どういう人が勝ち組で誰が負け組なのか、その意識の格差は?

勝ち組と負け組を決める絶対的線引はない

今の日本は階層が固定されて一生が終わる階級社会へ向かっている途中の格差社会となっています。その格差社会が意識され、年収やお金といった経済的な格差が代表格となり、勝ち組と負け組、2極化が叫ばれるようになって大分経ちます。しかし長い時間、格差が意識されていてもその勝ち組と負け組には絶対的な線引がありません

代表格の年収といった経済的格差においても、昔は年収1000万円や2000万円以上ある人がいわゆる経済的な 「勝ち組」 と認識されていました。しかし平成不況やリーマン・ショックによる給与の落ち込みが長く続いたために平均年収は500万円台から400万円を割り込みそうな水準に低下、非正規雇用者数は2000万人を突破するという世知辛い世の中となったためその意識が変化し、2010年代になると年収の面では600~700万円あれば勝ち組という認識が広がってきています。平均が低くなったのですから上位となる年収の意識も低くなってきたのです。

無論、認識は個人の価値観によるものであるため、今でも年収1000万円以上じゃないと勝ち組ではないという人もいますが、少数派となってきています。事実、バブル期では年収1000万を男性に求めていた女性の希望年収も600万円台に下がっています。女性の経済感覚は現在の景気に非常の敏感であるため、経済の変化が現在の人の勝ち組の認識の変化へとつながってきています。

プア充という貧しくとも充実できる生き方がある?

また最近では 「プア充」 という貧乏でも充実している人たちが出てきています。確かに今の時代では大きな年収UPは望めませんが、各方面の企業のサービス競争強化により、低資金でも充実したサービスを受けることができるようになってきました。

昼食は200~300円でほどほどの牛丼やファーストフードが食べられ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられたり、無料のネットゲームやインターネット動画で娯楽もたくさん確保できる。高級ワインは飲めないけれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや第3のビールを友人たちと飲んで楽しむことはできる。海外旅行は行かず、近場への安・近・短の場所で済ましたり、テレビの旅行番組で満足すらしてしまう。高級な車はおろか新車すら、そもそも出かけないので車を買わない。高級なサービスと低級な大衆サービスと、本質的な差は変わらずとも意識的な格差が低下した今、高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまい、お金を使わなくともほどほどの満足感を得られる時代となっているのです。

プア充を叫ぶ宗教学者・島田裕巳氏 著書 『プア充 高収入は、要らない』(島田裕巳/早川書房)

 

ただし、大前研一氏はプア充の時代はそう長く続かないと考えています。理由はプア充が増えれば、勤労者が減り納税額も減るため社会全体の負担が増していくだけだからです。日本は低所得者の納税率がよくない国のため、低所得者が増えれば増えるほど社会福祉の負担が増えていきます。もともと火の車である日本の財政はさらに圧迫されるのは想像するまでもありません。今ですら増税や社会保証の切り捨てが行われているのに、このままの状態が続けばさらに社会全体の閉塞感と不景気に拍車がかかります。

勝ち組ってこんな人だと思います

勝ち組・負け組というのは結局のところ絶対的な線引がないために個々人の価値観となります。お金という絶対的なもので線引している人もいれば、幸せや不幸せといった精神的なもので判断している人もいます。「あなたが思う、勝ち組とは?」というアンケートが行われた時に回答に多かったキーワードは、以下の3つです。

■「幸せ」
・自分自身が今、幸せと思える人(女性/24歳/医薬品・化粧品内定)
・日々の生活において、何らかの達成感を得ている人(男性/23歳/人材派遣・人材紹介内定)
・人生を謳歌している人。お金の有無に関わらず充実している(女性/22歳/学校・教育関連内定)

■「好きなこと」
・自分の思い描いた道を進んでいる人(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・自分自身のやりたいことや信念を貫き通し、常に上を目指して努力できる環境にある人(男性/23歳/情報・IT内定)
・やりがいを持って生き生きと仕事をしている人。お金や知名度ではない(男性/24歳/金属・鉄鋼・化学内定)

■「自信」
・自分に自信のある人。周りの人と比較する必要はないと思う(女性/22歳/マスコミ・広告内定)
・どのような仕事や生活であれ、自信を持っている人(女性/24歳/マスコミ・広告内定)
・自分に自信があって、人に対して余裕を持って接することができる人(男性/23歳/情報・IT内定)

■ランキング形式
1位 仕事と趣味どちらも充実している人 50.1%
2位 温かい家庭を築いている人 42.9%
3位 年収の高い人 35.4%
4位 いつも着飾らず自然体でいる人 17.3%
5位 気の向くまま思うままに生きている人 16.9%

■「温かい家庭を築いている人」だと思う理由
・「温かい家庭を築いている人を見ると、お金がなくても素敵に見える」(22歳/女性/自動車関連/秘書・アシスタント)
・「どんなにつらいことがあっても、家に帰ったらほっとできる。そういう家庭を築けることが一番幸せだと思う」(27歳/女性/損保/企画開発)
・「やはりお金では買えないものだから」(25歳/男性/メンテナンス/営業)


