同じように投資運用会社として独立している金融会社です。他のオンライン証券みたいにいろんな投資信託を取り扱うことではなく、1つだけの投資信託をじっくり長期的に運用していく息の長い方針です。アテにできない公的年金よりも”自分年金”を。また親から子へ、祖父母から孫へと世代間において富をつなげて「こどもの教育資金」を準備するためにも。そのような世代を超えるような長期的時間をとった投資方針です。扱っている投資信託もコモンズ30といい、30年間の運用を前提とした長期投資専用のものとなっています。
”30” という数字に込められた運用哲学
コモンズ投信の取り扱い投資信託のメインは 『コモンズ30』 というものになっています。これは30という数字がポイントです。この30には 『30年間』 と 『30銘柄』 の2つの意味があります。30年間は自分だけでなく世代を超えた時間であり、自分の次の世代を見据えた投資を考える時間。また企業にとっては事業寿命30年といい、30年以上同じ事業は続けられず、環境の変化に対応して変化したり新しい事業を始めたりすることができる進化し続けられる企業を見る時間。そして何百もの銘柄をたくさん保有するのではなく、企業1つ1つの顔がよく見えて、よく付き合うことができる程よい数、それが30銘柄。以上のように2つの意味が30に込められています。
日本資本主義の父と呼ばれた大人物の子孫が社長
コモンズ投信を運営しているのは、実は 『日本の資本主義の父』 と呼ばれた大実業家の子孫です。その大人物とは幕末の幕臣であり、明治~大正初期の大蔵官僚であり、第一国立銀行や王子製紙・日本郵船・東京証券取引所、理化学研究所などといった非常に多くの企業の設立・経営に携わった実業家:渋沢栄一氏です。三菱の岩崎弥太郎と並んで明治の大実業家として名が通っており、一時期紙幣にも顔が乗ったレベルの人物でもあります。コモンズ投信の社長はその血(知)を引く渋澤健氏です。氏も海外留学、外資系超有名銀行のJPモルガン、ゴールドマン・サックスなどに勤務した実績のある投資のエキスパートです。また代表取締役社長である伊井氏は、数々の著作があり投資家に人気があります。最近では、『「普通の人」が「日本株」で年7%のリターンを得るただひとつの方法』 という書籍が発売されています。ビジネス本棚を見る方は、見たことがあるかもしれません。
渋澤健氏の経歴
1961年生まれ
1983年:テキサス大学 BS Chemical Engineering を卒業
同年:財団法人日本国際交流センターに入社
1987年:UCLA大学MBA経営大学院卒業、ファースト・ボストン証券に入社
1988年:JPモルガン銀行に入社1992年:JPモルガン証券に入社
1994年:ゴールドマン・サックス証券に入社
1996年:ムーア・キャピタル・マネジメントに入社
2001年:シブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業、代表取締役に就任
2007年:コモンズ投信株式会社を設立、会長に就任。
販売と運用が同じ会社
コモンズ30などを取り扱っているコモンズ投信株式会社ですが、実は投資信託の販売と運用を自社一括で行っているのです。そう、販売会社であって運用会社でもあるのです。普通の投資信託は 「販売(委託)会社 ⇔ 運用会社 ⇔ 信託銀行 → 市場」 と3つの機関が関わるカタチをとっています。しかしここでは販売会社に投資信託を卸さず運用会社が直接販売をしているのです。カリスマ農家が卸売市場を通さずに、直接消費者にネット販売するカタチと似ていますね。そのため販売会社へのコスト負担が全くありません。だから投資信託のコストを非常に安くできるので、コストも低額になっているのです。※最近ではソニー銀行、マネックス証券、楽天証券などで取扱を始めました。
銀行口座から積立しながらの長期運用に長けている
コモンズ投信は銀行口座から直接引き落としで投資できる上に、投資金額は3,000円から積立が可能になっています。優秀なファンドマネージャーがしっかりと運用してくれています。設定来プラスをずっと維持しており、長期的積立投資に向いています。
10代の方に朗報!未成年でもOKだよ
