定期預金と投資信託のセットは顧客だけが損するぼったくり商品

定期預金と投資信託のセットが人気

三井住友銀行の定期預金と投資信託の抱き合わせ商法

上記の広告はM社が掲載していた 「定期預金と投資信託のセット商品」 になります。商売というのはたくさん商品を買ってもらったほうが手数料がたくさん入って儲かるためにいろんな商品をセットにして売りますね。スーパーなんかでも良く見かけますね、野菜1コだと80円だけど、3コまとめ買いしてくれる人には200円に値下げしますといったセット売りです。

そんな感じで投資信託と ”慣れ親しんだ” 定期預金をセットで売る金融機関がたくさんあります。事実、定期預金の響きに引かれて妙な安心感を感じてセット購入してしまう人(主に高齢者)がたくさいます。しかしこのセットには消費者を騙すからくりがあるのです!

定期預金と投資信託のセットのからくり

【実際は全然高金利じゃない】
さて、上記の商品ですが、定期預金の金利は年4%になっています。かなり高い金利になっていて思わず手が出そうです。しかしこの金利はあくまで年率換算されたものです。ここで注意すべきなのは、金利の下に小さく書いてある 「3ヶ月のみの適用」 の文字です。そう!この4%の高金利は、実際に適用されるのは最初の3ヶ月だけなのです。4ヶ月目からは金利がガクンと下がってしまうしくみになっているのです。金利が低くなったから解約しようとしても定期預金ですから解約できません。もし解約できたとしても多額の解約手数料を取られてしまいます。しかも4%というのはあくまで税引前の数字ですから、実際は20%の源泉税が差し引かれて3.2%です。これも金利の下に小さく書いてありますね。指摘されなければ分からないような小さい文字です。

・(注意)高金利適用はわずかの間だけ
・(注意)高金利後の期間はほとんど金利はつかない
・(注意)定期預金のため、金利がつかなくても解約できない
・(注意)税金も考慮されていないことが多い
・(注意)結局たいした金利もつかないままお金を拘束されるだけ

【セットの投資信託がバカ高い】
定期預金の金利もデタラメですが、こういった特別金利の適用は金融機関の指定した投資信託を一定額以上買わなければいけないことが条件になります。その投資信託がバカ高いものしかないことがとても多いです。投資信託のコストのページで説明しましたが、投資信託の販売手数料は販売会社に入る収入源です。そのためこういった ”買わなければいけない状況” においては(足元を見て)販売手数料がバカ高い投資信託しか用意していません。具体的には販売手数料3.15%、信託報酬2.10%と言った投資信託です。こういった高コストの投資信託は買うだけで、4~5%の多額の手数料を払うハメになります。

・(注意)投資信託を一定額以上買わなければいけない
・(注意)買わなければいけない状況においては、バカ高いものしかない
・(注意)結局、買うだけで多額の手数料を取られる

例:200万円をこのセット商品につぎ込んだ場合
定期預金:
200万円の半分100万円が定期預金になる → 4%金利は3ヶ月のみ 
→ 実際は1%の1万円しか金利収入にならない → 税金が引かれて結局8,000円の収入
投資信託:
販売手数料3.15%、信託報酬2.10%といった高コストの投資信託を100万円も買うしかない
 → 買うだけで5.25%の手数料 → 実際52,500円の支出

定期預金:200万円の半分100万円が定期預金になる → 4%金利は3ヶ月のみ 

定期預金に安心する人がカモにされる

結局こういったセットの商品は、手数料がバカ高くなり、金利は総合的には低くおさえられるといったこちらにとって確実に不利な商品になっています。しかし金融機関である銀行や信用金庫にとっては、確実に儲かる ”おいしい商品” なのです。

ですが、こんな本音をぶっちゃけては誰も買ってくれませんね。じゃあどうするか?こういった顧客にとっては不利な条件であることを徹底的に分かりにくくするのです。そのために ”定期預金” という高齢者にとっては長年慣れ親しんで安心して買える商品と投資信託をくっつけたわけです。しかも高齢者が小さい字を見にくいことを逆手にとって、重要なことは小さな文字で書いてあるのです。たとえ、小さな文字でも書いてさえあれば、もし顧客から 「詐欺だ!」 と訴えられた場合にも言い逃れができるのです。いやはやよく考えたものです。こういったセット商品は、我々顧客のほう実際に損をして、「これは不利じゃないか!」と気づく頃にはもうやめてしまっているでしょう。まさしく詐欺の手口そのまんまですね。

・(注意)定期預金のような安心感のあるものにはトゲがある
・(注意)広告の端っこに買いてある ”小さな文字” に十分注意しなければいけない
・(注意) ”小さな文字” が書いてあれば詐欺ではない、訴えても絶対勝てない
・(注意)結局、自分で勉強して防衛するしかない

結論 : 定期預金と投資信託のセットは ”ぼったくり”

定期預金と投資信託のセットはぼったくりであることは明白に分かりました。では、何故こういったぼったくり商品がこうもいろんなところに出回っているのでしょうか?それは私たちはバカにされてカモられているからです!日本の教育ではお金について全く教えません。そのために日本人(特に高齢者)には金融知識が無く、そこにつけこまれてぼったくり商品が次々と生み出されているのです。ではどうするか?結局こういったものはなくならないので、自分で勉強して防衛するしかありません。金融機関にとっては 「騙された奴がバカ」 と思われています。私たちは騙されないように自己防衛するためにも勉強しなければいけません!

結局こういった商品を買うのは、騙された奴がバカなのです
騙されないように勉強しましょう!

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参考 : セット商品を売っている金融機関

三菱東京UFJ銀行 ウェルカム・セレクション 退職金活用プラン
新生銀行 資産運用スタートキャンペーン
みずほ銀行 みずほマネープランセット
りそな銀行 りそな資金運用プラン, 退職金きちんと運用プラン
埼玉りそな銀行 りそな資金運用プラン, 退職金運用プラン
横浜銀行 退職金専用プラン
足利銀行 退職金専用資産運用プラン
千葉銀行 退職金運用プラン バランスプラン
北越銀行 ホクギン資産運用パック「夢アセット30・50・70」
八十二銀行 八十二 セカンドライフプラン
栃木銀行 とちぎんマネーライフ応援プラン
神奈川銀行 資金運用パック 『かなぎん春のベストセレクション』
長野銀行 セット運用プラン
三菱UFJ信託銀行 豊潤パッケージ, リタイアメント・サポートプラン プランB, C
みずほ信託銀行 新人生運用パッケージ
中央三井信託銀行 Aプラン ソリューションパック, 退職者用 Aプラン ソリューションパック
城北信用金庫 城北パッケージプラン(投信型)
千葉信用金庫 ハイブリッドプラン
埼玉縣信用金庫 さいしん運用プラン「三ツ星」

もちろん、全てがダメというわけではありません。中には良心的な商品があるかもしれません。しかしどれが良心的な商品で、どれがぼったくり商品なのかは、ご自分で判断できるぐらいの知識と眼力をもってください。

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投資信託のコスト(手数料) 投資信託のリスクとは
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