■「年収の高い人」だと思う理由
・「ある程度はお金がないと心のゆとりがないから」(27歳/男性/IT/SE)
・「経済力があると暮らしや趣味も充実するから」(29歳/女性/化粧品/サービス )
・「何をするにもお金はついてまわるのもだから、あるに越したことはない。それでいて、それを自慢せず自然体でいれる人なら、本当にうらやましい」(27歳/女性/建築/総務)


■「いつも着飾らず自然体でいる人」だと思う理由
・「いつも着飾らず、自然体でいる人は強い人だと思うので。周囲の目を意識しているうちはまだまだ、弱さを補っているイメージがある」(26歳/男性/紙パルプ/営業)
・「無理することなく自然体で暮らしていけるのが一番だが、実際にはなかなかできるもんじゃないから」(25歳/男性/自動車関連/財務)
・「周りの目を過度に気にすることなくさっそうと生きている人を見ると、何歳であってもどんな環境にいる人であっても、かっこいいし美しいと思う。無条件にうらやましい」(24歳/女性/その他(電機)/法務)


■「気の向くまま思うままに生きている人」だと思う理由
・「自分ができないのでうらやましいです」(30歳以上/女性/食品/営業)
・「自分が好きでやっている仕事ならみんな勝ち組」(28歳/男性/機械/その他(購買))
・「趣味を仕事にしていて、気の赴くままに生きているっていうのは私の理想なので、そんな人生を送れている人がいるなら勝ち組だと思う」(24歳/女性/医療/秘書・アシスタント)

Yahoo!知恵袋の回答:

あえてですが

これだと思った楽しさを好きな時間をかけて味わえる人。
イヤだと思った事から逃れられる環境を自らにもたらせ得る人。

だと思います。

回答を見てみると意外と幸せや好きなことをやれるという精神的な充実感が勝ち組であるという線引をしている方が結構多いことがわかります。もちろん他人の芝が青く見えるという意識があるのかもしれませんし、自分が幸せでないと感じているために充実しているように見える人を羨ましく思うのかもしれません。

ちなみにですが管理人や友人のトレーダーたちは一番下の、自由を謳歌し、嫌なことをしないくていい状況をもてる人を勝ち組と思い描いています。そしてそれを現実的に実行するために必要なのは自分の時間を一番縛る仕事にとらわれない生活を築き上げること、つまりは経済的自由を得ることであると考えました。そのためアフィリエイトや株式投資、FX、不動産投資などを行いはじめたのです。現在、すべてが開放されたわけではありませんが管理人も友人も経済的自由を獲得しています。これはあくまで勝ち組になるための1つの道です。

負け組ってこんな人だと思います

勝ち組・負け組というのは結局のところ絶対的な線引がないために個々人の価値観となります。お金という絶対的なもので線引している人もいれば、幸せや不幸せといった精神的なもので判断している人もいます。「あなたが思う、負け組とは?」というアンケートが行われた時に回答に多かったキーワードは、以下の3つです。

■「不幸」
・常に自分だけが不幸だと考えてしまう人(女性/23歳/電力・ガス・石油内定)
・人生を悲観している人(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・学歴や収入があるのに人生を楽しめていない人(男性/21歳/情報・IT内定)

■「ネガティブ」
・毎日が憂鬱そうで、いつもネガティブな言葉しか出てこない人(女性/22歳/教育関連内定)
・劣等感がすごくある人(男性/22歳/運輸・倉庫内定)
・自分自身を周りの人と比べ、勝手に劣等感を抱いている人(女性/24歳/情報・IT内定)

■「努力しない」
・自分の生活に満足していないのに努力しない人(女性/21歳/団体/公益法人・官公庁内定)
・現状の不満を、周りのせいにして自分では努力できない人(女性/24歳/情報・IT内定)
・言い訳や愚痴ばかりで、頑張ろうとしていない人(女性/24歳/医薬品・化粧品内定)

■ずばり一言「ニート」

回答を見てみると勝ち組が精神的充実感が占めていたのと同じく、精神的な満足感がない人が負け組と見られていることがわかります。そしてこれらにある程度共通しているキーワードが 「行動を起こしていない人」 です。毎日憂鬱でネガティブシンキングであったり、努力せずに愚痴や責任転嫁している人が負け組と思われています。基本的にこういった方は何もしてないので結果も出ていません。当然ですが。それを改善しようと頑張っている人というのは例え貧しくとも充実しているように見られます。逆に言えば何もしていない人というのは 「文句ばかり垂れているくせに、テメーは何やってんだよ!」 と嫌悪感を持たれる負け組の象徴とも言うべき人なのです。一言で行ってしまうと卑しい人です。あなたの周りにも文句や愚痴ばかり言って何もしていない人はほとんどが負け組でしょう。人とは仲良くスべきであるという話もありますが、社会人となってくればそういった方とは縁を切ったほうがいいのは言うまでもありません。

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格差社会の負のスパイラル

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東大生の親の年収は950万円以上が半数以上  
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