FX負け組の共通点:ルールがない!損切りしない!損が拡大するだけ

運用スタイルがすべてを決める、アレは絶対ダメ

FXで勝つにはどうしたらいいか?勝ってる人、負けてる人永遠の課題です。なかなか勝てる手段は見つかりません。そういった悩みを少しでも解決するために、FXで勝っている勝ち組と負けている負け組の傾向を分析することで少しでも自身の向上につなげましょう。FXに関してはいろんなサイトや雑誌で統計が取られており、勝ち組・負け組の傾向が導き出されています。例えばZAIや日経マネーといったところでの統計では、昨年の利益率が+20%以上を勝ち組、-20%を負け組として分析を行いました。その結果、年齢、職業、年収、金融資産の項目ではあまり差は出ないということでした。決定的な違いはFXの運用スタイルにあったのです。特に、絶対やってはいけないことがあります。そう、損切りしないことです。

損切りしないのは絶対にダメ、損が拡大するだけ

FXは自由度の高い取引のため、ルール無しで取引をすることができます。ロスカット制度があるために追証なんてこともありません。だからというわけか、ルールを決めずに取引する人が多いです。しかし無闇矢鱈に取引しても勝てません。例えばFX勝ち組はFX取引ルールを厳しく定めています。FX勝ち組はだいたい3割の方が取引ルールを完全に定めて絶対に守る、さらに4割の方がケースによっては変えるが基本的にはルールを厳守するという意思を示しており、ルール無しの方はあまりいませんでした。

対して負け組の中でルールを作って厳守している人は1割しかいません。しかもルールがないのをそのまま放置しているのです。正直言ってコレは危険です。特に損切りルールです。負けている方は損切りしないで損失を拡大させてしまうのが特に多いです。例えばポジションが-3万の含み損を出していて、それを認めたくないがために逆指値をずらして、結局暴落の底で-10万とか-20万とかで切ってしまうパターンなどです。最初から-3万になったら損切りするとルールを決めておけば-20万などはなかったわけですね。でも損切りして相場が反転したらどうするんだ?と考えると損切りできない。それを繰り返していたら何時まで経っても勝てないわけです。下のチャートで買いポジションを損切りしなかったらどうなるか考えてみましょう。一度過去のチャートや自分の過去の売買で、損切りしたケースとしなかったケースでシュミレーションしてみるといいです。損切りしないと損失額がとんでもないことになってしまいますから。

負けてからの行動が最も大切

そして、損切りをしてからの行動が最も勝ち組になれるか、
負け組になるかの最大のポイントになります。

パターンは2つです。そこで反省して次から損切りを入れることを徹底するか、誰かのせいや見ないことにして同じ失敗を繰り返すことになるかがです。FX勝ち組は損切りは自分のミスと考えます。自分のミスだから自分で責任をとってその損失を受け入れます。そしてまた同じことを繰り返さないようにその反省をし、次の取引に活かす経験にするのです。まさに失敗は成功の素、金持ち父さんが言っている 「失敗することは財産だ」 というフレーズのとおりですね。学習しておけば、また似たパターンになったときに同じ失敗を避ける事ができますし、逆方向に取引をして利益を出すことだってできます。経験は利なりです。

対して負け組は自分のせいではないと言い張ります。例えば、「クロス円が暴落してロスカットされたのは日銀が介入しなかったからだ!介入しなかった日銀が悪い!俺のせいじゃない!」 という感じです。損をしたのは自分ではなく、自分ではない誰かだ。俺は悪くない。だから反省する必要もない。こう考えてしまうのです。そうすると同じ失敗を繰り返してしまいます。学習していないのですから。負けを認めるのは非常に辛いことですが、勝ち組となったものは誰しもがそれを体験して乗り越えてきたのです。負けから目をそむけて学習せずに他人に責任転嫁して同じ事を繰り返す。これで負けないほうがおかしいですね。

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