コモンズ投信の投資信託は非常に優秀なファンドになっています。じっくりと何年も何十年もかけて育て上げていく植物のようなものなのです。それには投資期間が長い人、若い人のほうが有利ですね。そのためコモンズ投信は、時間がたくさんある未成年の方でも口座を開設・取引ができるようにしてくれています。もちろん親権者の許可が必要ですが、未成年に許された数少ない投資ができる会社なのです。将来お金に困らないように子供にも投資をさせてあげることができる理解のある会社です。さらに15歳以下の方には親子でお金の勉強ができ、子供の教育資金形成のための 「こどもトラスト」 という資産形成プログラムサービスも用意されています。
投資信託 『コモンズ30』 の説明
『コモンズ30』 のコスト
購入手数料無料 : 信託報酬 0.76~1.20%
購入方法 : スポット、積立
30年間の長期運用と30銘柄の激選
コモンズ投信の取り扱い投資信託のメインは 『コモンズ30』 というものになっています。これは30という数字がポイントです。この30には 『30年間』 と 『30銘柄』 の2つの意味があります。30年間は自分だけでなく世代を超えた時間であり、自分の次の世代を見据えた投資を考える時間。また企業にとっては事業寿命30年といい、30年以上同じ事業は続けられず、環境の変化に対応して変化したり新しい事業を始めたりすることができる進化し続けられる企業を見る時間。そして何百もの銘柄をたくさん保有するのではなく、企業1つ1つの顔がよく見えて、よく付き合うことができる程よい数、それが30銘柄。以上のように2つの意味が30に込められています。
30銘柄の選定基準
コモンズ30の30銘柄は30年間の世代を超える時間をかけて、じっくりコツコツと育ち、時代や環境の変化に対応できて進化できる企業を選んでいます。その企業を選ぶために5つの基準が設けられています。1つ、経営者が強いビジョンを持っていること。2つ、優れた経営理念がしっかり受け継がれている。3つ、企業理念が役職者の行動規範からにじみでている。4つ、働いている人がいきいきしている。5つ、世界の成長を取り込み、戦っていける力がある。このようなものです。30年間成長し続けるとあって、ただ強いだけでなく、後継者や末端の社員のやる気、変化への対応力などが重視されています。ただデカくでも腐っている企業もいっぱいあるので、腐った果実を選ばないためにも理念は大切です。ちなみに組み入れられている銘柄は、サイトの銘柄紹介ページで閲覧することができます。年に2回ほど銘柄の入れ替えを検討する方針です。
綺麗な右肩上がりと身軽な運用
2009年の設立、コモンズ30の運用成績は、日本に上場している銘柄の平均であるTOPIXをかなり上回る成績となっています。基本的に長期投資のため暴騰することがある新興銘柄などは組み込まずに、時価総額が大きい大企業が投資の中心になっているため、TOPIXと運用成績が似通ってしまう恐れこそありますが、そこは敏腕ファンドマネージャーの実力でしょうか、しっかりとTOPIXよりも良い成績を出しています。ただし大きい銘柄が多いため、どうしても相場の暴落時にはその波を食らってしまっています。逆に言えば2013年のアベノミクス相場のような上昇気流にも大きく乗れるということでもあります。
コモンズ30にかかるコスト
・販売手数料・・・なし、(委託会社から購入する場合かかるケース有り)
・信託財産留保額・・・なし
・信託報酬・・・コモンズ30の純資産額によって変化する。
純資産総額 | 信託報酬総額 | 委託会社 | 販売会社 | 受託会社 |
年率 | 年率 | 年率 | 年率 | |
~300億円 | 1.2075% | 0.5775% | 0.5775% | 0.0525% |
300億円~ | 1.1025% | 0.5250% | 0.5250% | 0.0525% |
5000億円~ | 0.9870% | 0.4725% | 0.4725% | 0.0420% |
1,000億円~ | 0.8820% | 0.4200% | 0.4200% | 0.0420% |
3,000億円~ | 0.7665% | 0.3675% | 0.3675% | 0.0315% |
未成年でも運用できる:こどもトラスト
