積立制度が充実し、特殊ファンドもあるユニークなマネックス証券
マネックス証券はどんな業者か?
そこそこの取扱数
マネックス証券の投資信託は200ぐらいで楽天証券など他のオンライン証券よりは少ないほうになります。しかしバランス型、外国債券などきちんとした投資信託が揃っているので、それほどダメというわけではありません。ほどほどの標準レベルのラインナップになるってところです。
充実の積立制度
マネックス証券の積立制度はピカイチです。ここがSBI証券や楽天証券とは大きく違い、差別化できるところです。投資信託数が少ないので積立できる数も120ほどになりますが、マネックス証券口座だけでなく、カードからも、さらに銀行口座からも自動積立ができるのです。特に皆さんがほとんど持っている ”ゆうちょ銀行” にも自動積立が対応しているので、郵便局愛用者にも向いています。
「自動つみたて」 ・・・ マネックス証券口座から自動積立
「カードde自動つみたて」 ・・・ 《セゾン》カードの決済口座から自動積立
「銀行de自動つみたて」 ・・・ いろんな銀行口座から自動積立
外貨MMFが3通貨
多くのネット証券では外貨MMFは米ドル(USD)しか取り扱われていませんでした。しかマネックス証券では、米ドル(USD)だけでなく、ユーロ(EUR)、豪ドル(AUD)の外貨MMFが取引できます。特に金利の高いオセアニア通貨である豪ドル(AUD)があるのはとても嬉しい限りです。ただし、その後通貨の追加などがなく、楽天証券が6種類の通貨を用意したり、SBI証券が高金利で人気の高い南アフリカランド(ZAR)を取り扱い始めたことで、かなりおいていかれました。
独自ファンド:マネックス資産設計ファンド
マネックス証券は独自のマネックス資産設計ファンドを販売しています。これはセゾン投信のように国内外の株式・債券・不動産などあらゆる資産へ分散投資するファンドです。世界レベルでの分散投資がこれ一つができるために、非常に楽で、リスク分散効果が高い優秀なファンドです。
特殊ファンド:オルタナティブ投資
オルタナティブ投資に関しては説明ページで解説している通りですが、要はベンチャー企業やヘッジファンドなど一般の人には縁の無い所へ投資したり、特殊な方法を使った投資をする特殊なファンドです。特殊なファンドであるために、日本の証券会社ではほとんど扱われていません。その数少ない取扱証券がマネックス証券なのです。オルタナティブ投資の説明ページでも解説していますが、こういったファンドはクローズ形式であることが多く、いつ募集が締め切られるかわからないのでチャンスを逃さないようにしてください。 [取扱] チャイナ フォーカス [取扱] アジア フォーカス [締切]
ときメモファンドを取り扱ったことがある
世界で始めてゲームを対象にした投資信託:ときメモファンドはこのマネックス証券が取り扱ったのです。残念ながらときメモファンドはあまり良い結果を残せなかったので、その後第2弾が作られることはありませんでした。しかしマネックス証券は上記のオルタナティブ投資のように ”変わった投資” を積極的に販売してくれる会社なので、今後もたくさん特殊な投資を紹介してくれるでしょう。
マネックス証券の欠点
ノーロードは少ない
積立制度が優秀なマネックス証券ですが、その分ノーロードの投資信託は少なく50程度にとどまっています。
積立は再投資しかできない
マネックス証券の積立制度は、長期運用を前提とした作りになっています。そのため分配金は全て自動的に再投資する形になっています。長期投資をする人のためだけの作りになっているので、融通が利きません。
マネックス・ショック
日本の新興株に投資していた人には忌まわしいあの 「ライブドア・ショック」 ですが、実はこの騒動の原因はマネックス証券が作り出したという話があります。詳しいことはウィキペディアのマネックス・ショックを見てもらえばわかります。
マネックス証券の総合評価
マネックス証券はどんな人に向いているか?
・ 給料が振り込まれる銀行口座から積立をしたい人
マネックス証券の最大の魅力でもある積立制度は、証券口座、カード、銀行口座など機関に対応しています。ですから給料が振り込まれるゆうちょ銀行口座から、直接マネックス証券へ投資信託の積立を自動ですることができます。本来は、種類がそろっていて、さらにサービスの向上が見込めるSBI証券や楽天証券を選びたかったけど、銀行積立の点でここを選ぶ人もいます。
・ ほったらかし投資をしたい人
世界中のあらゆる資産へ分散投資できる 「マネックス資産設計ファンド」 は、このファンドだけでリスク分散もバランス投資もできるので私たちがわざわざポートフォリオを考える必要がありません。積立制度にも対応しているので、最初に積立を設定しておけば、毎月自動的に積立投資をし続けることができます。ファンドがリスク分散やリバランスをしてくれるので、こちらがやることは全くありません。まさしく ”ほったらかし投資” です。
”特殊” な投資をしてみたい人
マネックス証券は ”ときメモファンド” や ”オルタナティブ投資” のように特殊な投資方法を紹介してくれます。そのため、こういった特殊なものに興味を引かれる方は投資をしてみてはいかがでしょうか?もちろん特殊なだけあって、よくわからなかったり、リスクが高かったりするのでご注意を。
・ 外貨MMFに投資したい人
マネックス証券の外貨MMF取扱通貨は、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、豪ドル(AUD) の3種類があります。そのため外貨MMFへの投資に適しているでしょう。ただし、その後通貨の追加などがなく、楽天証券が6種類の通貨を用意したり、SBI証券が高金利で人気の高い南アフリカランド(ZAR)を取り扱い始めたことで、かなりおいていかれました。
マネックス証券の口座開設
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マネックス証券は、海外ETF、海外MMF、オルタナティブ投資、
ときメモファンドなどバラエティにとんだ品揃えがある万能業者です
マネックス証券のURL : http://www.monex.co.jp/
マネックス証券の詳細データ | |
会社名 | マネックス証券 |
URL | http://www.monex.co.jp/ |
設立 | 1999年5月20日 |
資本金 | 74億円 |
株主・出資 | マネックスグループ |
投資信託の取扱数 | 250 |
ノーロードの取扱数 | 90 |
積立制度 | ○ |
積立できる投資信託 | 120 |
積立の引き落とし日 | 証券口座 (1日~31日任意選択) 銀行口座 (原則2日) カード (原則4日) |
銀行口座からの積立 | ○ ※銀行口座だけなく、カードでも可能 |
積立の形式 | 再投資のみ |
独自ファンド | ・ザ・ファンド@マネックス ・マネックス資産設計ファンド(隔月分配型/育成型) ・ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド ・カブロボファンド ・チャイナ フォーカス ・アジア フォーカス ・バンガード・トータル・マーケット・インデックス・ファンド ・バンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド ・バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド |
特殊ファンド | マネックス・フルトン・チャイナ・フォーカス(愛称:チャイナ フォーカス) アジア ファンド・オブ・ファンズ連動型投信(愛称:アジア フォーカス) |
外貨MMF | 米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、豪ドル(AUD) |
海外ETF | 61 (中国5+米国56) |
ボーナス制度 | 特に無し |
セミナー | オンラインセミナーが多い |
キャンペーン | 特に無し |