絶望してどんどん自殺していく・・・格差社会ニッポンは自殺大国でもある!

格差社会になって自殺者は急増した

格差社会が拡大していき、自殺者も増加している

上の図は、日本の自殺者数の統計を年度で表示したものです。ご覧のように20世紀の間は自殺者数が2万人で抑えられているのですが、格差が拡大し、 ”格差社会” が叫ばれる21世紀になると急激に自殺者数は増加し、その数は1年で3万人を超えるものになります。特に急激に増加した1998年には山一證券、北海道拓殖銀行、三洋証券、など大手の金融機関の破綻し、日本はどうなるんだという悲観論で一杯だった時期です。そのため経済的問題や、失業などで失意のドン底状態だったために非常に自殺する人が増えたときです。

しかしそれは1998年だけのはずで、日本は2002年ごろから 「戦後最長の景気拡大期」 があったはずです。しかし自殺者は一向に減らずむしろ増加している傾向にあります。このことから、いかに日本の負け組の層には希望が与えられていない状態になっていることがわかります。

高齢者ほど高い自殺

上の図は、自殺者を年代別に分けたものです。ご覧のように年代があがるほど自殺者が増えていくのがわかります。これはリストラなどで失業した中高年の人が、再就職する希望などをもてず絶望したりするケースが多いためです。この年代の人たちは 「いい会社にいることが人生の成功」 と教えられている世代なので、格差社会の生き残り方を全く知りません。それに加えて、格差社会の日本においては一度ドロップアウトした人を救済する制度があまりにも少ないために、絶望してしまう人が多いのです。

また、高齢者に隠れてしまっていますが、20~30代の自殺者も過去最高を更新しています。20代30代で亡くなられた人の死因のTOPが”自殺”になってしまっているのです。20代では病気などで死亡する確率が最も低い年代であり、自殺者の多さが際立っています。20 代30代の人は精神的問題を軽視されがちで、なおかつ問題になっているネットカフェ難民やワーキングペアの人が多く、前述の中高年のように救済される制度が全く無いために、こちらも絶望してしまうのです。

日本は先進国の中で自殺率NO1

世界の国の自殺率、日本は先進国の中ではダントツに自殺率が高い

上の図は視察率の国際比較をしたものです。戦争時代などによって自殺率が変わっていますが、最近の動向をみてください。日本の自殺率は超格差社会の韓国と同レベルで先進国ではぶっちぎりのナンバーワンを誇る水準です。とても不名誉なものですね。同じ先進国で格差社会であるアメリカでも自殺率は日本のはるか下の水準です。またロシアヤハンガリーといった国は新興国であり政情不安定であったり、戦争が起こったりしているので一概に日本とは比較できません。こうしてみると、日本は先進国にあっては異端なほどに自殺率が高いのです。特に格差が広がり始めた20世紀の終わりごろから急速に自殺率は増加しているのです。下の内閣府が発表した表からも、先進国の中でも20代の若者の死亡原因が自殺でTOPなのは日本だけです。まさに先進国でも最低なのです。

格差社会の代表アメリカよりも多い自殺

同じ格差社会でも日本とアメリカの自殺者は全く違う

よく格差社会を話題にするときに、日本はアメリカに比べたら格差が少ない平等な社会だという評論家がいます。しかしアメリカと日本の自殺者を比較してみると驚くほど違いが出ます。アメリカといえば、自由主義で世界一格差がある国とも言われますが、その自殺率は20%程度でおさまっていて、体が弱ってきたり病気がちになったりして、先行きに明るさがみえなくなった高齢者の自殺率が高くなるだけです。しかし日本では高齢者の自殺率も高ければ、働き盛りのはずの中高年の自殺が非常に多いのです。これはいかに格差社会において、日本の中高年が絶望しているかを表しています。

自殺の最大の原因が ”絶望” であるのは理由がある

これまでいかに日本の自殺率が諸外国から見て、ひどい状況なのかを説明してきました。その中には一種の共通ワードがあります。それは ”絶望” です。特に自殺する割合の高いところほど、この絶望によって生きる気力をなくした人たちが死を選んでしまう傾向があります。しかし格差社会にとって、こういった絶望する人が多くなるのはある理由があります。

それは負け組が絶望すればするほど、勝ち組にとって都合がいいということです。なぜそのようなことが言えるのか、これは勝ち組が負け組の下克上を恐れているからです。勝ち組にとっては自分が蹴落とされるかもしれませんので、負け組にはがんばってほしくありません。そのため今、社会を作っている勝ち組は負け組が絶望し、成り上がりを目指さない環境を意図的に作っているのです。このような社会になれば、負け組は絶望し成り上がりを諦めるので、勝ち組は安泰になります。そのような社会を今、作っている最中なのです。だから今政府は、本腰を入れて格差社会是正や自殺予防を行わないのです。すべては今の勝ち組が安泰し、負け組が絶望する社会を作るためです。

格差が固定して負け組が絶望すれば、
成り上がりをすることが無くなり
下克上を恐れている勝ち組は安泰になる
勝ち組に都合のよい社会にどんどん変わっていく

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