トラップ・リピート・イフダン注文を利用すればかなりの勝率を叩きだせる
注文を複数に分散し、相場を面でとらえる考え方
このページでは、ちょっと特殊な注文方法であるリピート・イフダン注文の発展系であるトラップ・リピート・イフダン注文について解説します。この注文方法は、リピート・イフダン注文と同じくマネースクエアのオリジナル注文方法です。かなり特殊な注文方法なのですが、マスターできれば寝ていてもリピート・イフダン注文以上に運用ができる夢のような方法なので、是非理解して、マネースクエアで活用しましょう。
さて、トラップ・リピート・イフダン注文とは英語で 「trap repeat if done」 とあらわされます。ここのtrapというのは相場を面で捉えるという表現を理解しなければいけません。相場を面で捉えるというのは、レートの一点だけを狙うのではなく、複数の注文を分散して総合的に狙ったレートで約定させる方法です。左下の図では、注文が1つだけなのでその注文が約定しないとチャンスを逃してしまいますね。しかし注文を複数に分散しておけば、すべてとはいかないまでもどれかは約定し、チャンスを逃すことはありません。これが相場を面で捉えるという考え方です。
トラップ・リピート・イフダン注文とは
上記の ”相場を面でとらえる” という考え方はチャンスを逃すことが少ない方法です。しかし、その反面何回も注文をしなければいけないという手間がかかってしまいます。そのため有効な方法ではありながらも、あまり使う人はいませんでした。しかしその手間を解消し、相場を面で捉える方法を可能にしてくれたのが、マネースクエアのトラップ・リピート・イフダン注文です。
このトラップ・リピート・イフダン注文は、あらかじめ値幅を決めた注文をすることで何度も注文する手間を省き、複数の注文を1度にできるという非常に効率がよい注文方法です。複数の注文を出すので、どれかは約定しチャンスを逃すことはありません。さらにリピート・イフダン注文と同様に、1度注文すれば同じような値段になったときに自動的にIFD注文をリピート(繰返)してくれます。注文が1つだけのリピート・イフダン注文より収益のチャンスを得ることができる非常に効率のよい注文方法といえるでしょう。もちろんこのトラップ・リピート・イフダン注文もマネースクエアが特許をとっているのでマネースクエアでしか使えません。
もちろん逆指値(ストップ)注文で損失は最小限
『 IFD注文は利益確定か損切りのどちらかしか選べないはずだろ? 』
『 もし、予想と逆に動いたら損失がどんどん大きくなるんじゃない? 』
勘の鋭い方は、このトラップ・リピート・イフダン注文の話を聞いて ”IFD注文” の弱点を気にするでしょう。IFD注文は決済方法が利益確定か損切りのどちらかしか選べないので、予想と逆に動いた場合に損切りができないの可能性があるのです。特にトラップ・リピート・イフダン注文は複数のポジションをもつために損失の額も大きくなりがちです。ですが、その心配はありません。マネースクエアは、このトラップ・リピート・イフダン注文に対してもストップ注文ができる機能を追加してくれました。これにより、もしレンジ相場が終わってしまった場合でも、しっかりと損切りをすることができるのです。トラップ・リピート・イフダン注文というよりも、トラップ・リピート・IFO注文といったほうがいいかもしれませんね。
トラップ・リピート・イフダンの破壊力を見よ!
実際にトラップ・リピート・イフダン注文がどれだけの成功を出しているのか実証のデータを見せましょう。上昇傾向が続いている豪ドル円、ユーロ円にトラップ・リピート・イフダン注文をしかけてみました。上の図は注文画面になります。図のように一度の注文でいくつもの注文を一度に出せるのが魅力です。この注文はキャンセルするまでずっと有効であり、ポジションが決済されればまた同じ注文が指されます。例えば85.44買いという注文がヒットすれば86.44の決済注文が出されます。そして86.44で決済されれば、また85.44買いの注文が指されるのです。上の図では、通貨ペアをAUDJPYに設定してトラップ刻み幅を50pips、利益確定幅を100pipsにして注文をしました。右の注文内容には、50pips刻みで85.88-85.38-84.88-84.38-83.88-83.38-82.88-82.38と買い注文が入っているのがわかりますね。しかも期間は年末年始で動きが少ない12月~1月中旬だけです。たった1ヶ月で、トラップ・リピート・イフダン注文はどのような結果を生み出したでしょうか?
上の図はトラップリピートイフダン注文を年末年始で動きが少ない12月~1月中旬だけで設定した結果です。見てください、一度のマイナスもなく買いの注文がどんどん利益確定されていますね。ユーロ円では132.84で買って133.87で利益確定10,000円の利益。132.34で買って133.37で利益確定10,000円の利益。131.84で買って132.87で利益確定10,000円の利益。3pipsの誤差があるのは、このトラップリピートイフダンには毎回3pipsの手数料がかかるからです。しかし、そんな手数料なんてくれてやれ・・・と思えるほどの莫大な利益を生み出しています。この画像だけでは下にある利益確定画面が表示しきれないほど儲かっていたのです。その利益総額は30万円をかるく超えています。まだ利益確定しておらず含み益のポジションも合わせれば40万円の大台を超えてしまいます。
しかもこのトラップリピートイフダン注文は、1度注文をするだけで24時間何回でも自動的にリピート(繰り返し)注文が指されます。私がやったのは通貨ペアをAUDJPYに設定してトラップ刻み幅を50pips、利益確定幅を100pipsにして注文をしただけです。他にはなんにもやっていません。ほったらかしです。正月なんて、仕掛けていたのを忘れていたぐらいです。しかし1ヶ月後の1月中旬に、そういえばトラップリピートイフダン注文どうなったかな?・・・と見てみたらこんなに利益をたたき出していたわけです。
余談ですがこのトラップリピートイフダン注文がこんなにも成功するのは、ほったらかしだからと言えます。どういうことかというと、自分でやっていれば感情が働いてきちんと注文やポジション管理ができないからです。実は12月の半ばごろに大幅な円高が起こりました。豪ドル円やユーロ円は実に4~5円も円高になったものです。そんなときに自分で買いポジションを持っていたらどうなるでしょう?おそらくどんどん膨らむ含み損に耐えられないはずです。耐えられたとしても怖くて新しい買い注文を入れることもできません。感情が内在する裁量トレードでは、感情に左右されてきちんと取引できないのです。その点このトラップリピートイフダン注文は最初に注文を入れておけば、後は勝手に決済まで自動的にやってくれます。機械は感情なんてありませんので、冷静な注文や決済がなされます。
また、2012年1月から店頭FX・CFD取引の税制が改正され、くりっく365と同じ申告分離課税の一律20%課税になりました。これまで総合課税で最高50%も取られていた状態から大きく改善されており、これまで税率が高くて二の足を踏んでいた高額所得者の方にも大きくオススメできるようになりました。これでトラリピで何千万稼ごうが、何億円稼ごうが20%だけの税金で済むようになりました。ますますトラップリピートイフダン注文が有効な時代になってきたのです。