コモンズ投信でもセゾンやひふみと同じく、未成年者からのじっくり積立投資ができるサービスを用意しています。それが 『こどもトラスト』 という資産形成プログラムです。これは今はまだ未成年のお子さんが将来かかるお金である、大学資金や留学資金、その他のいろいろな資金を作るための資産形成制度です。英国のチャイルとトラストを参考にして作られており、初回振込みが15,000円以上であれば、投資資金として3,000円がプレゼントされます。15歳以下の未成年の方に対して口座開設をしてもらい、月々3000円からのお小遣い程度の資金でコツコツ投資をするものです。親子でのお金や資産形成を学ぶことが目的の1つでもあり、親子で楽しめる投資セミナーやイベントが用意されています。※ちなみに親御さんだけでなく、祖父母が孫に対して申し込みをすることもできます。
★日本は教育最貧国、親が子供にお金の準備をしなければいけない時代
そもそも日本ではなぜこれほどに教育資金がかかってしまうかというと、その問題は国からの公的な教育助成制度が著しく他国より劣っているからです。英国ではチャイルドトラスト(ジュニアISA)という制度があり、子供が大人になる時に十分な貯蓄を持たせて、進学や留学の手助けになる投資制度が整っています。対象の口座を開設すると、政府から資金が援助される上に税金は非課税という優遇がなされています。18歳からの年金みたいな感じです。それに比べて教育貧国であり、投資後進国でもある日本には公的なこのような制度は存在せず、子供の教育資金はすべて親に丸投げされています。将来、子供に後悔をさせないためにも今を生きる親が準備をしてあげなくてはいけない時代だからこそ、こどもトラストは作られたのです。「お金の話などトンデモナイ」、「子供にお金のような俗な話はしたくない」、そうやって目を背け続けていては親も子もお金に対して無知なまま搾取され続けます。
コモンズ投信の欠点
分配金は出ないよ&短期投資ではないよ
コモンズ投信の投資信託は、長期運用を前提とした作りになっています。じっくりと何年も何十年もかけて育て上げていく植物のようなものなのです。30年間ですから世代が変わってしまうくらいの時間です。そのため分配金は全て自動的に再投資する形になっています。長期投資をする人のためだけの作りになっているのです。そのため、毎月分配金を年金のようにもらいたい高齢者の方やミドル世代の方にはあまり向いていません。もちろん、投資家自身が任意で売却することは可能です。
こどもトラスト、未成年口座には親権者の同意必須
コモンズ投信にはコモンズ30を購入できる未成年口座と、こどもの成長資金を積み立てて育てる15歳以下が作れる 「こどもトラスト」 の2つの未成年者が作れる口座があります。当然お金を扱い、リスクが有る投資をするわけですから、未成年者本人だけで口座開設をすることはできません。必ず親権者の同意が必要です。
こどもトラストに税制優遇は無し
英国のチャイルドトラストでは、対象の口座を開設することで資金が援助される上に、運用の利益も非課税になるなど税制優遇措置も取られています。こどもトラストもこのサービスを参考に作られたのですが、残念なことに日本は教育貧国の上に投資後進国なので、教育投資への優遇措置といったものはありません。そのためこどもトラストになんらかの税制優遇措置があるわけではないのです。
つみたて投資は申し込みから2ヶ月後
月々自動で投資できるつみたてサービスは自動な上に、3000円からと敷居も低い良いサービスなのですが、申し込みからの時間が長くかかってしまう欠点があります。基本的に申し込みをしてから、実際に引き落としが始まるのは2ヶ月後となります。今すぐやりたいという方はスポット購入を剃る必要があります。ただし、コモンズ30などはじっくり30年間一定額を積み上げて運用していく長期投資のため、今すぐ投資したい!機会損失だ!という考えの方にはそもそもコモンズ投信は合っていません。
他の取扱は無し
コモンズ投信をは、本来証券会社や銀行がやってくれる販売を自社で行っています。販売・運用を一緒に行うという仕組みになっているのです。これによって大幅なコスト削減やしくみの簡潔化に成功し、低コストの優秀なファンを作ることができました。しかし、自社で販売と運用をやっている代わりに、手間がかかるために扱える投資信託が少なくなってしまうのです。よってコモンズ投信の投資信託数はこれからも増えることはあまり無いでしょう。
コモンズ投信はどんな人に向いているか?
・ 給料が振り込まれる銀行口座から積立をしたい人
コモンズ投信の最大の魅力でもある積立制度は、3大メガバンクや郵貯銀行などの銀行口座に対応しています。ですから給料が振り込まれるそれらの銀行口座から、直接コモンズ投信へ投資信託の積立を自動ですることができます。積立額は3,000円からとセゾン投信やひふみ投信よりも低く、最安です。資金の少ない人にはとても敷居が低くなっています。
・ 日本の大企業中心につみたて投資したい人
セゾン投信、ひふみ投信と比較して、コモンズ投信のコモンズ30は投資銘柄が30と少なく、長期投資のため必然的に大企業への投資が大きくなっています。また日本の企業への投資も多く、為替リスク、新興銘柄の変動リスクが少なくなっています。その代わり為替差益、新興銘柄の暴騰のようなリターンも出にくいものです。セゾン、ひふみ、と比較して最もリスク・リターンが小さい投資信託という感じです。グローバルに投資したいならセゾン、振興も含めて大きなリターンが欲しいならひふみ、安定した大企業への投資が好きならコモンズといった評価がわかれます。
・ ほったらかし投資をしたい人
コモンズ投信が運用している 「コモンズ30」 は優秀なファンドマネージャーによって実績を上げている日本株アクティブファンドです。しかしアクティブでありながらインデックスファンド並にコストが安く、さらに成績も安定してTOPIXを上回っている優秀なファンドです。TOPIXのインデックスファンドよりも、こちらのコモンズ投信のほうがはるかに高いリターンを出してくれるでしょう。
・ 未成年の方
コモンズ投信は未成年でも投資ができる数少ない業者です。投資信託を買って資産形成をしたい未成年のかたには数くない選択肢の1つであり、実際利用している方は多いです。未成年も数は少ないですが親御さんと一緒にしっかりと運用をしている方がいます。もちろん未成年本人ではなく、その親が運用させているケースが大半でしょうが、こういった若い世代の資産運用に理解のある会社というのは非常に将来性があります。
※ 口座開設はもちろん無料で1円もかかりません
コモンズの投資信託は、30年間をかけてじっくりと長期投資!
子供の教育、留学、自立資金形成プログラム 「こどもトラスト」 サービス有り!
コモンズ投信のURL :http://www.commons30.jp/
コモンズ投信の詳細データ | |
会社名 | コモンズ投信 |
URL | http://www.commons30.jp/ |
設立 | 2007年11月6日 |
資本金 | 8億5110万円 |
投資信託の取扱数 | コモンズ30 こどもトラスト (基本はコモンズ30購入) |
ノーロードの取扱数 | 1 |
積立制度 | ○ |
積立できる投資信託 | 1 |
積立の引き落とし日 | 毎月27日 |
銀行口座からの積立 | ○ |
積立の形式 | 再投資のみ |
独自ファンド | ファンド自体が独自的で特殊なもの |
特殊ファンド | ファンド自体が独自的で特殊なもの |
外貨MMF | × |
海外ETF | × |
ボーナス制度 | 特になし |
セミナー | 定期的セミナー、オンラインセミナーなど充実している 親子で参加できるものもあり |
キャンペーン | 特になし |